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生粉打 作美@甲賀市信楽町宮尻:盛り大盛り

以前の職場に向かう時、ときどき利用していたR422。快走していると信楽町宮尻あたりで「そば」という看板にひょいと出くわす。かねてからアレが気になっていたので、この日行ってみた。
開店30分前に到着。すでに先客らしき方周囲に数名。「ノートに名前を書いて...」という、ラーメンにっこうやチキン野郎と同様のウエティングシート方式なのに加えて、「人数分の札を取ってお待ち下さい。」とある。
さらに、「順番ノート」にはクルマのナンバーも記入するようになっている。まあ、場所柄公共交通機関で訪れる人は滅多にあるまい。チャリダーやライダーは、(この日は居なかったけど)きっと来るだろうけど、その時はその時で、ちゃんと対応されることであろう。
そして、名前とクルマのナンバーを書いた後に取る「札」は、コレのようだ。残り12個程度?この札がなくなれば、その日は売切終了となる。先客の数も含めて勘案するに、一日30食程度の様子。石臼挽きの自家製粉に始まり、蕎麦作りから何からとことん自家製で貫いている様子。
11時30分の開店を店舗前でしばし待つ間、気になったのはこの植物。ぱっと見、ホップのように見える花。だけど、ホップじゃないよなコレ。現状、結局わからないままである。店舗前の周囲には、日陰に腰掛けてくつろげるようにしてあるスペースやミストシャワーなど、待ち時間の暑さを凌ぐための気遣いが感じられた。開店後、一度に案内されるのは3組程度。しばし待つのち、囲炉裡前の席に通していただき、盛り(ざる)を大盛りで注文。温いそばも気になるけど、ソッチはもっと涼しい季節になってからにしよう。
店内、落ち着いた和の空間。奥さんと二人で切り盛りされているが、一組一組の客人に、ひとつひとつのことをとにかく丁寧にもてなそうとする姿勢が素晴らしい。そして、そこに流れるBGMはナゼか加山雄三の歌声。大将の好み?
結構な時間を待つことになったが、きちんとした蕎麦を求めて食べにくる以上、其処は織り込み済み。
箸袋のウラに若干の解説。食べ方については、運んで来ていただいた時にひととおり説明してくださる。
蕎麦はまず、何もつけずに味わってください。次に塩で味わってみていただき、そしてその後、ツユでお召しあがりください、ということと、右上にあるフタをした器には蕎麦湯が入っていること。その蕎麦湯は麺を茹でた湯ではなく「蕎麦湯」として提供するため専用に仕立てた蕎麦湯で、蕎麦を食べた後でなく最初から でも味わってくださいとのこと。
...今まで訪れたお蕎麦屋さんの中で、(といっても、そんなに数をこなしてはいないが)マニアックさというか、本気度が高いというか、そういう点でトップクラス。
切刃番手12番程度(いやいや包丁の手切りだって)の、ものすんごい太麺。
最初、麺だけで味わう。まったく、蕎麦粉そのものの持つ味わいを堪能。次に塩で、次にツユで。十割そばということでか、後半には麺がプツプツと切れ気味になってしまうがそんなことどうでもいいほどに蕎麦の味と香り、食感がいい。ツユのサカナ出汁感の豊かさ!さらに、蕎麦湯のソバソバした味わい!素晴らしい!
すっかり満足でお店を後にした。夏休みシーズンということもあってか、訪れるお客は多かったようで、お店を出る頃、店先の看板はすでに開店「営業終了」になっていた。信楽まで足を伸ばしたついでに、ちょっと山田牧場まで道草してみた。ノンホモなコレが、また美味いんだな。
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