青森の話題。※前回の記事はこちら
今回は弘前市の話が中心で、今年5月28日の記事の続編とも言える記事です。
●工事看板青森版
2010年10月24日の記事などで紹介した通り、秋田県内の大きな建物の補修工事などの現場に設置される工事内容などを記載した看板の地色は、黄緑色でほぼ統一されている。特に秋田県や秋田市が発注する工事のものは、必ず黄緑色。
鹿児島県では白地のものがあったし、条例などに根拠はないようで、黄緑に揃える理由は分からない。
青森県ではどうかと気になっていたが…
まず、青森市役所。現地では気づかなかったが、後で写真を見たら、市役所庁舎で工事が行われていた工事の看板が小さく写っていた。
矢印の部分
白地に緑文字のようだ。
そして青森県発注の工事。
弘前市城西の県営住宅で、2つの工事が行われていた。
まずはこれ
白地にやや小さい黒い文字。左には県のキャッチフレーズ「活彩あおもり」と弘前城天守閣の写真が出ている。
発注者と施工業者の電話番号が記載されているのは親切(秋田市では記載しているが、秋田県では記載していない)。
発注者の「地域県民局」は、秋田県でいうところの「地域振興局」。
そして、「請負額」が表示されているのが特徴的。
もう1枚
こちらは雪を抱く岩木山の写真。弘前以外(下北や南部地方)で行われる工事では、各地に応じて写真を変えているのだろうか。
この工事は、棟ごとに施工業者が異なるが、1枚の看板の中に、それぞれの連絡先と請負額が記載されている。
※関連記事はこの記事後半
●ロックタウン改メ
城西団地の先、岩木川そばにある、イオン系列のショッピングモール。
春の記事では、「ロックタウン弘前樋の口ショッピングセンター」として紹介した。
(再掲)今春撮影
今回行ってみても、イオンモールをコンパクトにしたような構造は変わらず、なかなか使いやすいショッピングモールだと思ったが、よく見てみると、ある意味大きな変化があった。
今回撮影
ショッピングモールの名前自体がロックタウンから「イオンタウン」に変わっていたのだ。
ここは「イオンタウン弘前樋の口」になったようだ。
名前が変わったのは、9月1日。
運営する会社「ロック開発」はイオンと大和ハウスが共同で設立した会社だったが、同社が9月からイオンの完全子会社になったのに伴い、社名を「イオンタウン」に変更、モールの名前も全国一斉に社名に揃えたわけだ。
実は「イオンタウン」は、今回初めて出現した名称ではなく、ショッピングモールの名称(ブランド)としては以前からあった。
僕はイオンタウンといえば、秋田市茨島(イオンタウン茨島)や由利本荘市の旧ジャスコ本荘店跡(イオンタウン本荘中央)にあるのを連想してしまう。
前からあったイオンタウンはイオンリテールやマックスバリュ各地域会社などが運営しているショッピングモール。
上記の茨島や本荘中央は、マックスバリュ東北が運営し、個々の店舗の建物は独立しており、それらが共用の駐車場を取り囲んで軒を並べる構造。単なる「店の寄せ集め」にも思え、同じ建物の中に店がまとまった旧ロックタウンとは性格が異なると思う。(どちらも「ネイバーフッド型ショッピングセンター」というくくりではあるようだが)
サティとジャスコさえ一緒くたにしてしまうイオンさんのことだから、この程度の違いは何とも思わないのかもしれないが、個人的には、ロックタウンのイオンタウン化は、格が落ちてしまった気がするし、ロックタウンの個性をなくしてしまうようでもったいない。
「TOWN」の文字はロックタウンの使い回しか
(再掲)イオンタウン茨島
「イオンタウンが運営するイオンタウン」と茨島や本荘のような「イオンタウン以外が運営するイオンタウン」が共存するのはややこしい。
イオンタウン(企業)の公式サイトを見ると、店舗(というかモール)の一覧が出ているが、それは自分とこでやっているものだけ(=樋の口は出ているが、茨島は出ていない)。他会社運営のイオンタウンが存在することに触れていない。
ところで、上の2つの写真を比べると、それぞれの「AEON TOWN」のロゴで「TOWN」のデザインが別物。
旧ロックタウンでは、以前のTOWNを残して流用しているためだが、今後もこのままだろうか。とすれば、ロゴを見て識別ができそうだ。
ちなみに、弘前駅前方面からここへバスで行くには、「城西大橋経由藤代営業所行き」を利用する。
同路線の派生系統(経由地違い)で「工業高校経由」というのが日に数本あるが、それは利用できない。また、他路線でも工業高校経由があるが、それも当然ダメ。
訪れた時は、橋の工事のため、工業高校経由の路線バスが城西大橋経由のルートで迂回運行されていた。だったら、迂回区間でも乗降を扱ってくれてもよさそうなものだが、バス停や車両には、迂回区間内では乗降できない旨が掲示されていた。
運賃設定や乗客の混乱を生じさせないためかもしれないし、ひょっとしたら国交省の指導みたいなのもあるのかもしれない(秋田でも三皇熊野神社のお祭りの時、長距離に渡って乗降を扱わなかった)が、これもちょっともったいないと思った。
もう1つついでに、イオンタウン内の「マックスバリュ樋の口店」。これは秋田のマックスバリュ東北が運営している。上記の通り、同社は自分でもイオンタウンを運営しているのに、ここでは他人がやっているイオンタウンに入居している形なので、複雑。
この店の一角には、地元の農家で獲れた野菜や果物を販売する産直コーナーがある(同趣旨のコーナーは本荘中央店にもある)。
この時期の弘前なのだから、リンゴが豊富。形は不揃いではあったが(同店の青果コーナーと比べても)かなり安く、近隣の道の駅の産直と同じくらいの価格帯。お土産として購入したけど、おいしかった。
※青森の次の記事はこちら
今回は弘前市の話が中心で、今年5月28日の記事の続編とも言える記事です。
●工事看板青森版
2010年10月24日の記事などで紹介した通り、秋田県内の大きな建物の補修工事などの現場に設置される工事内容などを記載した看板の地色は、黄緑色でほぼ統一されている。特に秋田県や秋田市が発注する工事のものは、必ず黄緑色。
鹿児島県では白地のものがあったし、条例などに根拠はないようで、黄緑に揃える理由は分からない。
青森県ではどうかと気になっていたが…
まず、青森市役所。現地では気づかなかったが、後で写真を見たら、市役所庁舎で工事が行われていた工事の看板が小さく写っていた。

