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RAMEN 風見鶏@三重県尾鷲市矢浜2丁目:塩&純粋【2024弥生伊勢志摩の旅#15】
現地に着いたのは開店時刻の11時を少し過ぎた当たりだった。国道42号線に面するお店の横に7台分ある駐車場はすでに満車につき、やがて空くだろうと駐車場までハザードを出して停車していると、なんか地元のおっちゃんみたいな人がやってきて、しきりに店の裏手にある畑の前の道に駐めたらいいという。「失礼ですが、お店の方ですか?」と伺うと、「そうだ」とおっしゃる。と同時に、「責任はモテないんだけどねぇー」とのたまう。けれども、彼の導きに従うことにして、この辺に車を駐めて、お店に向かった。上の画像は、その途中でお店の裏側を撮ったものである。(それにしてもウチのクルマ、こんなところに駐めたらどうしても目立ってしまうし、この後ラーメン食べて戻ってくるまで気が気ではなかった。まあ確かに駐車禁止の標識はないし、法的には違反にならない場所ではありそうだけど...。)
後からいろいろ調べてみたら、このお店、約10年ほど前は「どさん子」尾鷲店だったそうだ。お店の前で私たちに店の裏側の道に車を駐めるよう勧めてくれたのは先代の大将で、今は息子さんご夫婦が厨房に立ち、お店を引き継いでいるのではないかというのがワタシが勝手に立てた仮説。そしてその「風見鶏」は愛知県稲沢市にある「RAMEN風見鶏」の2号店として開業したようだ。(ここにその記録がある。)
それにしても昼の三時間だけの営業とはいえ、年末年始以外定休日無しの毎日営業って、よくやるねぇ...。
店内、券売機の横のところにもメニューに関する情報があれこれ書いてあったのだが、ハツホーの私たちは、とりあえずスタンダードなメニューを選ぶことにして、
同行者は「鶏白湯らーめん あっさりの塩」を、ワタシは「濃厚な純粋」を注文。
店内は厨房に面するカウンター席のみ。その厨房の上には一部が黒板になっているこんなボードが設てある。これも「どさん子」だった頃の名残りと思われる。
また、替玉には博多麺があり、スープとごはんが相性いいことをほのめかすPOPがあったり。
麺箱はしっかり大成食品の物だったり。
やがて、注文の品が出来上がってくる。こちら、純粋。まずはレンゲでスープを掬ってひとくち。
「!!!!!!!!!!!!!」っ!!!!
うわっ!!ウマっ!!
自分が鶏白湯に求める味わいの理想がここに全て詰まっている感じ。一乗寺の麺屋極鶏「鶏だく」のように固形分をスープに混ぜ込んでゲル状にしたものではなく、煮込んで煮詰めて仕込まれた素晴らしい液状の鶏がここにある!!
長年通い詰めた「名門」の鶏白湯を、究極に昇華した姿がここにある!!
こちら、「塩」。見た目は「純粋」とほどんど変わらないが、「塩」にはデフォルトでわずかばかりのブラックペッパーが振り掛けられている。見た目はほぼ同じながら、味わいは確かに違っていて、なるほどあっさりさはある。魚介出汁との組み合わせもなかなかよろしく、こちらはこちらで非常にウマイ。
麺がまた、独特。結構な細麺でありつつ、タピオカを混ぜ込んだかのようなニッチャリとした歯触りと食感がまた快く、スープとの相性も大変よろしく、面積の広いスライスレアチャーシューに穂先メンマもまた美味しく、海苔のひと時もよろしく、尾鷲まで食べに来た甲斐は十分にあった。食後しばらくして、率直なところ化調由来の後味は結構残るのが分かったが、それでもいい。ラーメンに、化調の後味はダメだという法律など、この国にはない。それよりも、食している時の美味しさを純粋に楽しむが勝ちであろう。店内は少々雑然としているところはあるけれど、それこそ純粋に美味い鶏白湯が堪能できるお店として、強烈な印象を与えてくれる素晴らしいお店だ。再訪?もちろん、アリだ(けど次またいつ行けるやら)。
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