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神田さんから届いた自作ラーメン試食キット「たまり醤油・ネオクラシカル中華そば・トリトン丼の素」セット@イエ
今年の八月に自作した「 冷たいラーメン鯵ごはんセット」は、彼に送りつけておいた。彼とは十数年のあいだ、自作したラーメンを贈ったり贈られたりしている。
尤も私の場合は、長い間ラーメン自作に取り組まずにいたブランクがあったりするが、彼の方はきっとお店に食べに行くより自分で作る頻度の方がはるかに高く、そんなことからやがてメディアにも取り上げるようになり、テレビ出演はもちろん、並いるプロが挑戦するラーメンコンテストであっさり優勝したりするキャリアもあり、東京を中心とするラーメン業界人の間に彼の名を知らぬ者はいないと言っても違いないような人物だが、それでも「自分はアマチュア」だと、あくまで「自作ラーメン」というスタイルを貫き通している人物だったりする。
そんな彼から、ふと試食キットが送られてきた。スープ、麺とも二種。あとはチャーシュー、メンマ、ネギ油に「トリトン丼の素(味付けそぼろ)」。(前回送ったキットに鯵ご飯用の鯵フレークを付けたからか???)
尤も私の場合は、長い間ラーメン自作に取り組まずにいたブランクがあったりするが、彼の方はきっとお店に食べに行くより自分で作る頻度の方がはるかに高く、そんなことからやがてメディアにも取り上げるようになり、テレビ出演はもちろん、並いるプロが挑戦するラーメンコンテストであっさり優勝したりするキャリアもあり、東京を中心とするラーメン業界人の間に彼の名を知らぬ者はいないと言っても違いないような人物だが、それでも「自分はアマチュア」だと、あくまで「自作ラーメン」というスタイルを貫き通している人物だったりする。
そんな彼から、ふと試食キットが送られてきた。スープ、麺とも二種。あとはチャーシュー、メンマ、ネギ油に「トリトン丼の素(味付けそぼろ)」。(前回送ったキットに鯵ご飯用の鯵フレークを付けたからか???)
せっかく贈っていただいたのだから、ラーメンとトリトン丼はセットで食すべしだろうと、調理に取り掛かる。と、ラーメンとトリトン丼の調理行程を同時に考えていく必要があることに気づく。今回はまず、トリトン丼を先に完成させた上でラーメンの調理に取り掛かることにした。こういうことを実際にやってみると、実際に営業しているラーメン職人が(特にワンオペだったりすると)どのように現場の調理手順を組み立てる工夫をしているかが実感できるものだ。卵黄は冷蔵庫にあった卵、ネギは庭から摘んできたものを使用。ほんで、ブラックペッパーふりふり。トリトン丼の素はそれだけでゴハンと好バランスになるようチューニングされている!
コチラ、「たまり中華そば」。半熟煮卵・ナルト・ネギ・小松菜は自前で用意した。
タイトル通り「たまり醤油」の醤油感が味わう中で貫き通っている感じ。それにしても、ネガティブな要素は全くなく、よく洗練されている。この味わいに「どこそこのお店の味に似ている」という言葉は、見つからない。
タイトル通り「たまり醤油」の醤油感が味わう中で貫き通っている感じ。それにしても、ネガティブな要素は全くなく、よく洗練されている。この味わいに「どこそこのお店の味に似ている」という言葉は、見つからない。
麺は二種ともストレートの中細麺。見た目の違いは、ないに等しい。
そして二杯目「ネオクラシカル醤油」。前回送っていただいた時の「永福町大勝軒オマージュ」のアップグレード版か。盛り付けは彼自身が作ったものの画像を参考に整えてみた。
コチラもやはり、非常に洗練された味わい。前にいただいた永福町大勝軒オマージュのアレよりもずっと研ぎ澄まされた感。しかし、ヒトは天邪鬼なもので、ココまで洗練されたというかネガがないというかクセがないというか、もう完成の極みにさえ行っているようなものを味わうと、却ってネガティブなクセのようなものにキャラクターを求めたくもなるものだ、と、そんなことを食べてみて初めて感じたのがこのラーメンだった。いうまでもなく、味わい、カホリ、いずれも非常に高く、それはもはや「原価率」の制約の中で作られる業務用ラーメンの枠のものではない。
