ラーメン悟空 大久保店

国道24号線大久保バイパス城陽平川交差点北西角にある悟空のことだ。お店は大久保店と名のるが地図で確かめると城陽市内であるので、果たして宇治だったっけ?城陽だったっけ?となるわけだ。立地条件的には非常に目立つところにこれまた非常に目立つ大きな黄色いカンバンがあるので、別にラーメン好きでなくてもお店の存在を知る人は多いだろう。

また、大久保店にはパスタラーメンという登録商標のメニューがある。このパスタラーメン700円を注文すると、「パスタなので茹で時間が10分ほどかかりますがいいですか?」とたずねられるが、実際はそんなに待っている感じがしない間に運ばれてきた。

パスタというからにはスープスパゲティよりのアレンジかと想像していたのだが、意外にもラーメン然とした姿だ。

そのパスタは普通のスパゲティよりも幾分細めで少し平べったいというか断面が楕円形をしているというか、フェデリーニって言うんだったっけ?(誰か教えて下さい)とにかくそういったものだ。食べてみるとスープはこのお店の標準的なメニューであるこってりスープの悟空ラーメンと同じ鶏ガラを強火で煮出したスープを醤油ダレで割ったもので。目立った特徴はない。具もモモ肉チャーシュー、メンマ、ネギといったラーメンとして標準的な陣容に、生の人参と水にさらしたような感じのタマネギが少々添えられている程度。肝心の麺として存在するパスタは中華麺と比較すれば表面がなめらかな分、実は普通の中華麺の方がスープによく絡む。悟空のあの粘度の高いコッテリスープだから辛うじてパスタが麺として成立しているともいえる。商標登録までしてパスタラーメンを名乗るなら、思い切ってもっとイタリアン的方向にアレンジし、それ自体は結構おいしい今の鶏ガラコッテリスープをベースにアサリかホタテといった貝類を具にして、またスープの風味にもその貝類のダシを加え、ネギとメンマはやめにしてオレガノ等のスパイスも加えて、今の「麺にパスタを使ってみた悟空ラーメン」じゃなくて、「悟空の鶏ガラこってりスープをうまく使ったスープパスタ」に仕立てた方がいいように思う。(これ、自作のアイデアとして使えそうだ。)ところがこのパスタラーメンには100円増しの800円で「トマト風味」というのがある。「タバスコハバネロ・パルメザンチーズ等をトッピングして、味を楽しんで下さい」とメニューにも書いてある。思い切ったイタリアン指向を求めるならトマト風味を選んだほうがいいのかも知れない。いずれにしても「普通の」パスタラーメンはやはり、パスタを使ったラーメンらしい一品ではあった。
さて普通のラーメンの方であるが、鶏ガラこってりの悟空ラーメンの他、白菜甘旨醤油ラーメン、オーソドックスな醤油ラーメン、カレーラーメン、みそラーメンと豊富なバリエーション。普通のラーメンは太麺・細麺が選べる。サイドメニューも充実しているし、ウーロン茶、大根キムチは無料サービス。

ジャンボラーメンを所定時間内に完食すれば飲食代無料+賞金が出、またコレまでの新記録を更新すれば1万円がもらえるという大食いコンテストにチャレンジできる。などなど、基本のスープは名門チェーンとかなり似ているが、多彩なメニューやサービス品、大食いコンテスト等のサービスは悟空ならではだと思う。(2002.9)
【以上、当時の記事。以下、当日に撮影していた画像。】

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