麺処やま田@津市一身田町:丸鶏しおらぁ麺&丸鶏しょうゆらぁ麺

どうせ食べに行くなら、ハズレのお店を引きたくない。アタリのお店に行きたい。そんなキモチでネットを漁っていると、ちょっとキニナルお店が浮上。2021年8月30日に開店と、まだ創業一年に満たないらしい。とにかく気になったので、バビュンと行ってみた。
お店の扉に「入店の際必ずお読みください」。
むむ、なかなかルールに厳しそうだ。しかしよく読んでみるとこれら全てはコロナ感染防止対策であり、そうと理解すれば理不尽なことは一切書かれていないことに気づくことが出来る。
して、店内の券売機。なんか、どれもすんごく美味そう…それだけに、すんごく迷う。
今回、初訪なので券売機左上部ボタンの「しょうゆらぁ麺」か「しおらぁ麺」にしようと一旦は考えたが、そのボタンのすぐ下に「丸鶏」のがある。しかも、「しょうゆらぁ麺」&「しおらぁ麺」同額と来る。そんなことで、ついつい、同行者とともに丸鶏バージョンの二種を選択することにした。
出来上がりを待つ間、しばし店内を観察。先日訪れた「味見鶏まるめん」ほどに「無化調」の文字オンパレードではないにせよ、食材や添加物等へのこだわりには並々ならぬものがあることを表現している。私には、こういう「能書き」の多いお店は却って信用できかねるという意見を持つ友人もいるにはいるが、私はある程度、こういうポリシーを明示しているお店のほうが好ましく思えたりする。
店内、厨房に面するカウンター席のみ。あらゆるところが透明アクリル板で仕切られていて、コロナ感染防止対策的には完璧じゃなかろうかと思う。某地図アプリのクチコミあたりには「接客が冷たい」みたいな意見も散見されるが、このお店の場合は、無愛想とかそういうのではなく、あくまでコロナ対策を優先させたスタイルなのでこういう雰囲気になるのだろうと、実際に訪れてみて感じ取った。それは決して悪いものではなく、むしろ安心してラーメンに集中できるので、むしろ好ましいことだと思った。
そして出来上がって、眼前のアクリル板の扉を介して提供されてきた「丸鶏しおらぁ麺」。
おぉ。神々しいまでに澄んだ清湯スープ!
結論。「感動的」。ほんのり塩味のなかに、じわじわと迫りくる鶏の旨味の美しいことよ!極めてシンプルに感じるとともに、極めて奥の深い味わい。自作ラーメンで、「こういうのを作ってみたい」とイメージする理想の、そのまた数歩先を行くような、うまく表現できないのがいつもながらもどかしいが、そういう味。麺も、小麦の風味とカホリをバッチリ湛えて啜ってウマい死ぬ死ぬ!(すんません某氏の名フレーズを勝手に使います)
いっぽう、「丸鶏しょうゆらぁ麺」コチラは主に同行者が食べたが、ちょこっと味見させてもらう。いわゆる「交換の儀」というヤツだ(このご時世、それってどうよ?というご意見もあると思うが、同行者といっても普段の生活をともにする家族なのですわ)。この場面で、尺八の音色を想起される方は、ハッキリ云って三重方面の某YouTuberに毒されているかもしれない。
あだしごとはさておき、しょうゆの方の味。コチラも「しお」とは異なるベクトルで「感動的」。丸鶏のうま味は勿論、明確に醤油ならではの旨味感がバッチリキマっている!もちろん、具材のチャーシューと鶏モモ肉も抜かりはない。けれど、なんといってもスープと麺がメチャクチャにイイ!しょうゆの方も、やはり自作ラーメンで、「こういうのを作ってみたい」とイメージする理想の、そのまた数歩先を行くような、そんな味わいだのだ。今回は「丸鶏」のメニューをいただいたのだが、同額の「丸鶏」じゃない「しょうゆらぁ麺」「しおらぁ麺」なら、どうなのだろうか???
とにかく、予想していた以上に「アタリ」のお店であった。今後、小グループでのラヲタツーリング企画なんかで、ぜひぜひ再訪してみたいお店だ。
あとから分かったことにこのお店、京都の麺将重厚軍団や奈良の麺食堂88のように、ラーメン好きのマニアさんが好きが高じて始めたお店であり、私は直接面識があるわけではないが、なんだかんだのネット繋がり人脈の向こうにおられる方だと知った。

麺処 やま田ラーメン / 東一身田駅高田本山駅
昼総合点★★★★★ 5.0

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