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麺屋 猪一@寺町松原上ル:支那そば 白
2013年8月9日。
このお店、ちょっと気になるものがあって、行ってみた。開店したのは先月の7月3日だそうだ。開店してほぼひと月。一定、店内のオペレーションなども落ち着いてきた頃ではないだろうか。この日バイクで訪れたのだが、寺町界隈って四輪車用コインパーキングにはこと欠かないが、バイクだと合法的に駐輪できるところがなかなか無く、結局ココに置くことにした。五条通りから、松原通までを歩いて北上することになるが、たかだか700m程度。知れてる知れてる。それにしてもバイク乗りな人にはこのサイト、非常に重宝するのでPCやスマートフォンのブラウザへのブックマークをお勧めする。
一人で訪れたので、カウンター席に通していただく。目の前にはメニュー表。結構横長で、いつもこのブログの画像で標準サイズとしている横640ピクセルだと、ちょっと字が読みづらいかも知れない。
で、画質落としてでも字が読めるように。
支那そば・鶏そば・和牛そば...濃い口黒醤油の黒...白醤油ダシ風の白...具体的な違いについて、メニューを見ただけではイメージできなかったので、スタッフに 支那そば・鶏そば・和牛そばの違いについて尋ねてみた。すると、スープと麺はすべて共通で、トッピングに盛る肉が「支那そば」では豚、「鶏そば」では叉鶏、「和牛そば」では「ウシ」となりますとのことだった。ということは、あとはシロとクロの違いか、なるほど。
ちなみに昼営業の時間帯には、それぞれちょっとお得なランチメニューがあった。
あと、ご飯ものといくつかの個性的なサイドメニュー。
そして、夏季限定メニュー。
うーむ。ひとしきり考えあぐねた結果、 スタンダードな「支那そば」を「白」で注文。
しばし、眼前にみえる厨房の様子を観察。ダシはIHの小鍋から取り出し、ダシと、タレと、アブラを重ねるスープのトータルな調整と、具材の盛りつけはすべてここでやっている模様。
で、四角い盆にお箸とレンゲ、そして小さく刻んだ柚子皮を添えて出してくれる。
「猪一」という店名から、先に訪れレポートなさっている八朔さんと同様、私も井手町や旧京北町にあるあの手のヤツを想起していたが、目の前にこのラーメンが出てきたとたん、ああ、コレはあの手とは全く違うジャンルだと感じた。
それは、イノシシがどうこうとかとは全く別世界の非常に上品な清湯。「白」はナルホドダシの深い旨味を感じさせてくれる。が、動物系も節系も煮干しの類いも、おしなべて突出したものが無いトータルバランスの高さ。コレに海系和風な香りで圧倒してくれたら、もう絶品かも知れない。そして、あっさりとしていながら香味油オオメで口の周りに結構まとわりつくのはちょっと気になった。しかしコレは匙加減一つでどうにでも出来ること。
「鶴武者」のあのメンマよろしく繊維の方向と90度の関係で仕込まれたメンマは、繊維の方向に逆らわずに歯を入れると、それがメンマであることが信じられないくらいあっけなく裂ける。しかし、全体を噛んで味わえばそれは確かに、メンマのそれ。面白い。
味玉は、結構ハッキリとした味付けが施されていて、あっさりとしたスープの中では結構味付けの強さを主張する。
お好みで、スープに加えてくださいと小皿に添えられた柚子皮。爽やかな柑橘香で変化を付けて楽しめる。
トータルとして、ぜひリピートしたいと思えるお店であった。それとともに、味わいながら思い出したのは、かつて東京で食べた「支那そば八雲」の記憶に残る、いわゆる「浜田山たんたん亭」系列のあの味。
ところが、この日のメニューを見る限り浜田山たんたん亭にお約束と言っていいだろうはずの「海老ワンタン」がメニューに見当たらないのはナンダカナァ~?という疑問を胸に秘めつつ帰宅。
あらためて、開店当初に訪れている先達の記録をみると、なんと、堂々と海老ワンタンがあるではないか!
ということは、きっとオペレーション等の関係で、いまは具入りワンタンを引っ込めているのだと推察する。
そういうことで、やっぱりココは、私が長年待ちこがれていた関西初の「浜田山たんたん亭」系列のお店ではないだろうか。暫くの間はあのウマ~いワンタンは影を潜めるかも知れぬ。が、やがてそのうち...
と、今後も大いに気になるお店である。
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【麺屋 猪一】
11:30~14:30
17:00~23:00
不定休
075-353-7413
京都市下京区恵比須之町528 エビステラス 1F
P:近隣コインパーキング利用推奨
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僕もワンタンは未食なので、再登場を期待したいところです。