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月光ラーメン@山科区北花山:ラーメン(無料サービス温玉付き)
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2018「開店したばかりの頃に一度行って以来それっきり」シリーズ第3弾。前回、初訪したのは昨年の八月末。柑橘系なヒトから得た情報には「勧修寺や西野高架下を想起させる...」という、私のラーメン遍歴の原点に触れる記述があって、「すわ、行かねば」とばかり赴いたものだったが、あの時は残念ながら自分が思い描いていた鶏モミジをふんだんに使って高粘度に仕上げたワイルドこってり系とはずいぶん異なる方向に向いたラーメンだった。そんな当時の月光ラーメンは「プレオープン」だったが、今は当然「プレ」ではなく本営業としてやっている。
開店したばかりの頃はちょっと殺風景だったエクステリア。やがてそこに三本のノボリが立つようになり、渋谷街道を往来する度「あれから、どうなんだろ?」と気にはなっていたところ。
そのノボリの一本には「鶏がらスタミナスープ」の文字。鶏ガラでスタミナ...と来れば、私はやはりアレを想起してしまうのだ...。ま、ともかく入ってみよう。
日曜日のお昼時、満席というほどではないにせよ、地元の方と思しきグループ客複数にしてラヲタ臭専用臭気センサ数値はゼロ。プレオープン時とは違って、メニューも手書きでなくパソコンで作ったみたいなきちんとしたものになっとった。注文はラーメンのみ。相変わらず温玉トッピは無料サービスなので、せっかくだから付けてもらうことにした。
また、本営業になってから、いつ頃から始めたのかは不明ながら、テーブルの足元には荷物を置いておく用のカゴが用意してあった。この配慮はとてもありがたい。
さて、ラーメンがやってきた。見た目には、プレ営業の時に味わったラーメンと大して変わった印象はない。前回はのっけからカタネギヲの呪文を発動したが、今回は特にカスタマイズ要請ナシの、どノーマル。
ところが、ところがだ。スープの味わいは、まさに思い描いていた鶏モミジ主体高粘度ワイルドこってり系。
まさに、それは「勧修寺や西野高架下を想起させる」あの味に、イコールではないが、かなり近しい。現在、あの味を楽しめる唯一の存在が守山の名門だと自分は思っているが、ココ月光ラーメンもまた少し違う形ではあるが、あの鶏モミジのこってり味になっていた。おそらくは、柑橘系な人が最初に味わった時もこういう印象の味だったのであろう。
ただし、麺はやわやわくたくたの柔麺。やはりカタメリクエストはしたほうがいいかしら。チャーシューもまた、醤油で煮た感満載の無骨なものだが、流行りの低温調理とは対極にある感じの無骨感がコレはコレでまた美味しく感じられ、ああ、これは山科人にかなり訴求力のあるラーメンだと感じた。ただし、極鶏とかキラメキノトリとか鶏谷とか、ああいう感じのある種洗練された感じのラーメンとはちょっと違う気もするので、ここはツアーを組んででも、わざわざ食べに行くべきラーメン店とまでは思わないが、ジモティが愛するだろう味としてはかなりイイ線いっている気が、今回はした。
月光ラーメン (ラーメン / 御陵駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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