JR東日本秋田支社のサイトに、「春の増発列車のお知らせ」が掲載された(3~6月分)。
臨時列車については置いておいて、その発表により、4月以降に特急「つがる」の車両が代わることが明らかになった。
※今までよりは新しい形式の車両になりますが、「新車」ではありません。
まず、現状を説明すると、
現在の特急「つがる」は青森-大館・秋田間を走る。昨年12月の新幹線新青森開業に伴い、従来の特急「かもしか」に代わって運行が始まった。
それ以前は、八戸-青森・弘前間で「つがる」という名の特急が運行されていたので、「運行区間が変更された」ととらえることもできる。
八戸発着時代に使用されていた車両は2種類。
1つは、正面が黄色い「485系3000番台」。(改造当初は前身の「はつかり」で使用)
「かもしか」などに使われていたのと同じ485系電車を、15年ほど前に大幅にリニューアル改造したもの。そのため、外観や内装は今風だが、電気系統などは設計された国鉄時代のもので、車齢は30年を越えている。
もう1つが、白とオレンジがかった赤の「E751系」電車。
(前身である「スーパーはつかり」用として、)1999年に新しく製造・投入され、若干スピードアップした。
東北地方の在来線特急としては、久々の(JR化後初めて?)新型車両だった。
新青森開業後の現「つがる」には、E751系は使用されず、485系3000番台を6両から4両に短縮したものを中心に、大館発着便は場合によって旧「かもしか」用の3両編成の485系も使われている。
※当ブログの関連記事はこちら
雪で運休になり秋田駅で待機する485系3000番台
黄色に「North East Express 485」のロゴという派手なデザイン。
一方、まだ新しいのにも関わらず、E751系はダイヤ改正後「つがる」から引退して、行方不明になっていた。
先頭車の数が足りないので「つがる」全便はまかなえないとはいえ、電源や保安機器の制約で青函トンネルなど他地域で使用するには改造が必要なので、青森-秋田の「つがる」に使うのが適材適所だと思っていたところだった。
秋田支社の発表には、
「なお、特急 「つがる」は4月中旬よりE751系(4両編成)を導入予定です。」
とあった。
かつての6両1組から2両減らして4両編成になるようだ。
具体的な導入日や便名が明らかになっていないが、おそらく485系3000番台と併用するのだろう。将来的にも併用するのか、先頭車両を増備するなどしてすべてE751系化するのかなども、分からない。
(再掲)E751系電車
“お下がり”とはいえ、秋田にも今までよりは新しい列車が来るのだから喜ばしい。
なお、車両としての最高速度は485系が120km/h、E751系が130km/hだが、奥羽本線の線路としての最高速度は95km/hなので、現状ではスピードアップ・時間短縮はしないものと思われる。
【2日画像追加】記事トップに、昨年10月に撮影したE751系「つがる」の画像を追加。この時は6両編成で八戸へ向かっていた。今度は4両で秋田へ来ることになる。
さらに、この発表で「毎日運転の臨時列車」扱いの青森-大館間の「つがる」は、引き続き6月末までは運行が決定したことが分かった。
その列車にも、485系(3000番台)とともにE751系が使用されることになっているものの、「3両編成」の記載がなくなったので、3月以降は旧「かもしか」編成を使用しないのだろう。
(再掲)特急「かもしか」
では、旧「かもしか」編成はついに引退かと思ったら、同じ発表によれば、
4月末から5月上旬にかけて、秋田-弘前間で運転される快速「弘前さくらまつり」号に、今年も使用される模様。
検査期限まで余裕があって、使い倒すつもりのようだが、もしかしたら、これが“最後の活躍”になるかもしれない。
※続きはこちら
臨時列車については置いておいて、その発表により、4月以降に特急「つがる」の車両が代わることが明らかになった。
※今までよりは新しい形式の車両になりますが、「新車」ではありません。
まず、現状を説明すると、
現在の特急「つがる」は青森-大館・秋田間を走る。昨年12月の新幹線新青森開業に伴い、従来の特急「かもしか」に代わって運行が始まった。
それ以前は、八戸-青森・弘前間で「つがる」という名の特急が運行されていたので、「運行区間が変更された」ととらえることもできる。
八戸発着時代に使用されていた車両は2種類。
1つは、正面が黄色い「485系3000番台」。(改造当初は前身の「はつかり」で使用)
「かもしか」などに使われていたのと同じ485系電車を、15年ほど前に大幅にリニューアル改造したもの。そのため、外観や内装は今風だが、電気系統などは設計された国鉄時代のもので、車齢は30年を越えている。
もう1つが、白とオレンジがかった赤の「E751系」電車。
(前身である「スーパーはつかり」用として、)1999年に新しく製造・投入され、若干スピードアップした。
東北地方の在来線特急としては、久々の(JR化後初めて?)新型車両だった。
新青森開業後の現「つがる」には、E751系は使用されず、485系3000番台を6両から4両に短縮したものを中心に、大館発着便は場合によって旧「かもしか」用の3両編成の485系も使われている。
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雪で運休になり秋田駅で待機する485系3000番台
黄色に「North East Express 485」のロゴという派手なデザイン。
一方、まだ新しいのにも関わらず、E751系はダイヤ改正後「つがる」から引退して、行方不明になっていた。
先頭車の数が足りないので「つがる」全便はまかなえないとはいえ、電源や保安機器の制約で青函トンネルなど他地域で使用するには改造が必要なので、青森-秋田の「つがる」に使うのが適材適所だと思っていたところだった。
秋田支社の発表には、
「なお、特急 「つがる」は4月中旬よりE751系(4両編成)を導入予定です。」
とあった。
かつての6両1組から2両減らして4両編成になるようだ。
具体的な導入日や便名が明らかになっていないが、おそらく485系3000番台と併用するのだろう。将来的にも併用するのか、先頭車両を増備するなどしてすべてE751系化するのかなども、分からない。
(再掲)E751系電車
“お下がり”とはいえ、秋田にも今までよりは新しい列車が来るのだから喜ばしい。
なお、車両としての最高速度は485系が120km/h、E751系が130km/hだが、奥羽本線の線路としての最高速度は95km/hなので、現状ではスピードアップ・時間短縮はしないものと思われる。
【2日画像追加】記事トップに、昨年10月に撮影したE751系「つがる」の画像を追加。この時は6両編成で八戸へ向かっていた。今度は4両で秋田へ来ることになる。
さらに、この発表で「毎日運転の臨時列車」扱いの青森-大館間の「つがる」は、引き続き6月末までは運行が決定したことが分かった。
その列車にも、485系(3000番台)とともにE751系が使用されることになっているものの、「3両編成」の記載がなくなったので、3月以降は旧「かもしか」編成を使用しないのだろう。
(再掲)特急「かもしか」
では、旧「かもしか」編成はついに引退かと思ったら、同じ発表によれば、
4月末から5月上旬にかけて、秋田-弘前間で運転される快速「弘前さくらまつり」号に、今年も使用される模様。
検査期限まで余裕があって、使い倒すつもりのようだが、もしかしたら、これが“最後の活躍”になるかもしれない。
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