夕方にちょっとヤボ用があり、公共交通機関で京都市内へ。ついでに祇園祭で賑わうところを避けるようにして、少しばかり洛中散歩を楽しむ。
で、河原町松原にある「ラーメン名人」に久しぶりに訪れてみた。
私の記憶が確かなら、ここに開店したのは昭和５０年代だったように思う。
開業当時から、ラーメンの味わいも店内の色遣いも、かつての「ラーメン横綱」を個人で経営しているみたいな感があって、それがこのお店の特徴のように感じていた。
以前に訪れたのは、かれこれ10年前。
京都ラーメンマップオフ会のカラオケ大会の後のシメに、へべれけ状態でみんなして食べに来たとき以来だと記憶している。
メニュー一覧。ゲウザは90円引きということで、実質は200円ということらしい（注文しなかったけど）
セットメニュー一覧。チャーハンとのセットがあればソレを選びたいところだったが、残念ながらチャーハンはやってないようなので、ラーメンセットを選択。
すると、程なくしてゴハンと小ザルのネギが先に到着。
その後、ワリとスグにラーメンも到着。セットが揃う。
ラーメンの提供と同時に「よかったら途中で加えてみてください」と、本来テービルサービスである唐辛子味噌「唐味」のフタをわざわざ開けて傍らに置いてくれる。
実は、本日確かめたかったのは、このお店なら今でもきっと味わえるんじゃないかと思っていた、昔の「ラーメン横綱」の味。
少々多めに注がれたスープはを煮詰めた、少々ツンと来る動物系由来の風味と香りを含みながら、ソレは決して濃厚というわけではないにしても、ダシのウマ味は十分にたたえた古典的な京都ラーメンに特有のあの風味。
ナカキンのクタクタヤワメンも、コレはコレで京都ラーメンの一つのスタイルだろう。
ノスタルジックな風味のスープに、パッツンパッツンの剛麵は却ってミスマッチかもしれない。
...今の「ラーメン横綱」チェーンのラーメンは、数年前から黒いラーメン鉢に具にモヤシを加えて提供するようになっており、このブログには上げていないがリニューアル後の久御山店で食べてみたことがあった。
そんな横綱の公式サイト上には「今も昔も変わらない屋台の味」というキャッチコピーがあるが、実はかなり変わってしまっている。
ともあれ、ここ「ラーメン名人」には、以前のオールドタイプなラーメン横綱の味が残っていた。
その味を知る人、その味を欲している人には、今や貴重な存在であろう。この日、そのことを確かめに行ってきた。
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【ラーメン名人】
11:00～翌5:00(火～土）
11:00～20:00(日)
月曜日定休
075-352-5519
京都市下京区清水町284-1
Ｐ：なし
テーブルに灰皿あり
ラーメン 名人 （ラーメン / 清水五条駅、河原町駅、祇園四条駅）
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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