●なんだこれクション
8月11日の記事で、秋田市消防本部に配備された「消防支援車」を取り上げた。
今日の秋田魁新報21面、地域・秋田市面の「なんだこれクション」で「消防車の所属/国、県、市の名称列記」として、この支援車のことが取り上げられていた。
市消防本部に取材しているとはいえ、内容は当ブログの記事およびコメントしていただいた補足の内容(ありがとうございました)とほぼ同一。
たしか先月辺り、防災関係か何かの会議だかイベントの際に展示・公開されたそうなので、その機会に記者が知ったのかもしれないし、記事の出だしの通り、本当に南消防署の前を通りかかって見つけたのかもしれない。
このコーナーは、僕としてはいろいろ思うところがある(こんなこととかあったので)が、内容だってそれ以上書きようがないだろうから、別に当ブログとの関係をどうこう言うつもりはない。
でも、もうちょっと早く取り上げたても良かったのでは? ネタの鮮度ってもんがあるでしょ。セブンイレブン進出の話もまだ記事になってないし。
消防支援車について、新聞記事から新たに分かったことは、
●リゾートしらかみ100万人
昨日、JR五能線の快速「リゾートしらかみ」の乗車人員累計が100万人に達した(全席指定なので、発券枚数から算出したらしい)。弘前駅と秋田駅では記念イベントが行われたという。
この件を、青森のマスコミ(東奥日報など)は取り上げているが、魁はじめ秋田では今のところニュースになっていない。
先週金曜の14日にJR東日本秋田支社から、18日が「その日」であることが確定した旨がリリースされ、一般人でも知り得た情報なのだから、マスコミが知らないはずはない。
リゾートしらかみは、元々秋田新幹線開業に合わせて運行が始まったのだし、秋田県の重要な観光資源だ。
それなのに青森はニュースにして、秋田ではしない。両県の観光に対する意識の差が現れているといっては、言い過ぎか。
●ブレーキはどうする?
昨日、潟上市天王のJR男鹿線の踏切で車と列車が衝突し、車を運転していた高齢の女性が亡くなる事故があった。
車は通行できない踏切なのに、農作業のため日常的に通っていたというような情報もある。15年くらい前にも、この辺りで通学の高校生を駅に送る途中の車が同様の事故を起こしていたはず。事故にあった方にはお気の毒だが、運転者の交通法規遵守が徹底されれば、防止できる事故だと思うのだが。
踏切の名前が「ばんじ踏切」だそうで、なぜひらがな書きなのか、どういう意味なのかも気になってしまう。
それを伝える朝日新聞秋田版の記事。
「列車の運転手は「踏切に車が見えたのでブレーキを踏んだが、間に合わなかった」と話しているという。」
正しくは「運転士」だと思うが、それよりも、「ブレーキを踏んだ」ってほんと?
日本の鉄道車両において、足でブレーキを操作する車両は、おそらく皆無ではないだろうか。シミュレーションゲームでおなじみの方もいると思うが、鉄道車両のブレーキは手で操作するもの(形式によって位置や操作方法は異なる)。
「踏む」とすれば、それは警笛のペダルだ。
他の報道では、「警笛を鳴らしブレーキをかけたが…」などとなっている。
元は警察かなんかの発表だろが、それがどういう言い回しだったのかは分からない。ともかく朝日の記者は「ブレーキは踏むものだ。それ以外はない」と思い込んでいたのだろう。(そしてデスクや校閲部門が見抜けなかった)
たしかに車のブレーキは踏むもの。しかし、車以外の各種乗り物について考えると、ブレーキを作動させる方法は押したり引いたり回したり握ったり引っ張ったり多種多様ではないだろうか。
朝日の記者さんは、それを全部「踏む」で表現するつもりなのだろうか。「自転車のブレーキを踏んだ」とか「馬車のブレーキを踏んだ」とか。
幸いなことに日本語にはどんな乗り物についても使える「ブレーキを作動させること」を示す動詞として、「かける」という言葉があるのですけど。日本人として知らないはずはないけどなぁ…
セブンイレブンの記事をいち早く取り上げたのは感心したけど、こんな日本語も使えないんじゃいけません。
8月11日の記事で、秋田市消防本部に配備された「消防支援車」を取り上げた。
今日の秋田魁新報21面、地域・秋田市面の「なんだこれクション」で「消防車の所属/国、県、市の名称列記」として、この支援車のことが取り上げられていた。
市消防本部に取材しているとはいえ、内容は当ブログの記事およびコメントしていただいた補足の内容(ありがとうございました)とほぼ同一。
たしか先月辺り、防災関係か何かの会議だかイベントの際に展示・公開されたそうなので、その機会に記者が知ったのかもしれないし、記事の出だしの通り、本当に南消防署の前を通りかかって見つけたのかもしれない。
このコーナーは、僕としてはいろいろ思うところがある(こんなこととかあったので)が、内容だってそれ以上書きようがないだろうから、別に当ブログとの関係をどうこう言うつもりはない。
でも、もうちょっと早く取り上げたても良かったのでは? ネタの鮮度ってもんがあるでしょ。セブンイレブン進出の話もまだ記事になってないし。
消防支援車について、新聞記事から新たに分かったことは、
・全長11メートル、全幅2.5メートル、重量20トン(以前参考にした和歌山の新聞であった和歌山県に配備された車両と長さ、重さは同一)
・市内で駐車できる車庫は、配備先の秋田南消防署だけ
・車両右側面が1.5メートルせり出し、広い居住空間を確保できる(和歌山の記事では「4メートル突き出し」となっていたが、元々の幅2.5メートル+せり出し1.5メートル=4メートルってこと?)
