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関西ラーメンダービー2019第1レース@京都競馬場

ここ数年、毎年この時期恒例開催な関西ラーメンダービー。初めて訪れたのは2015年のことだったかな?以来、毎年毎回すべてとまではいかないでも、予定が合えば行くようにしている。とりわけ、気心知れたキモイラヲタお仲間さん同士で集まって、あーだこーだいいながらゆっくりと過ごすにはうってつけのイベント。
この日、晴れてさえいればバイクで行こうと目論んでいたが、けっこうな雨予報につき公共交通機関利用で移動。

朝9時、入場口開場とともにお祭り広場へ。開場前に集まっている人のほとんどは競馬目当て。その中にごく一部ラーメンマニアが潜んでる感じ。

今回の「第1レース」出展ブース一覧。

拡大図。幅800ピクセルの画像では細かな文字までは読みにくいかもだが、毎回、出展するラーメン店を取り揃える運営側も、いろいろと大変なことだろうなぁ。

で、とりあえずは当日券を買って、各店舗が並ぶブースに向かう。

朝9時、開場したばかりの時間は人影まばら...てか、まだ並ぶ客が居ない。

とりあえず向かったのは地元京都、京都千丸しゃかりき・らぁ麺とうひち・麺処鶏谷・麺処蛇の目屋の師弟コラボ。「京都清湯の未来」と銘打ってのコラボ企画は昨年も出展していたらしく、またこのラーメンダービー以前に、昨年の正月、自主開催イベントとして限定ラーメンを提供したこの4店。あの時は、豪華なポスターまで作って大々的に宣伝しての開催だったことを記憶している。あん時の味は、「未来」を感じさせるというより、「船頭多くて船山に上る」感が否めない印象だったが、さて今回はどうだろう?

この日、「京都千丸しゃかりき」の梶大将からうかがったお話では、今回の各ブース、寸胴2本は主催者側からの用意があるが、現場でスープを作り上げることにこだわって、コンロと寸胴を1本追加し、計3本の体制で臨んだとのこと。

ということで、京都の4店コラボ「京鴨と地鶏の醤油らぁ麺」。スッキリとした中にじんわりと鶏の旨味と深みある醤油感が相まったスープにお家芸的豚鴨鶏3種のチャーシュー。「朝ラー」にはピッタリかつ極めて贅沢な一杯。初めて「清湯の未来」としてリリースした昨年正月の時に感じた、足し算の結果のごった煮感からより洗練された印象。しかし、とても手が込んでいながら、味わってみればすっきりとした旨味のスープで、食べ手の皆が「未来」を感受することができるラーメン、というのは簡単ではなかろう。とはいえ、実はコッテリ濃厚が好まれる傾向が強い京都ラーメン文化の中にあって、「清湯の未来」を模索する試み、今回でオワリではないと信じたい。いろいろ書いたが、結論的には好印象であったことに変わりはない。...と、Tシャツもいただいたことだし、これくらいのヨイショはしとこか(爆)

ふたつめは、ちょっと異色なカナダ・バンクーバー発のラーメンを選んでみた。

”The Ramenman from VANCOUVER"の「トリュフ香る豊潤鶏白湯」...んんん、ソソるではないか。

ブースの中では、あの「セアブラノ神」のチャック中野氏と、「あいつのラーメンかたぐるま」の上嶋氏がスタッフとして従事していた。2017年の第2レースでのコラボ以来のくされ縁から?で、チャック中野氏が教えてくださったことに、VANCOUVERのRamenman店主、実は中野氏の高校の同級生らしく、カナダで店舗を立ち上げるに際し、中野氏が監修をしたそうだ。で、そのラーメンを今回のダービーに持ってきた、ということらしい。
それにしてもこの濃厚な鶏白湯スープ、なんとも自分好みドンピシャの線。てろっとこってっとした粘度感のなかに強火で煮出した鶏のエエところが上手く載っている。トッピングの海老ムース、シャクシャクのレッドオニオン...なるほどコレは白い人黒い人黄色い人問わず幅広く受け入れられそうな味。けど。トリュフはイマイチ感じなかったかな?まあ、いいけど。

続いて、奈良県・麺屋NOROMAの「PREMIUM中華そば」。

京都の4店コラボと同じく、基本は鶏清湯ながら、イリコの効いた味わいが特徴的。それにしても、麺屋NOROMAにしては珍しい清湯が、ココでいただけるとは。

さらに、興味深かったのがココ「くそオヤジ最後のひとふり」。知らない人にはなんだか壮絶なネーミングかもだが、大阪を中心に数々のユニークな名のラーメン店を展開するUNCHI株式会社の一店だそうで、行こう行こうとは思いながら、個人的にはなかなか足を運ばない大阪・十三にあるお店。

あさり山盛り貝出しらーめん...興味津津。


寸胴に仕込んだスープは小鍋で一杯ずつ温めながら、

スープとは別に蒸したアサリをトッピングに添える作り。

して、コレがそのアサリ山盛り貝出汁らーめん。追加トッピングせずともけっこう入るアサリに甘みを含んだスープ。

感心したのは今回のように数をこなしてナンボのイベント出展ラーメンにあって、しっかりとした太麺を堪能させてくれたこと。オペレーション重視で行くなら、茹で時間の短い細麺が有利に決まっている。が、それよりも、啜って、味わってもらってこそナンボ、という考え方がここにある気がした。ほな、太麺やったらエエのんけ?というわけでもないが、貝の味、スープの味、具のユニークさ、麺の特徴という点で、強く印象に残ったのはコレだったかな。

さらに、お仲間さん同士でシェアさせていただいた「麺屋わっしょい」の「北海道花咲カニミソを使った白湯ラーメン」。これは、今回のダービーにむけて特別に開発した花咲カニのフィーチャーしたラーメン、ということになるのだろう。白湯スープの中にカニミソの味。そして、カニ足のむき身に豚コマに味玉にエビセンに海苔。なるほど豪華絢爛にして、今回のようなイベントならではのチューニングも強く感じた。
ということで、個人的には「きたかた食堂」のラーメンも気にはなっていたが、今回の出店では「濃厚鶏白湯味噌」という、およそ喜多方ラーメンらしからぬメニューでの出展だったので敬遠。
今回の第1レースは、1位「きたかた食堂」2位「京都ラーメンの未来」3位「くそオヤジ最後のひとふり」という結果だったそうな。けれど、4位以下だったラーメンも、それぞれにとても美味しく楽しめたことは確か。とはいえ、一人で行って、一人で10のブースすべてを食い尽くすというのは不可能に近い技。仲間とワイワイ行って、ラーメン談義に興じながら、それぞれの食券でシェアし合って楽しむ、というのが一番の楽しみ方だと、あらためて感じた。強いていえば、秋の季節のアウトドア関西望麺会みたいな雰囲気が、なんともイイ。実行委員会事務局の方々には、あらためて御礼申し上げます。
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