静岡県富士山世界遺産センター@静岡県富士宮市宮町【2024卯月富士の旅#08】

先日の山陰旅でも「石見銀山世界遺産センター」というところに行って、石見銀山に行った気になって来たのが記憶に新しいところだが、今回も「富士山世界遺産センター」で富士山に登った気になってみよう的に行ってみることにした。ちなみに我が国には二つの「富士山世界遺産センター」があって、ひとつは山梨県立のもの、もうひとつはここ静岡県のもの。(と、今回このブログ記事を書き始めた時点で初めて「富士山世界遺産センター」がふたつあることを知った次第。)なお、施設の専用駐車場がない代わりに近くに公共駐車場もあったが、あとで買い物もする予定もあったのでイオンモール富士宮の平面駐車場に車を駐めて、そこから歩いて向かうことにした。それにしても、イオンモールから富士山がこんなに見事に見えるなんて、滋賀県ではあり得ないことだ(当たり前)。

ということで、はるばる500m・約7分を踏破し、いよいよ、ついに、やって来たゼ!

坂茂(ばん しげる)という、自称「社会の役に立たない」建築家による設計の建築。それ自体が「逆さ富士」で、水面に映る姿が富士山を模しているという逆転の発想。館内では、タイムラプスの映像を見ながら全長193mのらせんスロープを上ることで、静岡県側の特徴である海側からの富士登山を疑似体験をすることができる。(詳細は公式HP参照。)

5階・展望ホール&屋外テラスからはこのように、見事な富士山を眺めることが出来た。まったく、2012年の時の、まる三日間富士の姿を見ることがなかった富士山キャンプ旅行はなんだったんだ!?と思う程に。

その5階展望ホールには「ふるさと富士」と称して、例えば「利尻富士」とか「讃岐富士」といった、「〇〇富士」と名のつく日本全国の山の画像を展示するコーナーがある。

そこに、滋賀県の三上山=「近江富士」はゼッタイあるだろうと思って探してみたのだが、なんと!無かった!!コレは由々しきことなり!!

さらに、日本全国から富士山の姿が見える場所を紹介するコーナーがあり、そこによれば富士山の姿は三重県伊勢市の二見浦や、奈良県上北山村大峰山仏性ケ岳、和歌山県那智勝浦町色川富士見峠からも条件が叶えば見ることができるのだそうだ。そして、滋賀県高島市と京都市左京区の県境からも、理論上は見ることが出来るらしい。けれど、こんな風に見えたとしても、あんまり実感は沸かないことだろうな、きっと。

らせん状のタイムラプス展示を上り切って5階にたどり着いた帰りには、富士山に関するありとあらあゆる古地図や古文書の類の展示を見ることが出来る。その画像をたくさん撮ったが、ここでその一々を掲載するのは冗長になるからやめておくが、なかなか興味深いものがあった。ということで、この施設の一般観覧料300円は、なかなか値打ちがあったと思う。

約一時間の見学のあと、下界(?)に降りて、クルマを駐めているイオンモール富士宮に戻る途中に「浅間大社南」交差点から見た風景。この辺りの街は、こんな風に日常の中に富士山の姿があることを実感。


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