たかばしラーメン京都東インター店@山科区大塚野溝町:たかばしラーメン小チャーハンセット

それにしてもラーメン店の栄枯盛衰は凄まじい。
私の記憶が確かならば、この物件、大昔には「好日山荘」という登山用品専門店(キオクアイマイ)で、それがいつの間にやら、天下一品になって、やがてそうこうするうちにギョーザのオーショーになっていて、そのあと、ついこの前までは幸楽苑京都山科店だった。
ところが、昨年あたりから幸楽苑が経営規模を縮小し、草津の新浜町交差点や久御山町の久御山田井交差点にあった支店も合わせて店を畳んでしまった。
思えば、かつての「金ちゃんラーメン」や「ラーメン悟空」も、今はどこへ行ってしまったんだろう。
一方「天下一品」、「来来亭」、「塩元帥」、「近江ちゃんぽん亭」などは、京都や滋賀の道をちょっと走ればあちこちで出くわす昨今...。

一方で、京都駅から東に京都センチュリーホテルを越えて歩くとJRを跨ぐ高架道路に二軒のラーメン店があるのをご存知の方は多いことだろう。
そう。アレが「たかばし」の第一旭と新福菜館で、どちらのお店も今や「京都ラーメン」の玄関口的存在として、朝から晩までインバウンドや修学旅行の中学生たちを交えていつでも行列しているような感じになっている。

しかし、たかばしにある二店の味については、京都にある他のお店でもほぼ同様のものが味わえることを、京都に訪れる多くの観光客のどれほどが認識していることだろうか。

この際だから、ここに書いておく。

クルマで京都に遊びに来て、京都に泊まって観光するのに「たかばし」の第一旭を旅程に加えるようなプランを立てているなら、それは時間のムダだと。
クルマで来るなら、南インターか、ココ東インターの「たかばしラーメン」をとりあえず食っておけば、たかばしの「第一旭」とほぼ同様のラーメンを味わったことに、なる。と。

以上、かなり長い前置きを書いて、この度の「たかばしラーメン京都東インター店」への初訪問について、書いていこう。 

とりあえずは、冒頭画像の、セーラー服にヘルメットの小学生。
いまどき、こんなコドモ、いませんて。この昭和的演出は、我々のようなオッサン世代をターゲットにしたものだろうか。

今年になってから、名神高速の京都東インターで降りて、京都方面に向かったことのある人ならこの看板に見覚えのある方は多いだろう。

 

スピード違反は12,000円。ひと息ラーメン650円と、価格で呼び込もう作戦。その詳細を知るところでは無いが、高速道路のインタ−チェンジ付近に支店を構えたい「たかばしラーメン」にとって「幸楽苑」の撤退は千載一遇のチャンスであったと推察。

 そのメニューには「第一旭」のダの字も無いが、「たかばし」というワードそのものが、第一旭の名を代弁していると言って差し支えないだろう。

「たかばしラーメン」の他に「熟成味噌」「たかばし新味」「炎ラーメン」「スタミナラーメン」とか、色々、あるには、ある。まあ、お好みで。

そして、おトクなラーメンセット。

そして、「カスタマイズするのが当たり前」的な古典的京都ラーメンスタイルで、注文時に「お好みはいかがなさいますか?」と聞いてくださるのがキホン。

「そうあらば ついつい頼む カタネギヲ」 

 ってことで、今回の注文は「たかばしラーメン」(小)のチャーハンセット。かつ、ラーメンは迷わず「カタネギヲ」で。

寺田アキラでもそうなのだが、自分の腹具合にちょうどいいのがこのセット。
第一旭系列でラーメンを並で頼むと、スープが過剰に多く感じてしまう自分。バイクもクルマもラーメンも、自分で御しきるサイズが、一番だ。 

 

 豚出汁の出具合、十分。タレの加減、幾分オオメで自分の好みとしては過剰な感じ。後味として残る花鳥風味も、それなりに。

けれども、このスープにこの低加水ストレート麺とネギが絡まり、もやしシャキシャキが組み合わさるこのマッチングは、アキラ系列ならではのひととき。

個人的に紅ショーガは要らないんだけれど、パラっとほくッと仕上がったチャーハンを、麺を平らげた後のスープとともに味わう妙。
ああ安心の、安定の、ヒルメシ。 

たかばしラーメン 京都東インター店ラーメン / 東野駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0

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