しかし、実のところは、いくら「自作ラーメン」といえど、原価率をいつまでも度外視していては、実は「作り続けること」そのものが難しくなってくるものなのだ。そして、小ロットがどうしても前提となりがちな自作ラーメンでは、どうしたってプロがお店で作るラーメンのように食材を「仕入れ値」で手に入れることは難しい。この課題の解決策としては、知り合いのラーメン店主さんから「ちょっと、分けて。」とお願いするのがあるが、コレって、たまーにだったらいいかもだろうけど、根本的にはそのお店の算盤勘定においては迷惑な要素になるものだと思う。
で、自分なりに、あちこちのスーパーをしらみ潰しに探し歩いてなるべく安くで豚骨や鶏ガラの、しかもなるべくいいヤツを手に入れるルートを探す。その苦労も、また自作ラーメンの楽しみのうちの一つと言っていいかもしれない。麺に使う小麦粉だってそうだ。知り合いの麺屋さんから、少し分けてもらうのは、たまにはアリなのかもしれないが、自分の場合、ラーメンの自作に取り組むのはとにかく不定期で、その時その時に使い切れる分量だけを確保しようとすると、結局500gとか1kg単位の買い物が普通になる。
けれど、こうして実際にラーメンを作ってみることで、初めて体験的に分かってくることは、いっぱいある。そうした体験があるのとないとでは、ラーメンをどうこう云うに当たっては、やっぱり違うと思うのだ。
インターネット黎明期に、そもそもラーメンサイトを立ち上げようとした時に考えたのがそこだった。ネットの上でラーメン語るなら、自分で、多少でも、ある程度のラーメンは作る技術はあって然るべしではないのか、と。
で、仕事が忙しい時期はなかなかできないけれど、いざ自由時間ができた時に心ゆくままにラーメンを作る時間は「最も夢中になれる趣味の時間」であることは、今もって何ら変わりはない。
神田さん。今回も素敵なラーメンありがとうございました。
今度は、僕の番です。うふふ。
しかし、実のところは、いくら「自作ラーメン」といえど、原価率をいつまでも度外視していては、実は「作り続けること」そのものが難しくなってくるものなのだ。そして、小ロットがどうしても前提となりがちな自作ラーメンでは、どうしたってプロがお店で作るラーメンのように食材を「仕入れ値」で手に入れることは難しい。この課題の解決策としては、知り合いのラーメン店主さんから「ちょっと、分けて。」とお願いするのがあるが、コレって、たまーにだったらいいかもだろうけど、根本的にはそのお店の算盤勘定においては迷惑な要素になるものだと思う。
で、自分なりに、あちこちのスーパーをしらみ潰しに探し歩いてなるべく安くで豚骨や鶏ガラの、しかもなるべくいいヤツを手に入れるルートを探す。その苦労も、また自作ラーメンの楽しみのうちの一つと言っていいかもしれない。麺に使う小麦粉だってそうだ。知り合いの麺屋さんから、少し分けてもらうのは、たまにはアリなのかもしれないが、自分の場合、ラーメンの自作に取り組むのはとにかく不定期で、その時その時に使い切れる分量だけを確保しようとすると、結局500gとか1kg単位の買い物が普通になる。
けれど、こうして実際にラーメンを作ってみることで、初めて体験的に分かってくることは、いっぱいある。そうした体験があるのとないとでは、ラーメンをどうこう云うに当たっては、やっぱり違うと思うのだ。
インターネット黎明期に、そもそもラーメンサイトを立ち上げようとした時に考えたのがそこだった。ネットの上でラーメン語るなら、自分で、多少でも、ある程度のラーメンは作る技術はあって然るべしではないのか、と。
で、仕事が忙しい時期はなかなかできないけれど、いざ自由時間ができた時に心ゆくままにラーメンを作る時間は「最も夢中になれる趣味の時間」であることは、今もって何ら変わりはない。
神田さん。今回も素敵なラーメンありがとうございました。
今度は、僕の番です。うふふ。
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