広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

E6系とE751系

2011-02-22 19:26:05 | 秋田のいろいろ
秋田新幹線の後継車両「E6系」電車の在来線区間(盛岡-秋田間)での試験走行が続いている。※前回の記事はこちら
E6系は所属基地である仙台と秋田を行ったり来たりしているようだ。

先日、秋田市楢山の車両基地「秋田車両センター」へ行ってみると…
北側(秋田駅寄り)から
左側2本の線路が本線、それより右がセンター内の留置線。
出番を待つE3系に挟まれるようにして、E6系が休んでいた(上の写真、右端の奥)。

この線路は、列車が“縦列駐車”する形になっており、外側(秋田駅側)に出番が近い車両が停まり、後から出発する列車は奥の方にいるようだ。
試験運転は夜間だろうから、昼間はE6系が見づらい位置にいるのは当然のことか。

架線や柱が入り組んでいて、写真に撮ろうとすると、難しい。
真正面になる跨線橋の上からは、障害物が多いのと遠いので、肉眼で見るのも難しいが、少し角度を変えるといろいろ観察できた。
明るい場所でE6系を見るのは初めて。
E3系とE6系
運転台の位置はE6系の方が低い。(E3系は、他形式の新幹線と比べても高い位置にある方だけど)

ほぼ正面
E5系「はやぶさ」にはない、運転席左右のカーブしたシルバーのラインがカッコイイ!
雪が積もっている今は、現行のE3系「こまち」では白・ピンク・シルバーが雪と調和してきれいだが、E6系はあかね色が雪に“映える”といった感じだろうか。
通りかかったお散歩のおじさんも「あれが新しい新幹線ですな。きれいだ!」と興味を持たれたようだった。

跨線橋を渡って反対側へ。
狭軌(いわゆる在来線)のレール側から
左端にE6系がいるが、右端には4月中旬から特急「つがる」に使われる「E751系」電車がいた。
※以前、E751系電車が秋田駅にいた記事はこちら

ちなみに、E751系の左隣奥に暗く写っているのが、「リゾートしらかみ」の「ブナ」編成。
11月末から運用を外れ、旧「青池」編成から外した1両をつないで4両編成にする工事を行っていた。4両化された「ブナ」のデビューは4月1日(オンシーズンの3往復体制に戻る)のはずだが、遠目に正面から見た感じでは既に4両化されている模様。

E6系とE751系
これからの秋田の鉄道の主役となるであろう、2つの車両だが、距離と障害物があるため同時に写真に収めるのは難しかった。
E751系のオレンジ色っぽい赤も印象的だが、やはりE6系のあかね色の方が目立つ。

E751系の方は、道路から撮影しやすい場所に停まっていた。
E751系電車。右奥は出番を終えて戻ってきた男鹿線のキハ40系
先日秋田駅で乗務員訓練を行っていたE751系の6両編成は、製造番号「1」と「101」の車両が組み合わされた「A-101編成」だったが、上の写真の車両は「2」と「102」からなる「A-102編成」だった。これも6両のまま。
パンタグラフが下がっていたので、訓練などをしていたわけでもなく、ただ置いているだけだろう。

3本しかないE751系のうち、2本が6両編成のままで既に秋田入りしているようだ。これから4両に短縮するのだろうか。
先頭部を拡大すると
ヘッドライト(前照灯)周辺の白い部分の塗装? が若干剥がれている。
「スカート(排障器)」と呼ばれる、前面床下付近の部品(連結器より下の赤い部分)も、泥汚れが目立つ。
営業運転前に、化粧直ししてくれるのかな。


センターの東西は住宅地。線路沿いにも道があって、センターの中を覗くことができるが、金網や網戸の網みたいなの(防音用か)が張ってある。
網戸越しとはいえ、
真横から見られた!(オートフォーカスがだいぶ迷ってたけど、ピントが合った)
左端のE3系と比べて、“鼻”の長さが分かる。
以前の記事も含めて、今まで紹介してきたのは、グリーン車の先頭車「E611形」だったが、こちらは逆側で普通車の「E621形」。
日光が当たって、あかね色とシルバーがいっそう美しい
側面が薄いグレーみたいなのほぼ一色なのは、ちょっと味気ないような気もする。

金網越しに。うーんカッコイイ
現在のE3系同様、通常の連結で使用しないこちら側の連結器カバーは、自動開閉しない構造のようだ(鼻先の割れ目がない)。

報道では、たしか2月(中旬だか下旬?)まで、在来線区間での試験運転を行うと言っていたはず。
これからも断続的に秋田に来ることは当然あるはずだが、またしばらく、フル規格の新幹線区間での試験走行がメインになるのかもしれない。

※次にE6系を見たのは、こちら
コメント (2)
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