マニアックな話題で恐縮ですが、弘前で見た歩行者用信号機のお話。
信号機は各都道府県警察ごとに設置しているので、県ごとに選定や設置方針が微妙に異なる。弘前では、秋田では見慣れない信号機がいくつかあった。
※昨年春の関連記事
※この記事中で「秋田では見慣れない信号機」というのは、個人的な感覚です。秋田県内でも探せば設置されているかもしれません。
●珍しいメーカー1
信号機メーカーはいくつかある。
秋田県では好んでいる「信号電材」というメーカーのは青森では見たことがないが、逆に秋田では見ないメーカーのものが青森にはある。昨年は松下電器(現パナソニック)製のものを紹介した。
さて、前から少し変わった信号機だと思っていたのが、富田大通りの「住吉入口」バス停前の交差点。【24日訂正】バス停前でなく、その1つ南隣の交差点でした。
LED式が本格導入される直前に設置された、電球式末期の信号機だと思う。光る部分が網みたいな模様になっている。
プレートを見ると
「三協高分子株式会社」2006年製
三協高分子は愛知県豊田市にある企業。「高分子」という名前のとおりプラスチック製品の成形(換気扇のフィルター、コピー機の部品、トイレの便座とか)や塗装用ロボットの製造を行なっているようだが、信号機も製造している。
LED式の信号機を世界で初めて実用化したのは同社らしい。
●珍しいメーカー2
岩木山と薄型信号機
和徳地区にて。
最近主流のLED式の薄型だけど、これの箱のデザインは、よく見かける「弁当箱」みたいな真四角のものとは、ちょっと違う。
少し丸っこい。正面の点灯する部分の周囲のデザインも違い、スリムな感じがする。
側面のちょうつがいや留め金が後で紹介する他社製品よりも目立つ。
後ろから見ると前面より背面の方が面積が小さく、真四角(直方体)ではないのがよく分かる。銘板を貼る部分はくぼんでいる。
「星和電機株式会社」2009年製
これも秋田では見ないメーカー。
本社は京都で、道路関係の情報表示機器や業務用照明を作る企業。信号機に参入したのは最近で、LED式ばかりを製造し、電球式の信号機は作ったことがないらしい。
ちなみに、魚の骨型の延長コードとか、木魚を自動で鳴らす装置とかを作った吉本興業所属の芸術ユニットは「明和電機」です。
●お弁当箱モデルチェンジ
枡形交番前の信号機が更新されていた。
秋田県では、ひとつの交差点内でも片側の車両用だけとかチマチマと部分的に更新するが、青森県では車両用も歩行者用も一緒に、同じ交差点内をいっぺんに取り替えてしまう傾向がある。その方が合理的。
ここでは、車両用はLEDが大粒の「面拡散」タイプのもの、歩行者用はもちろん薄型が設置された。歩行者用のフードは短く、やっぱり青森県では短いものを使うことにしたようだ(一時的に長いフードを採用していたことがあった)。
こういうのが設置されていた
「弁当箱」によく似ているが、どことなく違う印象。
ちなみに、
従来の「弁当箱」がこれ(以前の記事の再掲)
新しい枡形のは↓
弁当箱よりは角が丸っこい。
星和電機のと同じく、背面の方が少し面積が狭くなっている。
日本信号 2011年2月製
信号機(と自動改札機)の大手、「日本信号」というメーカーの製品。秋田市内でもよく設置されている。
同社は今までは弁当箱型だったので、モデルチェンジしたようだ。新デザインは「お弁当箱」というより、「タッパー」とか料理の下ごしらえに使う容器「バット(vat)」みたいなデザインになった。
弘前公園の外周の交差点(ローソンの前かな)でも、同型の茶色いものが設置されていたような気がした。(バス車内から見たので不確かです)
帰ってから改めて秋田の信号機を見ると、昨年夏に開通した秋田市飯島の県道横山金足線のうち、開通後に遅れて信号機が設置された交差点には、車両用の面拡散とともに、歩行者用はこのタイプが設置されていた。(秋田県はフードが長いので、印象が違って当初は気付かなかった)夏の開通時から設置されていた箇所は従来の弁当箱だったので、昨年秋頃にモデルチェンジされたのだろう。
