2022北海道へ #19_JR釧網本線南弟子屈駅舎跡

硫黄山を出てから別海町方面に向かう途中、ナビ(=GoogleMaps)に「ひまわり畑」が出てきたのでなあんとなく道草してみることにした。

行ってみるとそこは「釧路圏摩周観光文化センター」と、具体的にはそういう地名の場所で、そうはといっても観光客然とした人は何処にもいない。ただ、地元のおっちゃんたち数人が刈払機での草刈作業の休憩中だったらしく、駐車場に入って行く我々の車をじぃ〜っと見ていた。
で、結局「ひまわり畑」は見つからなかったのだが、そこには「南弟子屈」と書かれた車軸を失った旧国鉄当時の車掌車が放置されていた。
いや、より正確にいえば、車掌車を駅舎として用いていた南弟子屈駅の遺跡といったところだろうか。
その南弟子屈駅、2020年3月のダイヤ改正で廃止となったそうな。
本当に、観光文化センター駐車場の傍らにこんな感じで置いてある。コレは展示なのか、いや、放置であろう…。まあ、今さら何かの役に立つというものでもないであろうし。
どっちが前でどっちが後ろかわからぬが、とりあえず撮っておく。車掌車として現役だった頃はどんな型番だったのだろう?
反対っかわ。窓の置き方がアッチと違うね。
この窓から中を覗くと、かつての客車に使われていた「サボ」=行先表示板がいくつか掲示してある様子が確認できた。
さらにかつての写真、現役時代の駅表、「種市佐政」という人物について展示されているがコレらは複製で、より具体的には摩周観光文化センターに足を運んだ方が良さそうだ。
それにしても廃線が次々と進む北海道内、こうした鉄道遺跡はあちこちにあって、それ自体は特に珍しいものでなくなりつつある気がしている。ここに鉄道があって、交通インフラとして重要な役割を担っていた歴史を保存しておくことは、後の世代に伝えて行くため必要なことではあるとは思う。

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