白地に緑文字のようだ。
そして青森県発注の工事。
弘前市城西の県営住宅で、2つの工事が行われていた。

白地にやや小さい黒い文字。左には県のキャッチフレーズ「活彩あおもり」と弘前城天守閣の写真が出ている。
発注者と施工業者の電話番号が記載されているのは親切(秋田市では記載しているが、秋田県では記載していない)。
発注者の「地域県民局」は、秋田県でいうところの「地域振興局」。
そして、「請負額」が表示されているのが特徴的。

こちらは雪を抱く岩木山の写真。弘前以外(下北や南部地方)で行われる工事では、各地に応じて写真を変えているのだろうか。
この工事は、棟ごとに施工業者が異なるが、1枚の看板の中に、それぞれの連絡先と請負額が記載されている。
※関連記事はこの記事後半
●ロックタウン改メ
城西団地の先、岩木川そばにある、イオン系列のショッピングモール。
春の記事では、「ロックタウン弘前樋の口ショッピングセンター」として紹介した。

今回行ってみても、イオンモールをコンパクトにしたような構造は変わらず、なかなか使いやすいショッピングモールだと思ったが、よく見てみると、ある意味大きな変化があった。

ショッピングモールの名前自体がロックタウンから「イオンタウン」に変わっていたのだ。
ここは「イオンタウン弘前樋の口」になったようだ。
名前が変わったのは、9月1日。
運営する会社「ロック開発」はイオンと大和ハウスが共同で設立した会社だったが、同社が9月からイオンの完全子会社になったのに伴い、社名を「イオンタウン」に変更、モールの名前も全国一斉に社名に揃えたわけだ。
実は「イオンタウン」は、今回初めて出現した名称ではなく、ショッピングモールの名称(ブランド)としては以前からあった。
僕はイオンタウンといえば、秋田市茨島(イオンタウン茨島)や由利本荘市の旧ジャスコ本荘店跡(イオンタウン本荘中央)にあるのを連想してしまう。
前からあったイオンタウンはイオンリテールやマックスバリュ各地域会社などが運営しているショッピングモール。
上記の茨島や本荘中央は、マックスバリュ東北が運営し、個々の店舗の建物は独立しており、それらが共用の駐車場を取り囲んで軒を並べる構造。単なる「店の寄せ集め」にも思え、同じ建物の中に店がまとまった旧ロックタウンとは性格が異なると思う。(どちらも「ネイバーフッド型ショッピングセンター」というくくりではあるようだが)
サティとジャスコさえ一緒くたにしてしまうイオンさんのことだから、この程度の違いは何とも思わないのかもしれないが、個人的には、ロックタウンのイオンタウン化は、格が落ちてしまった気がするし、ロックタウンの個性をなくしてしまうようでもったいない。


「イオンタウンが運営するイオンタウン」と茨島や本荘のような「イオンタウン以外が運営するイオンタウン」が共存するのはややこしい。
イオンタウン(企業)の公式サイトを見ると、店舗(というかモール)の一覧が出ているが、それは自分とこでやっているものだけ(=樋の口は出ているが、茨島は出ていない)。他会社運営のイオンタウンが存在することに触れていない。
ところで、上の2つの写真を比べると、それぞれの「AEON TOWN」のロゴで「TOWN」のデザインが別物。
旧ロックタウンでは、以前のTOWNを残して流用しているためだが、今後もこのままだろうか。とすれば、ロゴを見て識別ができそうだ。
ちなみに、弘前駅前方面からここへバスで行くには、「城西大橋経由藤代営業所行き」を利用する。
同路線の派生系統(経由地違い)で「工業高校経由」というのが日に数本あるが、それは利用できない。また、他路線でも工業高校経由があるが、それも当然ダメ。
訪れた時は、橋の工事のため、工業高校経由の路線バスが城西大橋経由のルートで迂回運行されていた。だったら、迂回区間でも乗降を扱ってくれてもよさそうなものだが、バス停や車両には、迂回区間内では乗降できない旨が掲示されていた。
運賃設定や乗客の混乱を生じさせないためかもしれないし、ひょっとしたら国交省の指導みたいなのもあるのかもしれない(秋田でも三皇熊野神社のお祭りの時、長距離に渡って乗降を扱わなかった)が、これもちょっともったいないと思った。
もう1つついでに、イオンタウン内の「マックスバリュ樋の口店」。これは秋田のマックスバリュ東北が運営している。上記の通り、同社は自分でもイオンタウンを運営しているのに、ここでは他人がやっているイオンタウンに入居している形なので、複雑。
この店の一角には、地元の農家で獲れた野菜や果物を販売する産直コーナーがある(同趣旨のコーナーは本荘中央店にもある)。
この時期の弘前なのだから、リンゴが豊富。形は不揃いではあったが(同店の青果コーナーと比べても)かなり安く、近隣の道の駅の産直と同じくらいの価格帯。お土産として購入したけど、おいしかった。
※青森の次の記事はこちら