屋台ラーメン まる担 おがわ@樫原山ノ上町:雲呑担担麺

この日、久しぶりに京都・乙訓方面に訪れる。主たる目的は「朝堀りタケノコ」。京都市の西部、沓掛・大原野及び向日市・長岡京市一帯は、京料理の素材としてのタケノコの一大産地(京田辺周辺の山城地域もまたそうだが)。よくある「竹藪」とはまた違う、よく管理され、竹と竹の間隔が広い風景を地元の人は「竹畑」と呼び、美味いタケノコのために土から管理している。で、この時期にはこの地域のあちこちに朝堀りタケノコの直売所が現れる。そこで買い求めるタケノコ、イエで調理するのはひと手間だけど、サシミで味わって、トビッキリでしかも安いもんだから、やはり機会が出来ればおとずれたくなるものなのだ。
で、一定、買い物を済ませて、久しぶりにあの屋台担々麺のお店を訪れてみた。お店すぐ近くにある桜は、まさにこれから。
以前にも何度か書いたことだが、そのお店は、まさに住宅街の並びにある。情報がなければ、気づかないだろうし、見過ごしてしまうかもしれない。逆に、偶然にこのお店を見つけたら、さぞかしビックリしてしまうことではないだろうか。ワタシ自身は、当ブログを遡れば、今回およそ8年ぶりの訪問となるようだ。
軽トラックを覆うテントと言おうかタープと言おうか…が、以前よりもはるかに覆う部分が増えている。その下に見える「おがわ」の提灯がなければ、もはやそれこそただただ怪しい場所に過ぎない感。

メニューのほうは、相変わらず。とあるこのお店の「超常連」によれば、メニューに無い裏メニューは実は沢山あるらしいが、今回、ワタシたちは常連ではない。なんせ8年ぶりだしぃ。でワタシは雲呑担担麺を2辛で、同行者は同じものをゼロ辛で注文。雲呑担担麺…ワンタンタンタンメン…ワソタソタソタソメソ…(どうもすみません)
それにしても「まる担」マークのこの軽トラ、ここに屋台店舗として開店した頃は、まさしく移動出張販売として機動性のある軽トラ屋台だったと記憶しているが、歳月とともに完全にこの場所にとどまったようだ。ところで、なぜこのような軽トラ屋台での営業なのか?という純粋な疑問については、
2010年5月5日 や、 2010年6月26日 をあたってくださいませ。
今回、座ったのは作業スペース真向かいの席。眼前に見える方形の鍋には鶏ガラの清湯スープ。フタが開くたび、鶏スープのいい香りが漂ってくる。
しばし待つ後出来上がってきた雲呑担担麺の二辛。肉味噌の盛り方が先日の弦乃月でいただいたあのラーメンに相通じる感じ。
棣鄂製の麺は開店当初からの細麺。屋台での営業ゆえ茹で時間の短さが求められるということもあるのだろうか、麺それ自体が主張をしてくるタイプではない。が、麺にからまるスープの味の豊かさが、やっぱりいい。二辛程度だと、まあ、辛さほどほどかな?(辛さへの感度は人によりけりだと思うけど)山科の「胡」のような芝麻の風味を柱にしたものとはまた違う、香ばしさと旨味。雲呑は、かわいい感じのが、いくつか。
同行者注文の「ゼロ辛」だと、本当に辛味はない。その分、鶏スープや肉味噌や、柱の部分の味わいが、寧ろ明確に味わえる???
それにしても、暑い日も、寒い日も、雨の日も、風の日も、よくこの屋台で続けて来られたものだと、久しぶりに訪れて改めて思う。また、見知らぬ人にとっては怪しさ満点のロケーションに、地元の常連さんらはひっきりなしにやってくることは、つまり美味いからという確たる証左であろう。
ところで先日、このお店に腰を掛ければ黙っていても「いつもの」が出てくるというワタシの知り合いがチラっと、もしかしたら、近々に、長年続けてきた屋台営業になにか変化があるかも?とかいうハナシをしていた記憶…。

まる担 おがわ担々麺 / 桂駅洛西口駅上桂駅
昼総合点★★★★ 4.5

 




 

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ワソタソタソタソメソニカラ&ゼロカラ #まる担おがわ #ワンタン担々麺 #麺屋棣鄂 #京都ラーメン #屋台担々麺

t_cognac(@t_cognac)がシェアした投稿 - <time datetime="2020-03-29T04:35:27+00:00" style=" font-size:14px; line-height:17px;">2020年 3月月28日午後9時35分PDT</time>

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