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ラーメン一蘭京都八幡国道1号線沿い店@洞ヶ峠:ラーメン

本日、午後からの業務に入る前のハラごしらえに、ちょっと足を伸ばして寄ってみた。
ココが「ラーメン京都一」だった時に訪れることはとうとうなかったが、なかなか規模の大きなハコ店だわ。

国道沿いに面している「入口」から店内に入ると...(=反対方向にはわざわざ「出口」が設けられている)

目の前には券売機。それも同じ券売機が二台並べて置いてある。食券販売機がツインで並んでいる光景はこれまでに訪れたどのお店にもないものだ。混雑時対応ということだろうか?それほどまでにお客が殺到することは、すでに計算済みということか?
基本のラーメンは(なんと)790円。
さらに、替え玉をしようものなら160円プラス、半替えだと100円プラス、ネギの追加が100円プラス...無鉄砲でよくやるネギオオメと替え玉をここでやれば、それだけでもう1000円越えの世界。
今回は、ちょっとオプションさっくり1000円越えに見合うだけのラーメンなのかどうかを確かめたく、基本のラーメンのボタンだけを押すことにした。

ホールのスタッフに案内されて店内にあるノレンをくぐると、そこには各席がついたてで仕切られた一蘭ならではの「味集中カウンター」がズラっ。
ハナシには聞いていたが、これはちょっと異様な世界。また、写真は明るめに写っているが実際に店内に入った感じは薄暗い。

その、「味集中カウンター」席に座ると、目の前にはラーメンの仕上げについての好みを書き込む用紙と、ボールペン、ワリバシと、呼び出しボタン。

好みを書いてボタンを押す。目の前のスダレ状カーテンが開いて、スタッフの手が出て来て、食券と好みを書いた用紙が受け取られる。その時、スタッフの顔は見えない。そういうところは非常に凝っているといえば凝っているのだが、この閉鎖的な演出、なんだか非常に怪しい感じが否めない。また、そんな凝りようの割りには、お冷やは客自らが席から立ってウォーターサーバーに汲みに行くセルフサービスとなっている。
また、この用紙で「チャーシューなし」を選んだ場合には、例えば替わりに味玉や半替玉がサービスになったり、ということもない。そういう客目線から価格相応のモノを提供しようというスタイルとはむしろ逆行するかのように、ネギもチャーシューもないラーメンを選んでも、どのように選んでも、790円は790円ということで「料金は変わりません」とキチンと書いてある。こういうところは実に抜かりが無い。こういうスタイルでもこれまで事業を拡大し続けてきたのだろう。そう思えば全く、大したもんだわ。

程なくして、やはり顔の見えないスタッフから味集中カウンター仕切り越しに注文のラーメンが眼前に置かれる。
麺の方向を揃えた盛りつけには一定の美学があるようだ。
味わってみる。
スープには、程々にとんこつの甘味はある。が、ブタブタとした香りに乏しく、そういう点では拉麺小路の一幸舎にすら劣る。また「かため」で頼んだ早茹で細麺は、食べている間にもどんどんと食感的な主張を失う。

麺の上に置かれた唐辛子ベースの「秘伝のタレ」は1/2倍で注文したが、スープの後半でコイツの辛味が必要以上にスープの味を支配する。
こういった、ちょっと足すことで味わいを大きく左右する類いのものについては、やはり味わう客の好みに合わせてセルフで調整できるようにしておいてほしい。

今回、ラーメンの味がどうこうよりも、その不思議な店内のシステムと、あざとさすら感じるほどの価格体系を体感したことがハナシの種にはなるお店だと思うとともに、今から10年前ならともかくとして、ピラニストさんが言うように、一乗寺や草津市穴村町や、南彦根のスーパーの一角や、はたまた木津のイナカで、店主が毎日マジメに釜を回して真剣勝負している姿の見えるお店とは、比べるべくもないことを実感した。
交通量の非常に多い国道沿いに収容量の大きな駐車場を構えての24時間営業だから、そもそも地元の地域住民需要より、国道1号線を行き来するドライバー需要を当て込んでの開店なのかも。
今回、時間の関係で「一蘭」を選んだが、久しぶりに八幡のR1沿いを観察してみると、一蘭のほかに「山岡家」や「麺屋かがり」とか、新しい店が出来ていた。
いずれも、まあ、近いうちに一度は訪れておきたいなぁ...とは思っている。
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【ラーメン一蘭京都八幡国道1号線沿い店】
24時間営業
年中無休
075-981-3100
京都府八幡市八幡南山106-3
P:71台
一蘭 京都八幡国道1号線沿い店 (ラーメン / 樟葉駅、松井山手駅、長尾駅)
昼総合点★★☆☆☆ 2.0
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「天然とんこつラーメン専門店」
天然でない豚骨があるのだろうかという疑問が…www
ところで、鮮魚の世界では「天然」の対語は「養殖」のような気がします。
そう思うと「天然とんこつ」ってのは、安定供給しようと思えば思うほど、むずかしいかも知れませんね(笑)