※続きはこちら
信号機は各都道府県警察ごとに設置しているので、県ごとに選定や設置方針が微妙に異なる。弘前では、秋田では見慣れない信号機がいくつかあった。
※昨年春の関連記事
※この記事中で「秋田では見慣れない信号機」というのは、個人的な感覚です。秋田県内でも探せば設置されているかもしれません。
●珍しいメーカー1
信号機メーカーはいくつかある。
秋田県では好んでいる「信号電材」というメーカーのは青森では見たことがないが、逆に秋田では見ないメーカーのものが青森にはある。昨年は松下電器(現パナソニック)製のものを紹介した。
さて、前から少し変わった信号機だと思っていたのが、富田大通りの
LED式が本格導入される直前に設置された、電球式末期の信号機だと思う。光る部分が網みたいな模様になっている。
プレートを見ると
「三協高分子株式会社」2006年製
三協高分子は愛知県豊田市にある企業。「高分子」という名前のとおりプラスチック製品の成形(換気扇のフィルター、コピー機の部品、トイレの便座とか)や塗装用ロボットの製造を行なっているようだが、信号機も製造している。
LED式の信号機を世界で初めて実用化したのは同社らしい。
●珍しいメーカー2
岩木山と薄型信号機
和徳地区にて。
最近主流のLED式の薄型だけど、これの箱のデザインは、よく見かける「弁当箱」みたいな真四角のものとは、ちょっと違う。
少し丸っこい。正面の点灯する部分の周囲のデザインも違い、スリムな感じがする。
側面のちょうつがいや留め金が後で紹介する他社製品よりも目立つ。
後ろから見ると前面より背面の方が面積が小さく、真四角(直方体)ではないのがよく分かる。銘板を貼る部分はくぼんでいる。
「星和電機株式会社」2009年製
これも秋田では見ないメーカー。
本社は京都で、道路関係の情報表示機器や業務用照明を作る企業。信号機に参入したのは最近で、LED式ばかりを製造し、電球式の信号機は作ったことがないらしい。
ちなみに、魚の骨型の延長コードとか、木魚を自動で鳴らす装置とかを作った吉本興業所属の芸術ユニットは「明和電機」です。
●お弁当箱モデルチェンジ
枡形交番前の信号機が更新されていた。
秋田県では、ひとつの交差点内でも片側の車両用だけとかチマチマと部分的に更新するが、青森県では車両用も歩行者用も一緒に、同じ交差点内をいっぺんに取り替えてしまう傾向がある。その方が合理的。
ここでは、車両用はLEDが大粒の「面拡散」タイプのもの、歩行者用はもちろん薄型が設置された。歩行者用のフードは短く、やっぱり青森県では短いものを使うことにしたようだ(一時的に長いフードを採用していたことがあった)。
こういうのが設置されていた
「弁当箱」によく似ているが、どことなく違う印象。
ちなみに、
従来の「弁当箱」がこれ(以前の記事の再掲)
新しい枡形のは↓
弁当箱よりは角が丸っこい。
星和電機のと同じく、背面の方が少し面積が狭くなっている。
日本信号 2011年2月製
信号機(と自動改札機)の大手、「日本信号」というメーカーの製品。秋田市内でもよく設置されている。
同社は今までは弁当箱型だったので、モデルチェンジしたようだ。新デザインは「お弁当箱」というより、「タッパー」とか料理の下ごしらえに使う容器「バット(vat)」みたいなデザインになった。
弘前公園の外周の交差点(ローソンの前かな)でも、同型の茶色いものが設置されていたような気がした。(バス車内から見たので不確かです)
帰ってから改めて秋田の信号機を見ると、昨年夏に開通した秋田市飯島の県道横山金足線のうち、開通後に遅れて信号機が設置された交差点には、車両用の面拡散とともに、歩行者用はこのタイプが設置されていた。(秋田県はフードが長いので、印象が違って当初は気付かなかった)夏の開通時から設置されていた箇所は従来の弁当箱だったので、昨年秋頃にモデルチェンジされたのだろう。
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