自家製粉石臼挽き小麦 洛中その咲@壬生馬場町:極太もち麺 塩

午後からの業務がココの近くだったのでこのチャンスに初訪。四条大宮から二条駅方面にキョートの碁盤の目を珍しく斜めに横切る「後院通」の、ほぼ真ん中らへん、かな?まあ、最近はこんな文章による説明よりスマホでササっと場所を検索する方が早いわな。

現地に着いたのは開店ほぼ5分前。先客1名。

開店前だから看板の文字は”CLOSED"。そしてココには「自家製粉手打ち地鶏らーめん」とある。「らーめん」を提供するお店なんだな。うんうん。

開店時刻になると、軒先にはノレン替わりのリースが架かる。コレが営業中の目印。

券売機上のホワイトボードに「本日のメニュー」的な板書。

 

その下にある券売機のボタン構成。

で、とりあえず、太麺と塩のスープが気になったもんで今回はコレ。極太もち麺の塩。

お冷のコップは何と!THERMOSの真空断熱タンブラー。この手のコップ、私もイエで愛用しているが中に注いだ液体の温度変化が本当に少なく、冷たいものは冷たいまま、熱いものは熱いままにゆっくりと楽しむことができるスグレモノ。コレをお冷のコップに使うか?普通...。また、手荷物を置いておくためのカゴなんかも、ちゃーんと準備してくれている。

テーブル上には、さりげなくお店としてのこだわりポイントの紹介文。はたして「低温挽き」とは?

カウンター席の前はついたてで仕切られ、かつ厨房での調理作業の様子が見えないのはちょっと残念だとしても、

注文の品が出来上がってくる前に配膳されるトレーには白い小鉢が置いてあり、

ラーメンが出来上がってくるまでの間に、ハルユタカの粒を炒って軽く塩を振ったものを食べさせてくれる。
以前、「小麦の香りや風味がどうこうとかいうヤツは、小麦そのものをしゃぶっとけ!」とかtwitterでつぶやいていた友人がいるが、まさにそのことをラーメンを味わう前に実現するという、この変態的なコダワリぶり。オモロイねぇ〜。

やがて出来上がってきた「極太もち麺 塩」。極太麺を、透明感あるスープで。ぱっと見には、地味なルックス。
味わってみる。スープ一口目、名古屋コーチンの出汁は素直にしてルックスと同じく、案外、地味。

しかしその地味な印象は、あくまで最初のひと口だけだった。じゅわじゅわに味わい深い厚切りチャーシューの上に乗っけられたネギと共にココに香味油が仕掛けてあるのか、やがて麺を引っ張りチャーシューを少し齧ると、じんわりとした出汁加減と香味油感が絶妙な中、笑いたくなるほど凄まじく野太い麺のナンジャコリャ的啜り込み感。もはや、全粒粉含みのうどんとちゃうのん?コレ???とさえ思うが、作り手がそれをラーメンと云えば、それはラーメンなのだ。とにかくそのインパクトは凄まじい。それでいて味わいとしてはどぎつい要素がなく、あくまで自然な美味しさ。リピート必須の素晴らしいお店だと思った。

すっかり平らげた後、配膳トレーにはさりげなく個包装の爪楊枝が一本。私のような年代には、こういうさりげない配慮も、実にありがたいこと。唯一、残念に思ったのはレンゲがプラッチックな件。ここまで凄まじいものを楽しませてくれるのであれば、陶器のレンゲの方がきっと、しっくりと来ると思うんだけどなぁ....

自家製粉石臼挽き小麦 洛中その咲ラーメン / 四条大宮駅大宮駅二条駅
昼総合点★★★★★ 5.0

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