手打ちそば 松永@大津市唐崎一丁目:薬味 & 山かけ

たまにはおソバもいいよなぁ。信楽の方にある「生粉打 作美」というお店が以前から気にはなっているが、調べてみると近場にも結構良い感じのお店があるようなので行ってみた。

唐崎夜雨(からさき の やう)で知られる唐崎神社のすぐ近く。ここから先に琵琶湖のほうに100mも歩けば、その唐崎神社から湖畔にたどり着く。ここからすぐ近くのR161沿いにも鶴喜そばの唐崎店があるが、あちらのロードサイド沿いの大箱店の賑やかなイメージとは対照的な静けさ。まあ、季節や時間帯によるだろうけど。

店内のお品書き。概ねこういうものが出てくるであろうとイメージできる「温い蕎麦」。一方で「冷い蕎麦」の、「玉子」・「塩」・「薬味」とは、どんな提供の仕方をするのだろう?と、蕎麦にそんなに明るくない自分。
その中から「薬味」を、同行者は「山かけ」を注文することにした。店内、古典派のクラシックがBGMに流れている。蕎麦屋の店内で聴くパパゲーノのアリア。ん〜、なんとも言えない取り合わせ(笑)

ほうじ茶とともに、突き出しに出してこられた揚げそば。蕎麦を油で揚げたものに塩を振りかけただけのシンプルなものだけど、注文の品が出来上がってくるのを待つ間にパリポリと、楽しい。

店内、畳敷きの小上がり席とカウンター席があり、カウンター席はオープンキッチン。注文の品が調理されていく様子を眼前で楽しめる。

程なくして出来上がってきた「薬味」。

松の形の型ご飯が付いてきた。ご飯の中には麦の粒もチラホラと。

細く刻まれた蕎麦。茹で時間50秒程度。氷水で締められ、食感上々。だけど、中盤で麺同士がくっついて捌けが良くないところもあったけど、カツオを利いた濃い目のツユにちょこんと漬けて啜る。途中から、薬味の茗荷をツユに加えて、なんとも爽やかに味わう。薬味の器の真ん中にある味噌は、型ご飯につけて味わう。後半でうずら卵をツユに落とし込んで味わう。それぞれ、少しずつ移ろう味わいの変化。絶対的な麺量はそんなに多くないので300gのつけ麺を平らげたときのような満腹感にはいたらないけど、わりとサラッとした蕎麦湯とツユで味わう「スープ割り」(...とは言わないんだろうな蕎麦の世界では)も美味しくいただく。

同行者注文の「とろろ」。感想聞くの忘れてたけど、山芋のとろろにうずら卵、山葵、刻み海苔による冷んやりネバトロもまた、魅力的に見えた。ということで、坂本の鶴喜蕎麦のように、絶えず人でごった返すようなことのない、静かな場所で落ち着いてゆったり蕎麦を味わうに、穴場的な存在感を感じた次第。

手うちそば 松永そば(蕎麦) / 唐崎駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

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