そば処 乃むら@白川村:もりそば大盛り

朝、宿を出て、早いうちから白川郷を楽しむ。実際に行ってみてわかったのだが、ああいう場所は横着してクルマで廻ろうとせず、朝、なるべく早い時間にさっさと駐車場にクルマを預け、じっくり歩いて廻るほうが絶対良いこと。
とりわけ印象に残ったのがココ。田島家養蚕展示館。道路から少し離れたところに窓を開け放っている。もちろん、エアコンなどなさそうだ。白川郷では合掌造りの多くの民家が民宿を経営しており、その気になればそこに泊まって「エアコンのない合掌造りの内部の実際」を体験することは出来るが、我々はエアコン効きまくりの最新宿泊施設を選んだため、この展示館に、余計に興味が掻きたてられた。
そこは白川村内では行われなくなった養蚕の再興を試みている。村内唯一の養蚕をテーマとした展示館。入館料は大人ひとり300円。で、合掌造りについて、養蚕の歴史について、資料映像とともに館主の説明を受ける。「時間は気にしないので、どうぞタプリ説明してください」と私がお願いすると、館主はスイッチが入ったのか、それは熱心にやく一時間半、語ってくれた。なんか、社会科の熱い先生の授業を受けているみたいだった。が、彼の説明の受けて、白川郷・合掌造り・養蚕について、実に多くの知識を授けていただき、結果的には非常に良い授業を受けたと思っている。(同行者らは、かなり退屈してたみたいだけど)
そうこうするうち、昼時になり「どこで食べようか」となる。白川郷内、飲食店の選択肢はけっこう多い。ラーメンを求めるより、そばを頂いたほうが良さげ。で、少し並んででもココにしようと決めた。うどん・そば・丼等々、いろいろやってるお店より、蕎麦専門でやっていることもあって。
屋外、待合席にあったメニュー看板。ウエイティングシートに記名し順番を待つ。
夏は真っ盛り。とにかく暑いので温かいおそばは選ぶ気になれない。となれば、もりそばセット・もりそば単体・とろろそば・おろしそばの四択となる。
やがて順番が来て、店内に通される。店内、およそ7割の面積を占める厨房を3割ほどの面積でL字型のカウンター席が17席、配されている。
迷いに迷って、結局「大盛りそば」(=もりそば大)を注文。
ざるに載っけて冷たく絞めたそばを、猪口のツユでいただく。薬味にネギ、大根おろし、ワサビ。
二八そばだが、ヒンヤリとした中に蕎麦の味わい、食感は上々。
そばつゆが関西風味か関東風味かどっちかわからぬがダシはきちんと効いており、涼やかに蕎麦を啜った。すべて頂いた後、蕎麦湯で〆る。観光地にあって、とてもまっとうな蕎麦を味わわせてくれるお店だった。

手打ちそば処 乃むらそば(蕎麦) / 白川村その他)
昼総合点★★★★ 4.0

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