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ラーメン軍団@一乗寺:「重厚ラーメン」
本日夕方、(やっと)行ってきた。先日「夢を語れ」に訪れた時は京阪&叡電利用だったが、クルマで一乗寺に行くとやはり駐車場に困る。ようく探してみると小規模なコインパ-キングはあちこちにある。しかしその料金が30分で200円だったりで、駐車料金を気にしてイライラしながらラーメンを待つのも癪なので、クルマはカナート洛北に置くことにした。本来の目的地へは10分ばかり歩くことになるが、当日のレシートがあれば2時間は無料なので、地下食料品売り場で眠気覚ましのガムを買ってレシートを貰えばいいのだ。セコいハナシだが、迷惑駐車で顰蹙を買うより100倍も良いだろう。ただし、カナート洛北の駐車場は夜9時まで。そして明日2月15日は臨時休業であることを書き添えておく。
さて、本題。午後6時過ぎ、天天有のカドを曲がると、「夢を語れ」前には例によって若い人たちが10人ばかし列をなしている。一方、本日の目的地の方はお店の外に行列こそないものの、6時過ぎ時点で、店内はほぼ満員。1席だけ空いていた厨房に面した方のカウンター席に座る。店主石田氏も、サポートするバイトの女の子(ウワサに聞いていた通り実直そうな娘さんだこと)とても忙しそうだったので、あえて、何も言わず、とくにゴアイサツもせずにいたところ、店主石田氏が注文を聞いてくれたので「ん~、重厚と原点かー。どっちがいいかな~?」と言ってみると、向こうが「あ”っ!!」と叫んでくれた。(....お客に向かってソレはないだろう(笑))そして、石田氏は「そりゃ、両方とも食べてってくださいよ!」とこともなげに言うのだが、胃のキャパ的にソレはちょっとキビシいので(オマケに駐車料金すらケチるほど、お金もないワケで)、結局「重厚」の方をいただくことにした。
そして、カウンター越しに石田氏の仕事ぶりを見ていたのだが、つい3週間ほど前には、あちらこちらに建築資材の梱包を解いたあとのダンボールが残るガランとした店内で、茹で麺器に初めて火を通しながら「バイトの子が確保できないんです...」と不安げだった様子がウソだったかのように思えるほど、気合いの入った生き生きとした様子だった。
ただ、少し余裕がないようにも見えた。人間、忙しくなると目先のことにしか気が行き届かなくなり、広い視点を見失ってしまいがちになるものだが(何だか自分に言い聞かせているみたいだ)、もう少し泰然自若に振る舞ってほしいと思った。まあこういうことは仕事を続けていく中で時間とともに育っていくもんだろう。比較しては悪いのかもしれないが、その点「夢を語れ」の若いイケメン店主は、ある種の落ち着きを漂わせている。それもきっと、東京での店長経験があるがゆえのことなのだろう。
「重厚ラーメン」は、注文してからそう長い間待つこともなく仕上がってきた。豚骨オンリー?の動物系を煮詰めたスープはなかなか濃厚。彼がお店を始める以前に何度か食べさせてくれた自作ラーメンよりもずっとまとまり感のある好バランスの味わいになっている。「重厚」の名ゆえに、初めて食べる時にはそれがどれほどのものかと恐れをなしてしまいそうになるが、天下一品のこってりが大丈夫な人には普通に食べてしまえるラーメンだろうと思う。
また、無鉄砲の豚骨と比較されることが多いようだが、ラーメン軍団の「重厚」は、無鉄砲の豚骨に比べ、脂分が少ないのだと思う。しかし、なにも無鉄砲のマネをする必要はなく、これはコレでウマイので、やはり店主自身がコレと思う方向性を大事にして今後とも進化させていってほしい。
麺屋棣鄂の中太ストレート麺も、まあ、合っているのだが、ちょっと直球勝負に過ぎるようにも思う。以前に、それこそ石田氏御自身が私に食べさせてくれた濃厚豚骨のスープに「まりおさんチ」の茶色っぽい縮れ麺とか、それこそ無鉄砲が使う日本めんのような、スープを絡めてズゾゾと啜ったが最後、口にまわりでスープが暴れるような、そんな「ヒキ」のある食感を求めてもよいのではなかろうか。
もっとも、こういったことは一客としてのワガママな思いである。そして、店主のキャラクター上、「ラーメン軍団」は現状にとどまるということはないはずなので(笑)、同様に麺屋棣鄂もまた、現状維持をもってヨシとするはずのない麺屋さんだと思うがゆえに、今後の成長を応援しつつ、見守っていきたいところ。