・価格は約6500万円で、はしご車と比べると半額(和歌山の記事では約7000万円となっていた)
・3月16日納車、その3日後から宮古市で17日間、南三陸町で16日間活動した
この程度。・市内で駐車できる車庫は、配備先の秋田南消防署だけ
・車両右側面が1.5メートルせり出し、広い居住空間を確保できる(和歌山の記事では「4メートル突き出し」となっていたが、元々の幅2.5メートル+せり出し1.5メートル=4メートルってこと?)
・価格は約6500万円で、はしご車と比べると半額(和歌山の記事では約7000万円となっていた)
・3月16日納車、その3日後から宮古市で17日間、南三陸町で16日間活動した
●リゾートしらかみ100万人
昨日、JR五能線の快速「リゾートしらかみ」の乗車人員累計が100万人に達した(全席指定なので、発券枚数から算出したらしい)。弘前駅と秋田駅では記念イベントが行われたという。
この件を、青森のマスコミ(東奥日報など)は取り上げているが、魁はじめ秋田では今のところニュースになっていない。
先週金曜の14日にJR東日本秋田支社から、18日が「その日」であることが確定した旨がリリースされ、一般人でも知り得た情報なのだから、マスコミが知らないはずはない。
リゾートしらかみは、元々秋田新幹線開業に合わせて運行が始まったのだし、秋田県の重要な観光資源だ。
それなのに青森はニュースにして、秋田ではしない。両県の観光に対する意識の差が現れているといっては、言い過ぎか。
●ブレーキはどうする?
昨日、潟上市天王のJR男鹿線の踏切で車と列車が衝突し、車を運転していた高齢の女性が亡くなる事故があった。
車は通行できない踏切なのに、農作業のため日常的に通っていたというような情報もある。15年くらい前にも、この辺りで通学の高校生を駅に送る途中の車が同様の事故を起こしていたはず。事故にあった方にはお気の毒だが、運転者の交通法規遵守が徹底されれば、防止できる事故だと思うのだが。
踏切の名前が「ばんじ踏切」だそうで、なぜひらがな書きなのか、どういう意味なのかも気になってしまう。
それを伝える朝日新聞秋田版の記事。
「列車の運転手は「踏切に車が見えたのでブレーキを踏んだが、間に合わなかった」と話しているという。」
正しくは「運転士」だと思うが、それよりも、「ブレーキを踏んだ」ってほんと?
日本の鉄道車両において、足でブレーキを操作する車両は、おそらく皆無ではないだろうか。シミュレーションゲームでおなじみの方もいると思うが、鉄道車両のブレーキは手で操作するもの(形式によって位置や操作方法は異なる)。
「踏む」とすれば、それは警笛のペダルだ。
他の報道では、「警笛を鳴らしブレーキをかけたが…」などとなっている。
元は警察かなんかの発表だろが、それがどういう言い回しだったのかは分からない。ともかく朝日の記者は「ブレーキは踏むものだ。それ以外はない」と思い込んでいたのだろう。(そしてデスクや校閲部門が見抜けなかった)
たしかに車のブレーキは踏むもの。しかし、車以外の各種乗り物について考えると、ブレーキを作動させる方法は押したり引いたり回したり握ったり引っ張ったり多種多様ではないだろうか。
朝日の記者さんは、それを全部「踏む」で表現するつもりなのだろうか。「自転車のブレーキを踏んだ」とか「馬車のブレーキを踏んだ」とか。
幸いなことに日本語にはどんな乗り物についても使える「ブレーキを作動させること」を示す動詞として、「かける」という言葉があるのですけど。日本人として知らないはずはないけどなぁ…
セブンイレブンの記事をいち早く取り上げたのは感心したけど、こんな日本語も使えないんじゃいけません。