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ラーメンにっこう@滋賀県彦根市宇尾町:秋刀魚とんこつつけ麺

毎月10日はラーメンにっこうの「豚骨の日」。
コレが土曜日と重なった!となれば行くしか無いぜトンコツノヒ。ということで一路彦根へバビュリング。で、開店一時間前に到着し余裕のポールと思えば、ウエイティングシートの本日分に先着一名様のお名前が。ということでポールゲットならずであったが、二番手に着くことはできた。まあヨシとしよう。
同じことを考えている人は多いようで、いつもはどうか知らんがこの日はノレンが上がった時、すでに30人近くの待ち客を抱えていたかな。やはり、狙ったお店には早めに着くに限る。
今回の豚骨、麺屋棣鄂の新作麺を起用するとのこと。当日になるまでラーメンで提供するか、つけ麺で提供するかギリギリまで迷った結果、結局つけ麺での提供となった。さてさて、どんな麺だろう?タノシミタノシミ!こういう一期一会のワクワク感。私ゃ大好き。
で、やってきました今月の豚骨スペシャル。パッと見のデザインはラーメンにっこうのレギュラーメニュー「柚子白湯つけ麺」のように見える。が、しかし...
明らかにキノコと思しき物体が乗っかっている。そしてその物体は松茸のカホリを漂わせ...。口にしてみると、松茸の茎のようなあの独特のスジスジした食感ではなく、より肉の密度が濃くさらに瑞々しい食感と噛み応え...今日のために今月限定の麦笑近大前期間限定店舗から里帰りしている西川店主に聞けば。エリンギを取り出してきて「さあ!松茸にな〜れっ!!」って呪文をかけたとのこと。なんじゃそりゃっ?
麺の器にはさらに細く刻んだ生姜、紅葉おろしといった、今回用の特別な薬味といつもの酢橘を添える。
つけ汁は豚骨の出汁に秋刀魚節の味わいがバランスよく乗り、申し分無い味わい。
で、一番気がかりなのは、今回の麺屋棣鄂製新作麺。
「なんか、ユルユルの麺ですわ〜」とは西川店主のコメント。
今回の「豚骨の日」にこの麺をどう使うかにあたり、相当考えた様子。
麺だけで味わってみると、魚介の効いた清湯醤油でなら本領を発揮しそうなもっちりとしながら啜り込む時の食感に長けている。それでいて、案外ソフト。単なるユルユルではないし、古典的な京都の低加水ストレート細麺のあの食感とは全く別物。「太くてカタけりゃいいという人はあっちに行っといてシッシッ」と、麺がそう言っているような麺。それはそれで面白いんだけど、さーてこの麺が濃厚な豚骨出汁を柱としたスープにドンピシャではまるか?と想像したら、やはり疑問符は付くわなぁ...で、迷って結果つけ麺で出すことを選んだワケだ。
食べている間、面白かったのは秋刀魚節+豚骨出汁のつけ汁と、刻み生姜や紅葉おろしの薬味との妙。さらにつけ汁の底から湧き出してくる豚バラチャーシューと麺の器を飾るレアチャーシューの妙。なかなかにゴージャラスではないか。
ひとしきりの麺と具を堪能した後のスープ割り。秋刀魚節と三つ葉の鮮味の妙。つけ汁のときとスープ割りの時で、さりげなく器を替えてくれているのも細やかな気遣い。
期待していた以上の楽しみを味わわせてくれる。
やっぱり、素敵なお店である。
【火~金】11:30~14:30 17:30~21:00
【土日祝】11:30~21:00
月曜日定休
0749-28-2035
滋賀県彦根市宇尾町1366-2
P:あり
ラーメンにっこう 本店 (ラーメン / 河瀬駅、南彦根駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5
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