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セブンイレブン進出決定

2011-11-01 22:25:09 | 秋田のいろいろ
先日お伝えした、コンビニのセブンイレブンが秋田県に進出するという話が、正式に決まった。
今日、11月1日付で「秋田県への初出店に向け活動開始」というリリース(http://www.sej.co.jp/dbps_data/_material_/localhost/pdf/2011/2011110105.pdf)が出された。
「2011年11月よりセブン-イレブン加盟店への募集・契約を本格化し、2012年春を目途に、秋田県南部の横手市を中心としたエリアにおいて出店を開始」
「既存出店エリアである岩手県内の工場・配送センターを中心とした製造・物流網を活用」
「2012年度中には秋田市内への出店を開始し、2014年度(2015年2月末)までの3年間に、秋田県内へ約100店舗の展開を計画」
「秋田県への出店により、国内においては 40 都道府県での展開となります。」
とのこと。

やはり、既に店舗がある岩手に近い、内陸南部の横手市周辺から始めるようだが、来年度中に秋田市内にも出店とは、意外に速いペース。
そして3年間で100店舗というのもハイペースでは?

同じ資料内に10月末の都道府県別セブンイレブン店舗数が出ている。
近隣の県では、岩手県72店舗、宮城県334店舗、山形県145店舗。
北陸や関西地方では各県に50店舗前後しかない県も少なくないので、3年で100店舗はやはり多いと感じる。

秋田県内の9月末時点の他のコンビニ店舗数は、ローソン155、サークルKサンクス95、ファミリーマート48、デイリーヤマザキ40とのこと(日本経済新聞より)。
3年後にはセブンイレブンが今のローソンの次、サークルKサンクス並みの店舗数となるわけだ。
岩手県には2000年に進出しているのにまだ72店舗しかないのと比べると、かなり本気で秋田県に乗り込んでくるようにも受け取れる。
秋田では長らく最大手のローソン、社長が秋田出身で店舗数を増やしたいと語っていたファミリーマートなど、どう対抗するのだろう。


この発表は、セブンイレブンから、秋田県政記者会、東京商工会議所記者クラブ、流通報道記者会に配信され、さっそく各社でニュースになっている。
NHK秋田でも扱っている(テレビは見ていないが)。19時59分に公式サイトに「セブンイレブン来春秋田進出」として掲載。秋田進出を決めた理由は、岩手の配送拠点を活用できることと「地元の要望が高かった」からだとしている。
さらに日経新聞では「近隣の岩手や山形への出店がひとまず落ち着いた」という3つ目の理由も。

秋田魁新報では、今のところサイトにこのニュースは掲載されていない。
(さきがけのサイトでは、原則として新聞発行後にニュースがアップされるが、内容によっては先にアップされることがある)
※2日の4面・経済面に記事が掲載されたが、特に目新しい情報はなし。オンラインには11時51分付でアップ。
さきがけの記事から得た新しい情報といえば、岩手の配送センターは北上市にあること、秋田県内への配送センター設置は未定、「県内店舗は平均的なセブンイレブンの売り場面積である約124平方メートルのサイズが中心となる見込み」といったこと。

※続きはこちら

【2015年5月5日追記】
上記の通り、2011年9月末では、
ローソン155、サークルKサンクス95、ファミリーマート48、デイリーヤマザキ40
4年少し後の2015年2月末現在の秋田県のチェーン別件数を記しておく。(5月1日付秋田魁新報掲載の日本フランチャイズチェーン協会の数字)
ローソン184、サークルK・サンクス98、ファミリーマート79、セブン-イレブン60、デイリーヤマザキ30。
総数では4年間で114店増えたとのこと。

【2018年9月28日追記】この後、2018年夏に、セブン-イレブンが秋田県内100店舗を達成した。初出店から6年、目標より3年遅れ。


【2021年8月4日追記】だいぶ経って、2021年8月3日付 秋田魁新報経済面より、2021年2月末現在の県内店舗数。カッコは前年比。
ローソン182(-3)、ファミリーマート145(-1)、セブン-イレブン107(-1)、デイリーヤマザキ17(-1)。
4チェーン合計451(-6)。2008年からの10年間で330→470と増加したが、2019年-4、2020年-9と縮小に転じ、頭打ちとのこと。
コメント (6)
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