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麺屋 たけ井@城陽市観音堂:つけ麺(中)
先日の初訪では「ラーメン(中)」をいただいたところだが、つけ麺も非常に気になっていたので、本日再訪してみた。
券売機の画像。麺量の大やギョーザ・カラアゲは、まだ発売にはなっていない。
前回のラーメンと同様、今回のつけ麺も普通サイズで注文。
出来上がるのを待つ間、厨房での作業をしばし眺める。茹で上げてから冷水で締めたつけ麺用の麺を手で梳いては丁寧に揃える作業に余念がない。この丁寧さは他のお店ではあまりみることのない独特のひと手間。師匠格の「中華蕎麦 とみ田」直伝の作業なのだろう。
そして出来上がってきたつけ麺(並)。余計な飾りはなく、しかも美しい。
器に麺を盛るという、一見なんでもないことをとても丁寧におこなう。
その作業には、作り手としての思いがきちんとこもっていることが感じ取れる。
ひとことで言ってしまうと「濃厚豚骨魚介」なつけ汁。
だがけっして「また、オマエか」という揶揄の対象になるようなものではない。十分に濃厚な豚骨ダシが土台になっていながら、ネガティブな脂っぽさやしつこさは全く無く、そこに魚介風味がブワワを組み合わさってくる。力強く、かつ洗練された味わい。ネギとゆず皮のアクセントも実に適切。メンマ・チャーシューといったメインの具は最初からつけ汁の中に仕込まれたところを提供前にレンジでチンして十分に温め、つけ汁のあったかみをスポイルさせないためには最上の方法で提供される。そのつけ汁の中には、8mm~1cm厚のたっぷりとしたチャーシュー。犬歯で齧り、肉々しさを堪能する。メンマのサクポリも秀逸。ただし、同じ城陽市内にある「俺のラーメンあっぱれ屋」のあの極太の飾り包丁メンマには一歩譲る感がある。
そして丁寧に麺線の流れを整えて盛りつけられた全粒粉配合の極太麺は、よく言えば「非常にしっかりしている」し、逆に言えば「もうちょっと茹で時間かけてもいいんじゃないの?」と思える、ある種のカタさを感じる。
それを好む人にはいいだろうが、逆に「茹でが足りない」という感想に結びついてしまう可能性もあるんじゃないだろうか。
かの「中華蕎麦とみ田」でつけ麺修行をした無鉄砲の赤迫代表が、かつて「ラーメン豚の骨」で極めてロット数の少ない限定つけ麺を出した時や、その後につけ麺専門店として奈良市中町に興した「つけ麺 無心」でも、この「カタさ」は感じなかったものだ。
さて、「中華蕎麦 とみ田」のDNAを継ぐお店として関西初出店したこのお店、今後も関東テイストを貫きとおしていくのだろうか、あるいは関西人の好みに合わせた展開をするのだろうか?非常に興味深いところである。
麺を平らげた後のつけ汁は、かなり残り少なくなる。
ソコにスープ割りをお願いすると、魚ダシと追加とともにレンジで再加熱し、さらに白ネギの刻んだのをたっぷり目に入れてくれる。
ちょっと白ネギがモノを言い過ぎている感があるかな。元来ネギ好きの私はなんともないが、日頃からラーメンをネギ抜きで注文するような方にはチト辛いかも。
ともあれ、非常に高水準なお店が城陽にあらわれたことを、まずは素直に喜びたい。
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【麺屋 たけ井】
11:00~15:00
(今のところは)年中無休
0774-55-0900
城陽市観音堂甲田48-2
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