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麺屋 北野@大阪府岸和田市野田町:らーめん
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この日は珍しくこの界隈でちょっとした野暮用を済ませて、ふと気づけば13時を過ぎていた。で、どこかでラーメン食べて行こうと検索するとこのお店が浮上して来たので行ってみた。もちろん、ハツホーだ。行ってみれば外待ち客6名程度だった。店先には、美味いラーメン店に特有のえもいわれぬ良いカホリが立ち込めている。これは期待できそうな予感。
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店先の提灯は経年劣化がなく、まだわりと新しい感じ。お店自体は2015年2月にオープンしたそうなので、創業当時からの提灯ならばそれなりの風格が出てくるものだと思う。先週、20周年記念で食べに行った「京都千丸しゃかりき」の提灯は、開店6年後、2010年の店舗改装時に新たにつけられたものだった。かれこれ14年が経つその提灯の、相当なクタビレ具合は、これまでの歳月を物語る風格を漂わせていたものだが、開店後9年だとまだこんなものだろうか?それとも、最近新調したのかな?
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駐車場のことをかなりアピールしているのは、ある意味「繁盛店あるある」だ。それにしても、駐めてはいけない場所にクルマを駐めてやって来ようとする客は案外多いってことかしらん。
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行列に並んでしばらくすると、お店のスタッフから「おしながき」とともに駐車場の案内図を受け取る。やはり駐車場についてはかなり気を配っているようだ。この案内図ではお店となりの駐車場が2台OKとなっており、ワタシはここにクルマを駐めたが、久しぶりの縦列駐車にちょっとあくせくした。
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そしてコチラが「おしながき」。ラーメンは、「らーめん」のみ。バリエーションは、[玉子入り]のみ。そのラーメンが、一体どんなラーメンなのか、一切の説明書き、無し。(駐車場に関しては非常に詳しく説明するわりにw)まあ、とにかく「らーめん」を注文することにした。
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外待ちの間に、店先にはいろいろと注意書きが目に付くが、要するに「代表待ち」は禁止ということだ。
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さらに、こちらにも注意書き。やはり、「代表待ち」は禁止。確かに、外待ち客に対応されていたスタッフさんは、あらかじめ注文をきく前に、どこに駐車したかを確かめるとともに、グループの人数を確認されていて、代表待ちをしようとする客には、ハッキリと「後ろに回ってください」と指示されていた。トラブルの元となりがちな「代表待ち」を有耶無耶にせず「ダメなものはダメ」とする明確な対応は見事だ。
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外待ち後、約10分で店内へ。入り口扉入ってすぐ左のカウンター席に案内していただく。
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やがて出来上がって運ばれてきた「らーめん」がコレ。おお!民芸調の田舎杓子!久しぶりに出くわすぜ!その下にヲヲメの貝割れに白髪ネギ。
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一旦、田舎杓子を外して「らーめん」だけの姿にしてみる。やはり、貝割れと白髪ネギが幅をきかしている。
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その貝割れ&白髪ネギを退けると、炙りを入れた豚バラチャーシューが現れる。
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「おしながき」には何の説明もスペックも書かれていなかった「らーめん」は、濃醇な鶏豚骨出汁に魚介醤油を合わせたスープに多加水の力強い太縮れ麺。お店公式HPに依れば「こだわりの自家製麺」だそうな。というか、このHPを見れば、このお店のラーメンが鶏豚骨魚介醤油であることが詳しく書いてあるのを、帰宅してから知った。結論からいえば、メンマがないのはチト寂しいが、最初に幅を利かせている貝割れは食べる途中でスープの温度でクタっとなっていって良い塩梅に落ち着くし、鶏豚骨魚介醤油のスープに主張のある太縮れ麺の組み合わせは、今はもう味わうことのできない「俺のラーメンあっぱれ屋」の「こくまろしょうゆラーメン」に、イコールではないけど、ちょっと近い感じがしないでもなかった。
北野 (ラーメン / 岸和田駅、東岸和田駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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