広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

春らしい天気

2011-02-23 22:57:51 | 秋田の季節・風景
最近の秋田市内は晴天が続いて春の陽気。
朝は冷え込むが昼は暖かく、今日は今年初めて気温が10度を超えた(最高気温10.9度)。
積雪も昨日の11センチが今朝は9センチ、今日15時には3センチと、積雪ゼロになるのも間近。(これはアメダスの測定データとしての積雪量であり、日影や除雪された雪がたまった部分では、下記の通り雪が残っている部分もあります)
【24日追記】この翌日、24日の13時にアメダスの秋田市の積雪量が「0」になった。
今後もしばらくは、朝起きたら真っ白になっている日はあるだろうが、すぐに融けることだろう。

当ブログでも取り上げてきたが、今冬は昨年12月中旬頃に雪が本格的に積もり、以後継続してずっと雪があった気がする。いわゆる「根雪」というヤツだが、こんな冬は久々な印象。
アメダスのデータで見てみると、12月12日以降、断続的に雪が積もったり融けたりした後、12月31日以降は毎日継続して積雪が記録されている。
さらに1月8日にたくさん雪が積もり、以降30センチ前後で推移、2月15日頃からは減り続けている。

雪が消えるのは名残惜しいような気もするし、今なお雪に悩まされている地域もあるけれど、春らしくなるのはやっぱりうれしい。

例年の雪の融け方として、雨が降ってグシャグシャになって消えていくパターンが多い。泥はねが上がるし、冷え込んでそれが凍結するととてもやっかいなので、これは迷惑。
しかし、今年の雪の融け方は、とても“潔い”。
日差しと温度によって、いつの間にか消えている感じ。だから大部分の路面は乾燥しているので歩きやすい。
二丁目橋向かいの「旧産業会館跡地」
除雪されていないはずだが、半分以上地面(アスファルト)が出て乾いている。
ビルの影になる奥の方はザラメ状の雪が残っており、子どもたちが雪遊びをして、名残惜しんでいた。
中心部の道路
車道はすっかり乾き、歩道もおおむね路面が出ているが、右奥の方は残った雪が融けて再び凍ってツルツル。油断してうっかり夏用の靴を履いて出かけてしまい、こういう場所に当たると怖い。(車に注意して、車道部分に出て歩く方がむしろ安全)
日当たりが悪いのもあるけれど、前のお宅や企業が氷を割ってくれたら歩きやすくなるんだけどな。お手間なのも分かりますが。

除雪されて路肩にたまった雪も、大部分では消えたけれど、
小学校と国の機関の間の小路
これも日当たりのせいだけど、ここではかなり残っている。元から狭い道幅がさらに1メートル近く狭くなっている。
「歩行者自転車専用」の規制区域なのだが、無視して抜け道で通る車も見受けられるので危ない。
道路管理者による除雪作業はこの程度ではやらないのだろうが、学校の前なんだし、ざーっと軽く寄せてくれればマシになりそう。

雪が消えたのは道路だけでなく、
月ぎめ駐車場
奥に除雪された雪山が残っているが、ほかは乾いている。
一方、
ビルの谷間の駐車場
ここはツルツルテカテカでスケートリンクのよう。


秋田市北部、土崎港の「秋田ポートタワー“セリオン”」へ。
1年前にご紹介したが、その時以来か。指定管理者が交代して道の駅になってから行くのは初めて。
(上って下りただけで他は見なかったが、その範囲内では以前とほとんど変化はなかった。下の階のテナントはだいぶ変わったみたいだけど)
秋田北税務署の確定申告もできます
地上100メートルからの展望。
北西方向、右端奥は秋田火力発電所
海は穏やか、地上の雪はなし。
正面奥には、
男鹿半島の寒風山(かんぷうざん)

視線を右へ。
北東、土崎駅方向
手前の街の雪は消えたが、その向こうの田んぼ(飯島~下新城地区)はまだ白い。さらに奥の山々もまだ雪化粧。

ところで、先日取り上げた、建設中の「秋田市北部市民サービスセンター“キタスカ”」をセリオンから見下ろしてみた。
北~北東方向。各施設の位置関係はこんな状況
直線距離で、駅-キタスカは約700メートル、キタスカ-セリオンは約900メートル。

上の写真左側手前、線路が広がっている部分が「秋田港駅」。
土崎駅からのこの線路全体を、一般に「臨海鉄道」と呼ぶが、実際にはそうではない。(僕も数年前まで知らなかった)
土崎駅から秋田港駅までは、実は「奥羽本線の貨物支線」。
秋田港駅からセリオン側以降が、「秋田臨海鉄道」ということになる。
秋田臨海鉄道もJR貨物のグループ企業(県なども出資する第3セクター)であり、コンテナはそのまま両社の線路を行ったり来たりしているようだが、機関車は必ず付け替えられる。

秋田港駅付近。これから臨海鉄道に入る列車が待機中
中央上のグレーの四角いのがキタスカ。住宅に囲まれているのが分かる。さらに上の方に見えるカラフルなものが、国道7号線沿いのスーパーやドラッグストアなどの店舗。

線路は、奥羽本線側はキタスカの先で右に大きくカーブし、国道を潜り、旧国道と踏切で交差し、さらに右カーブして奥羽本線(の本線って言うのか?)と合流して土崎駅構内へ(セリオン側から見て逆「J」字になる)。
手前側の臨海鉄道はセリオンの下を通り、倉庫群を抜け国道7号線沿いを走って、秋田運河を渡って向浜へ至る。

それにしても
キタスカのほんとにすぐ裏が線路
無理だろうけど、ここに駅を作って土崎駅や秋田駅への直通列車を走らせたら便利そうだけどな。
さらにセリオンにも駅を作れば、観光客や確定申告に来る人も便利だろうに。

鉄道は無理でも、やっぱり土崎地区を回る路線バスがあっていいのではないだろうか(現在の土崎循環線は飯島・将軍野地区がメインであり「土崎」を回るとは言いがたい)。
土崎駅-セリオン-イオン(土崎ジャスコ)-いとく-サンパーク-組合病院-高専-キタスカ-土崎駅
みたいな感じで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする