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麺屋びびび@左京区浄土寺西田町
この日、先日に引き続き梶さんの迎春特別限定に行こうかとも思っていたが、1/5のメニューは過去に味わったこともあり、また年が明けてからというもの連続でその日限りの限定メニューばかりを追いかけてもいたので、この日は同行者を伴い未訪の新店に行ってみることにした。某京都ラーメンブロガー氏が京都のこってり鶏白湯ラーメンとしては出色の出来と高く評価しているレビューが気になってのことでもあった。
ラーメンは四種。弱火で静かにつくる「あっさり」と、強火で炊き込む「こってり」を「塩」or「醤油」で、の四種。
土地柄的にインバウンド需要も多いのか、エイゴメニューもアヴェイラブル。
この場所が「てっぺん」という屋号だった頃に訪れたことはついぞなかったが、「麺屋びびび」として居抜き物件を改装オープンしてからは、すっきり明るい印象を感じる店内。レンジの上に置いた麺箱は明らかにディスプレイ狙ってるなぁ...。
で、同行者1は「あっさり塩」を、同行者2は「こってり醤油」を、自分は「こってり塩」を注文することにした。
(お店としてのオススメは「あっさり醤油」のようだと知ったのは後からのことだった)
で、からあげセットも付けてみた。
日本語メニューとは別の英語メニュー。ラーメンについては右側の画像から番号で選択できるようにしてあるのは、いい工夫。
カウンター上部の壁面はイベント等の告知スペースとして開放する。学生街らしいアイデア。
こってりもあっさりも、スープは基本営業前に仕込んでおいて、注文のたびに小鍋で温める作り方。
テーブルにはラーメンのタレと胡椒。
コチラ、あっさり塩。思い描いていたより甘い感じだった、と同行者。
続いて、こってり醤油。
そして、私が注文した「こってり塩」。あっさりとこってりでは麺の太さ・具材の構成が違う。
こってりの方はあっさりよりも太めの麺を合わせている。それぞれに違いをもたせているのはいい工夫だと思う。ただ、ワンオペでの営業のなかで、麺を茹でる時間が太めも細めも同じタイミングで上げるため、細麺の方が弱く仕上がってしまう傾向があるようだ。また、スープにはこってりもあっさりも鶏に野菜を加えて煮込んでいる様子。あっさり清湯はともかくとして、こってり鶏白湯の場合は野菜を加えると経時変化で酸化した風味を図らずも加えてしまいやしないかと思ったりするが、京都ローカルな某月刊誌に依れば「フレンチで働いていた経験を生かして...」ということもあってのようだ。また、大将に聞いてみたところでは、京都府内に多店舗展開しているグループ店のひとつでラーメンの修業をしたそうだ。(ただし「どこそこで修業した」という場合、新規開店するにあたっては、必ずしも修業先を円満退職しているとは限らない例は、これまでにも数々のお店で見ていることもあるので、その修業先についてはココで触れないでおく)
セットの唐揚げは、サイズ感で押してくるタイプでなく、やはりラーメンと同様に丁寧な作りで出してくれる。今回、鶏白湯の濃厚具合については思い描いていたほどではなかったけれど、このお店のちょっと上品な感じのならではの味わいは大きな魅力。大きな表通りに面した場所にあるお店ではない分、中身での勝負が不可欠だろな。総じて「丁寧に作る」印象を強く感じた。また、今後ともさらに進化していく可能性も感じるところ。
麺屋 びびび (ラーメン / 元田中駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
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