伊佐夫@一乗寺_天下一品総本店の東約50m:塩味TEN麺

どう?このキャラ。
可愛い?不気味?
いずれにしても、強烈なインパクトがある。
はたして、魚なのか、鶏なのか。足に生えている蹴爪は、正に鶏。しかし、その背びれはシッポのようにも見える....。

佐藤商事の「マーシャン」に、今はなき「ラーメンひよこ」@中書島の涙目チキンロゴに、中華料理ハマムラを足して3で割ったところに、更に独特のセンスを加えたなんとも「桃田」なロゴマーク。
コレが店中に一体何匹いるのか、数えてみたくなるようなちょっと面白いお店が、先日の10月10日に、一乗寺にオープンした。


そうです。場所はまんま、あの「ラーメンなかにし」跡。


今のところ、メニューは超シンプル。ラーメンは塩味の「TEN麺」一本のみ。
「取り敢えず、出しときゃ、いいや。」というスタンスのお店なら、味玉付きに「もう暫くお待ちください」のステッカーは、貼らないだろう。
というわけで、「塩味TEN麺」を注文。


鉢は底の深い独特な形状。麺茹で器の上で十分に温められて提供される。タレとスープを貼る前に、まず器自体をきちんと温める。そういう姿勢を製作工程の中にキチンの位置づけているお店は、食べてみて「当たり」であることが多い。


して、その器のナカミ。
まず、「あっさり塩」な清湯系のスープに潜む、複雑な味わいをたたえたスープの妙。コレが素晴しい。
鶏の出汁、煮立たせることなく静かにとった出汁から浮かび来る鶏脂の旨味をベースに、ぎょうさん使てる昆布の出汁、これらのグルタミン酸系がブワァ~っと来る。その出汁は、ほどよく塩ダレで調味され、また、スライスされた鷹の爪の辛みによるキレ、焦がしネギ等で香りを重層化させている。
東京文化圏的で近いところを表現するなら、参宮橋の「麺屋 空海」のような味わい。
しかし、そのオリジナリティはサングーバシのメンヤクーカイのコピーに留まってはいない。
面白いのは、麺。


今のところ、調べてみた情報に依ると、自家製麺らしい。しかし、問題は自家製麺であるかどうかじゃなくて、喰ってみてどうか、である。なんとも独特な、ちょっと軽さも感じるような、さっくりとした食感の平打ち麺。
何でもかんでも「麺は細めの低加水ストレート」なトラディショナルな京都ラーメンに、「ホンマにそんでええのん?』と問い返すような、スナック的な軽~い食感を持つ。
訪れたこの日、距離としてはたった50mあるかないかのところにある天下一品総本店には、お昼時を過ぎてもなお長い行列が出来ていた。しかし、その行列に並ぶ人たちは、本当に「天一のコッテリ」を望んで行列に並んでいるのだろうか?

天下一品総本店からちょっと東に逸れたところに、素晴しい塩ラーメンを食べさせてくれるお店が出来たことを、今回はご報告する次第である。


ソレにしても、このキャラクターデザイン、面白いねぇ...。


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【伊佐夫】
11:00~14:30  17:30~20:30
月曜日定休(月曜が祝日の場合は営業)
京都市左京区一乗寺樋之口27 コーポラス禅1F
P:2台

伊佐夫
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コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
月曜定休? (kamu_ro)
2010-10-18 00:11:01
来週、日曜日の昼狙い。
 
 
 
月曜定休らしいです。 (呈蒟蒻)
2010-10-18 20:06:40
カムロはん>
食べログによれば、月曜定休だそうです。
「麺面日記」での向日葵との比較レポ、早く読みたいなぁ~w
 
 
 
ギク(-_-;; (月 旧一)
2010-11-04 22:49:16
現在、ガカーイシーズンちうにて記亊書けません(^^;;
12月中旬以降になつて氣力が殘つてゐたら・・・(爆)
 
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