食べ歩きマップURL
http://tabelog.com/rvwr/000312672/rvwmap/0/0/
t_cognac's weblog
珠洲温泉 のとじ荘@珠洲市宝立町鵜飼

この日の宿、元は国民宿舎だったものを2015年にリニューアルオープンした宿なのだそうな。車寄せのあるエントランスは外から見る限り、割と地味な印象。

玄関の自動ドアはウッド調で中の様子が見えない仕様。リニューアル前がどうだったは知らないけど、扉を開けて中に入るときのワクワク感を増幅させる演出を感じる。

で、中に足を踏み入れると、建物の向こうまで見通せるロビー。この空間の「抜け感」は感動的ですらある。

さらに、その「抜け感」の突き当たりにあるのは「水平線」。さらにその右には見附島を眺める。ムチャクチャ素晴らしいロケーション。

フランスのタイヤ屋さんが編集するガイド本2021年版に掲載された宿でもあるそうな。

今回、ちょっと奮発して一番グレードの高い客室にした。和室部分だけでも12畳。ムダに広いw

ベッドの入る洋室部分から障子を開けた窓を眺めると、さっきロビーで感じたのと同様、空間の「抜け感」がある。

その窓からは見附島が見える!素晴らしい眺め!

さらに、客室に備え付けの内風呂!やはり外を眺めながら入れる仕様。しかも温泉の湯!入浴シーンはコチラっ!
もちろん、大浴室と露天風呂「弘法の湯」にも入りに行って見た。けど、客室備え付け内風呂の方が「自分専用源泉掛け流し」が楽しめて断然良い。

夕食は館内食堂「漁火」へ。

宿の場所柄、日本酒は当然の宗玄推し。

この日の「おしながき」。宿の一泊二食つきプランに、ちょっと奮発してグレードアップバージョンをお願いしておいた。

【食前酒】葡萄酢(ノンアル)、【先付】見附だいずるの酢の物・見附蛸やわらか煮、【前菜】栄螺田舎煮・烏賊塩辛・河豚松前昆布付け・海鼠酢・人参柚子味噌和え。地のものをちょっとずつ、数多く。

お刺身。「おしながき」では「造里」と書いてある。間八、メジ鮪、鯛、鮃、甘海老。

お酒については、さっき行ってきたばかりの宗玄酒造をはじめ、能登の地酒を取り揃えている。いろいろ味わってみたいなら、やっぱり利き酒セットだわな。

で、同行者は宗玄酒飲み比べを、

ワタシは能登地酒飲み比べを選択。

煮物、能登牛デミグラ煮込。とろっとろに煮込まれていて柔らかい柔らかい!デミグラスソースの牛肉、美味い美味い!ただしこのメニューだけは日本酒との相性は今一つ。ここだけは赤ワインが合うかな?やっぱり。

酢の物、珠洲産毛蟹姿盛り。ラディッシュやレモン、きゅうりなどで美しく彩られているが、つまりはあらかじめ食べやすくほぐしてある毛ガニ。しかも珠洲産らしい。毛ガニって北海道でしか獲れないものだと思っていたが、日本海沿岸にも生息してるのね。シランカッタ。それにしても...画像ではわからないけど、身はしっかり詰まってて蟹味噌も結構あって、実に美味い!能登地酒とは最高の相性!

さらに強肴、能登珍味三品盛り、栄螺酒粕和え・能登牛時雨煮・烏賊の鉄砲焼き。実に、日本酒がドンピシャ。堪りませぬ。

台の物、能登牛しゃぶしゃぶ。

昆布が仕込まれたアルミ箔鍋が...

ぐつぐつ煮立ってきたところをしゃぶしゃぶしていただく。美味いに決まってますやん。こんなの!

蒸し物、雲丹入り茶碗蒸し。ウニが入った茶碗蒸しなんて初めていただくよ!実に贅沢なお味。

ご飯は能登棚田米深層水仕立て、留め椀は見附かじめ粕汁。この粕汁、味噌を加えないこの汁がこれまで味わったことのないもので非常に美味しかった。香の物、能登野菜切り漬け。

デザートはムースにイチゴを乗せて。ここの夕食は日本酒とよく合う品が多く、本当に美味しい。非常に満足でした。

ロビーのところにはラウンジもあって、ここでさらにウイスキー...なんてのも粋だけど、利用はせず、そのまま部屋に戻って寝ちまったい。

翌朝6時24分。ニッポンの夜明けぜよ。起きてすぐ露天風呂「弘法の湯」に朝風呂に行こうかと思ったが、せっかく部屋に温泉が出る専用の内風呂があるのだからそっちにした。旅館の風呂付き部屋って、入りたいと思ったら即入れるから良い。

朝食はこんな感じで、やはり品数の多い旅館の朝ごはん。小さなおひつに入ったお代わりのご飯も含め、完食。食べな、もったいないやん。
この宿、ロケーション、部屋、温泉、食事の内容が非常に充実しているのに関わらず(正確な費用総額は内緒だけど)この手の宿にしては非常にコストパフォーマンスもいい。大満足の宿でした。
珠州温泉 のとじ荘 (料理旅館 / 珠洲市その他)
夜総合点★★★★★ 5.0
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 宗玄酒造@珠... | のと鉄道能登... » |
コメント |
コメントはありません。 |
![]() |
コメントを投稿する |
![]() |
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません |