関西ラーメンダービー2016 第2レース@京都競馬場陽だまり広場

先週の第1レースにに引き続き、この日第2レースへ。午前中は業務につき先週みたく朝9時から...というワケに行かず、午後の遅い時間に非常にハラを空かせての現地着。

第1レースと同様、第2レースもブースの数は10。いずれもチョチョイのチョイで作ったのではなく各店工夫と趣向をこらした魅力的なものが多い。中にはお店で出しているのをそのままに、というのもあるが、遠隔地からやってきた店であればそれもまた意義のあることだ。

一杯目には、らーめん専門和海+和dining清乃のコラボ「煮干しブラック」を。恥ずかしい話、和海にはまだ行けていないのであるが、清乃の原田氏がこのラーメンダービーでどんなラーメンを作ってくるか、その興味一点で選んだ。(昨年はきんせい中村氏との和歌山県人コンビでコラボしてたの思い出すなぁ)

で、その「煮干しブラック」。名の通り、煮干しのキリリと立った海系魚介の味わいに香り立つ醤油。パツンとした主張の細麺が合う合う!まず、汁と麺。それ自体がすんごく美味い!そして具材の食感の妙。原田氏のトレードマークといってもいい身の赤い蕪はビジュアル上のアクセント。スープに沁みるクルマ麩のカリッと&ふわふわ感、揚げアオサの和の感じと香ばしさ、つくねの豊かな味わいとレンコンを仕込んだ?サクサク感。バラ肉チャーシューのニクのひと時。一杯のラーメンを食べていて、これほどまでにいろいろな味わいと食感が繰り広げられることに心を動かされた。

二杯目には京都代表、極龍拳。ある意味、早い時間から長蛇の行列に並ばずして一期一会の「極龍拳」を味わえること自体、このラーメンイベントならではの贅沢かもしれない。それにしても今回の極龍拳、これまでになく丸ゴシック調でコミカルなカンフー映画タッチのデザインで来たもんだ。これも今江氏・松原氏・山内氏の三人で決めたことなんだろか?それとも単にデザイン業者の提案か?

「豚ダク」の名の通り、極鶏のあの「鶏だく」にインスパイアされたかのような濃密芳醇な濃ゆ〜いスープ。その上にさらに一見カレールウみたいな豚ダクソースが加わる。

中太縮れの麺を啜り混んで思うに、安定の京都的動物系濃醇ラーメン。しかし、食べ終わって思うに「極」と「拳」は感じるけど、「龍」はドコにいるのかが、ちょっと感じられなかった感。とはいえ、美味いことに間違いはなかった。

先週の第1レースは、一人で来て、一人で食っての単独行だったが、この日は途中から、知り合いの古参ラヲタに見つかってしまいもとい久しぶりに出会い、合流。久しぶりにコアなラーメン談義のひと時を楽しむ。元から、超空腹だったのと、そんなこともあって長い時間居座っていたのもあって、三杯目に行ってみようという気になって、追加でチケット購入し、選んでみたのは「鯛塩そば灯花」の「愛媛宇和島鯛塩そば」。
「愛媛発のラーメン」ということではなく、店自体は東京の四谷にあって、愛媛県の宇和島でとれた鯛にこだわってスープを作っているという店だそうな。 

そんな鯛のスープを味わって、自分は「うん、確かにこれは宇和島の鯛だ」とかいう風に味でサカナの産地がわかるほどの人間ではないが、陸上で脚で立って生きている動物を素材に用いず海産物だけを用い、シンプルにしてしみじみと美味い一杯。 ふっといメンマ、チャーシューの時間、麩のひと時もまたヨロシ。この日出会った古参ヲタどもも一様に高く評価していたのがこのラーメン。

あと一杯、にっこうと豚人とラーメン荘&Yume Wo Katareの「死ぬまでに一度だけ食べたい思いっきり禁断のトロ脂ラーメン」も、気にはなっていた。
冷めてしまったら箸がいつまでも突き刺さったままの強烈な脂に、トッピングに「魔法の粉」と称する化調を盛り、化調のソルティドッグみたいにして喰らう、という逆節の発想みたいなヤツも面白そうで気にはなった。あの三人の、イベントでしか実現不可能な破天荒な発想は、面白いとは思いつつ、ヘタレな私は手を出せなかった。

 

 

 

 

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