らーめん鶴武者@西院:らーめん

今年2月にオープンした新店。...熱心なお仲間ブロガーさんたちはすでにオープン当時にこぞってレビューをアゲられていたが、トレンドに疎い私は開店2ヶ月後の本日が初訪となる。

店内はカウンター席のみで13席程度かな。メニューはいたってシンプル。ふつうの「らーめん」か、魚介ダシを加えているらしい「和風らーめん」のどちらを選ぶか迷うが、今回は「らーめん」を注文。

メニュー裏側にはお店のコンセプトが。かなりのこだわりをもっているようだ。

店舗そのものがまだまだ新しいこともあるが、昼時間帯の店内は、外からの光もうまく取り入れ、明るい清潔感が漲る。自家製麺ということで、お店に入ったところに製麺機がある。

テーブルにはフライドガーリック、一味?(あるいは七味?)、コショウ。

フライドガーリックのフタを開けて見てみる。と、よくあるチップ状の揚げニンニクではなく、「食べるラー油」みたいなものだった。

そんなこんなしているうちに注文の「らーめん」到着。
大阪の中津にある「弥七」のラーメンと似ているという前評判も聞いているところだが、かつて行った弥七のソレ(随分過去のことだが)とは全く似て非なる、わりと透明感もあるスープ。そのスープに浮かぶ細かな緑色はバジル?青のり?刻んだ大葉?
スープの味わいは、細かい緑色のハーブ的効果もよく利いているせいでか、あたかも洋風のスープのような感。塩ラーメン的でも醤油ラーメン的でもなく、独特の風味。動物系のダシの押し出しだけで喰わせるわけでもない、やはり独特の柔らかな優しい味。オープン当初は塩味の強さを指摘するレビューも多かったせいでか、オープン後にかなり調整を重ねられているようだ。

太めのメンマは通常の場合繊維と同方向に長くカットされるのが常だが、このお店のメンマは繊維に対し垂直方向でカットして使っている。結果、通常の太めなメンマとはかなり違った食感が味わえるのは面白い。また、レアチャーシューのピンク色が見た目に鮮やか。だが、味わってみると、あまり印象には残らない。天理の「一徳」のレアチャーシューと、見た目は似ているのだが、味わった印象の違いは何だろう。厚さによるしっとり感の演出?素材のニクそのもの?いろいろと興味深いところ。味玉の仕上げは強過ぎず、スープに馴染んで美味い。
そしてなにより特徴的なのは麺。多加水気味のムチムチ感とツルツル感が独特。
このお店、これからどんどん進化していく気配を感じる。今回は色々と思うところもあったが、また是非訪れてみたいところだ。



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【らーめん鶴武者】
 お店ブログ
 11:30~14:00  18:00~21:00
 水曜日定休
 075-322-7015
 京都市右京区西院矢掛町28-2
 P:なし(店舗向かいにコインPあり)



 

らーめん 鶴武者ラーメン / 西院駅(阪急)西院駅(京福)西大路三条駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

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