麺や 青雲志@松阪市嬉野:正油らぁ麺

2010年12月にオープンしたという、まだ1年と経たないお店。最近、その名前を見聞きすることが多いので、ちょっと気になっていた。で、この日、日帰りツーリングの目的地に丁度いい距離だということもあって行ってみた。

開店15分前に現場着。すでに待ち客がチラホラ。周囲は...といえば真向かいにコンビニが一軒あるだけの実に広々としたロケーション。今回はこのお店にはどんなメニューがあるのか、事前に「予習」をせずに訪れた。(というか、ふつうは予習なんてしないか)

開店時刻になり、ノレンがかかって店内に入ると....

いきなり文字情報の嵐!瞬時にコレだけの文を読んですぐに券売機の押すボタンを決めるのはちょっとキビしいものがある。

だから、コレから食べに行こうと考えておられる方には、この下に券売機周辺にあった文字情報をざっと網羅しておくので、どうぞじっくりの御覧いただき、御参考にしていただくことができれば幸甚である。

(ちょっと慌てていてカメラのISO感度を高く設定していた結果、ノイズだらけのザラザラな画像になってしまった)




で、もうかなり迷ったのだがすぐ背後に次のお客が待っている状態の券売機前であまり時間をかけるのに気が引けてしまい、今回は初訪でもあるので、結局スタンダードな「正油らぁ麺」を選ぶことにし、カウンター席についた。

青い空に白い雲が描かれた壁紙で壁も天井も覆い尽くされた内装も印象的だが、カウンター席に座ってふと上の方をみると、数あまたのラーメン店の名刺が掲げられている。どうやら、店主自身が重度の真性ラヲタらしく、趣味が高じた挙げ句の果てに店を開くことにしたようである。

先程述べたように、入店したのちの食券購入のところでやって来る文字情報の多さについてはゼヒ岐阜県大垣にある「真屋」のシステムをゼヒ見習ってもらって、このお店なりの工夫で改善をお願いしたいところであるが、順番待ちの間を快適に過ごせるためにこのお店ではカウンター席の背後に柔らかな感触の白いベンチソファがあり、10人程度の待ち客に対応できるようになっている。

箸立てに入れてある箸には木製のものの他にチタン製のものやお子様用サイズがあったりと楽しい。テーブル上の調味料には塩らぁ麺用としての塩、粗挽の黒胡椒、(京都・原了郭の黒七味が置いてあった。

待つことしばし(店主は決してあわてず、ひとつひとつの作業をきっちりしっかりとやるタイプのようだ。)、やがて登場した正油らぁ麺。このお店ではスタンダードメニューがチャーシューレスであることに、目の前に実物を出されてはじめて気がついた。(お店としては「それについては券売機のところに書いてある」ということであろうが、そうならそうと、私のように初めて訪れた客に明確に分かるような示し方をしておいてほしいものである。)

しかし、このスープの豊かさはどうだ。醤油の存在感はあまり前に出て来ないが、その分ダシの豊かさ、とりわけ焼きアゴのサカナダシの風味の豊かさには舌を巻くものがある。食べ始めの瞬間には「積極的無化調」ゆえのある種の頼りなさもあるが、食べ進んでいくうちに深みのある味わいがだんだん追いかけて来る。美味い。

厨房奥の製麺室でつくられた自家製麺による全粒粉も含む平打ちのストレート太麺。小麦の味わい、コシ等の食感ともに十分な主張があって、スープとの相性もいい。

全部飲んでしまった鉢の底にはけっこうな量の顆粒状のものが残る。一味の辛みや、その他、詳しいところはよくわからないが、相当に複雑な調整を重ねて今の味を作り上げているようだ。
思うにきっと、昨年12月のオープン以来、麺もスープも相当に進化してきているのだろう。

ってなことで今回は基本のチャーシューレスな正油らぁ麺をいただいたワケだが、このお店には一度や二度訪れただけではその魅力を味わい尽くせないような面白さがあることを強く感じた。今度は違うメニューを味わいに、また行こうと思う。



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【麺や 青雲志】
11:00~14:30
土曜日は...11:00~14:30 17:00~19:00
月曜日、火曜日定休
三重県松阪市嬉野権現前町神北405-14
P:あり

麺や 青雲志 ラーメン / 権現前駅
昼総合点★★★★ 4.5

 

 

 

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