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霞中庵 音和そば@京都市山科区小山中島町:日替わり福徳セット
京都市山科区に生まれ育ったワタシとしては、このお店のこの界隈といえば、牛尾山への入口という印象が強い。子供の頃、ピクニックだ遠足だキャンプだといえば、牛尾山だった。その牛尾山の入口に、いつの間にやら「わらびの里」という料亭が出来、コチラの方は今や日本全国の有名百貨店でギフト商品を展開する一大企業となっているようで、また、料亭自体もちょっと我々庶民には縁が無い高級店だったりする。今回、実際に行ってみて初めてわかったことに「霞中庵 音和そば」は、その「わらびの里」が敷地内に今からおよそ三年前に新たに始めた蕎麦店になるようだ。
場所柄、このお店へは、クルマか、リッチな方ならタクシーかで訪れることが前提になろう。そして、かなり狭い道を進むことになる。駐車場はある程度確保されている。
お昼時は結構な人気で、ウエイティングシートに記入してから客席に通していただくまで40分程度待った。
待合席のところから、はたまた屋外からも、窓越しに蕎麦工房が見える。
無人の工房内では、電動石臼製麺機が静かに回り続けていた。
店内、グループ客に対応したテーブル席がゆとりのある広い空間に配されている。大きな窓から見える緑の眺めもいい。
冊子になっているお品書きには、多数のメニューが紹介されている。その全容はコチラを参照されたし。ひとしきり全部を眺めて、今回は結局、筆頭に紹介されている「日替り福徳セット」を選んだ。蕎麦はもちろん、このお店のいろいろをひとまとめに味わい、楽しめる感じがしたもんで。
注文してからおよそ10分で出来上がってきた「日替り福徳セット」がコレ。なかなか充実のセット内容。(蕎麦は温or冷が選べる。今回は冷で注文。)
なんといっても、主役は蕎麦。お店の場所は京都市山科区小山の牛尾山麓は、蕎麦の産地でもなんでもないが、滋賀県の伊吹山麓で収穫される在来種伊吹そばの十割蕎麦だそうな。
コレがまた秀逸で、ムチムチとした弾力に富み、啜り込んで快く、蕎麦の味わいカホリ存分に楽しめる素晴らしい蕎麦。
天ぷらはオクラ・舞茸・ヤングコーン・茄子・海老の盛り合わせ。
蕎麦と、この天ぷらのクオリティだけで、いつぞや訪れた夕べ口グ100名店を軽く凌駕する内容。
さらに、料亭クオリティの出汁巻きに、
「わらびの里」オリジナル昆布の佃煮を始めとする一口おかずの品々、
さらに「わらびの里」京ちりめんのごはん。ざっとコレだけの中身を楽しむことが出来て1500円だ。安いではないか。いつぞや訪れた夕べ口グ100名店は、天ぷら盛り合わせだけで2000円だったのに。
〆の蕎麦湯も、ドロリンチョで濃厚なやつ。残った蕎麦つゆで割っていただいて、ハァ、満足。料亭「わらびの里」は完全予約にして昼会席でも一万円の世界。2名1泊360000円と、我々庶民には無縁の世界だが、この蕎麦屋さんなら安心価格で「わらびの里」クオリティが楽しめる。道理で人気なワケだ。今回、実際に行ってみて、実感した。そして、行ってみてヨカッタ。
霞中庵 音和そば (そば(蕎麦) / 追分駅、四宮駅、東野駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5
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