道の駅 杉の湯川上@奈良県吉野郡川上村迫:1月7日【2024正月紀伊半島の旅3】

翌朝6時31分。バンクベッドの車窓から。

朝起きて、軽く散歩に出かける。国道168号線の片側相互通行区間の交通整理のため、ガードマンのおっちゃんたちは軽自動車の中で仮眠を取りながら、交代で夜通しの任務に当たっていた。

「川上村役場」というバス停があって、

時刻表を見ると、バスは一日一本だけ!?

昨夕、「土日祝は駐車禁止」だったふるさと市場搬入用駐車場だったが、朝になっても誰も来ず、市場は開催されていない模様だった。道の駅がオープンし、この市場が始まった頃はいろんな売り物があったようだが、やがて次々と緑の養生テープでマスキングされてしまっていった様子が伺え、かつ毎月の開催日欄は空白になっている。なんだか栄枯盛衰を感じる看板だ。

そしてこの道の駅、「役場側駐車場」前には郵便局に始まって、

村の商工会館、

村の駐在所に、

村の銀行、

立派な作りの村役場、

林材会館、

村の農協、

そして、ちょっと入ったところに村の労働会館...集会所っぽい施設があった。
つまりココ、「道の駅」でありながら、村全体の公共施設を丸ごと集約した作りになっているのがよく分かる。調べてみればこの道の駅、平成5年4月の第1回登録のときに開設されたもののようで、国土交通省が「道の駅」を本格的に始めようとしていたタイミングで村あげて一気にやっちまえーっ!って感じでこうなったんだろうなと思われる。

さらにそこから、昨日ホテル杉の湯の露天風呂からも眺めていた吉野川の流れが見えた。

あと、気になって仕方がなかったのが国道側の山と家並を仕切る擁壁に見えた大きな「サコ」の字。なにこれ???後になって、わかった。この「サコ」は、吉野郡川上村の「迫(さこ)集落がここであることを上空から見て即時に分かるようにしてあるのだろう。きっとそうに違いない。多分正解だと思ってる。(実際googlemapで見るとよく分かる。)
ひとしきり道の駅近辺を見てまわって、クルマに戻ろうとしたタイミングでこんな看板を見つけてしまった。

前向き駐車、してない!
車中泊禁止、もう車中泊してしもうた!

道の駅利用者に対し、本気でこれらのことを訴えたいのであれば、駐車場入口のところにこれの4倍ぐらいのサイズで、さらに夜でも分かるように電光式で「入ってくる前にハッキリ分かる」ようにしておくべきだ。この看板にはまるで後出しジャンケンみたいなバツの悪さを感じた。また「車中泊禁止」としているが、「道の駅」は休憩施設であるため、駐車場など公共機関で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。もちろん、「道の駅」はドライバーなど皆さんの交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことはかまいません。というのが「道の駅」に係る国土交通省の見解だったはず。つまり「仮眠でーす」と言えばいいってことな。もちろんキャンプ行為は一切しない」というルールを守った上での話だ。
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