でも、具がチャーシューとネギだけってのは、やっぱりちょっと寂しいもんだと正直思った。やっぱり、メンマなり、キクラゲなり、海苔なり、簡単なものでいいからもう一品添えて欲しいところだな。
そして、カウンター越しに石田氏の仕事ぶりを見ていたのだが、つい3週間ほど前には、あちらこちらに建築資材の梱包を解いたあとのダンボールが残るガランとした店内で、茹で麺器に初めて火を通しながら「バイトの子が確保できないんです...」と不安げだった様子がウソだったかのように思えるほど、気合いの入った生き生きとした様子だった。
ただ、少し余裕がないようにも見えた。人間、忙しくなると目先のことにしか気が行き届かなくなり、広い視点を見失ってしまいがちになるものだが(何だか自分に言い聞かせているみたいだ)、もう少し泰然自若に振る舞ってほしいと思った。まあこういうことは仕事を続けていく中で時間とともに育っていくもんだろう。比較しては悪いのかもしれないが、その点「夢を語れ」の若いイケメン店主は、ある種の落ち着きを漂わせている。それもきっと、東京での店長経験があるがゆえのことなのだろう。
「重厚ラーメン」は、注文してからそう長い間待つこともなく仕上がってきた。豚骨オンリー?の動物系を煮詰めたスープはなかなか濃厚。彼がお店を始める以前に何度か食べさせてくれた自作ラーメンよりもずっとまとまり感のある好バランスの味わいになっている。「重厚」の名ゆえに、初めて食べる時にはそれがどれほどのものかと恐れをなしてしまいそうになるが、天下一品のこってりが大丈夫な人には普通に食べてしまえるラーメンだろうと思う。
麺屋棣鄂の中太ストレート麺も、まあ、合っているのだが、ちょっと直球勝負に過ぎるようにも思う。以前に、それこそ石田氏御自身が私に食べさせてくれた濃厚豚骨のスープに「まりおさんチ」の茶色っぽい縮れ麺とか、それこそ無鉄砲が使う日本めんのような、スープを絡めてズゾゾと啜ったが最後、口にまわりでスープが暴れるような、そんな「ヒキ」のある食感を求めてもよいのではなかろうか。
もっとも、こういったことは一客としてのワガママな思いである。そして、店主のキャラクター上、「ラーメン軍団」は現状にとどまるということはないはずなので(笑)、同様に麺屋棣鄂もまた、現状維持をもってヨシとするはずのない麺屋さんだと思うがゆえに、今後の成長を応援しつつ、見守っていきたいところ。
でも、具がチャーシューとネギだけってのは、やっぱりちょっと寂しいもんだと正直思った。やっぱり、メンマなり、キクラゲなり、海苔なり、簡単なものでいいからもう一品添えて欲しいところだな。
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
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ビジュアルが悪いというのは私も思いました。
何か足らんな、と思うのですが、『何が』といわれると
よくわかりません。
見た目の部分で具体的に「足りない」と感じるのは、具と、ラーメン鉢のセレクトだと思いますね。本文に書いた通り、やはり具にもう一品が欲しいのと、スープの色合いと鉢の組み合わせで、「重厚」と「原点」のコンセプトをより強調することは出来そうに思います。
ビジュアルだけに走るもんじゃないですね。ラーメンって。
ただどっちかっつうと、見た目が悪いよりは良い方がいいです。(当たり前田のクラッカー....あ、歳がバレる)
きくらげなんてもっといらないと・・・。
のりなんて臭いがじゃまで更にいらないと・・・・
やっと理想のラーメンに巡り会えたこの記事を見て思いました。
早速食べに行きます。
煮卵があれば完璧な具です。
理想の具、やはりメンマがないのは素晴らしいです。(笑)
煮卵もあり完璧でしたが、卵ちょっと味が付きすぎでした。
細かいことは置いておいて、
最後までスープを飲めたので私的にはおいしいと言う証しです。
味も良かったのですが
他に感動したのは
行ったときは満席で、私を含め2人店内で待っており
カウンターの4名の団体さんが食べ終わり、
店長自らどんぶりの片付けをされたのですが
できてない店ですと、4名分のどんぶりを片付けだし、
4人分のカウンターを綺麗にしてからどーぞとなるのですが
ラーメン軍団の店長さん、
まず、2つ分のどんぶりを左に寄せ
2人分のスペースを綺麗にし
早く私たちに座って貰おうと・・・。
こういう仕事のやり方に感動です。
頑張って欲しいです。