広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

アスパムの厚さ

2013-07-15 21:01:51 | 津軽のいろいろ
3月の残りネタで恐縮ですが、青森の話題。
青森市に「アスパム」という建物がある。1986年にできた海辺に建つ三角形のビルで、正式名称は「青森県観光物産館アスパム」。
上の階が展望室で、1階には物産館のようなものが入っていて、秋田で言えばアトリオンとポートタワーセリオンを合わせたような存在か。

アスパムは青森駅から700メートルほど。港町らしい雰囲気の一角にある。
若干遠回りになるが、海辺のデッキ風の道(これが「青い海公園」?)を通って行くと気持ちいい。距離的には秋田駅から千秋公園の入口(中土橋)までと同じくらい。
後方に「青森ベイブリッジ」(ふもとに青森駅がある)、黄色い船は元青函連絡船の「メモリアルシップ八甲田丸」

アスパムの三角形の形は、青森の「A」をモチーフにしている。
正面は海と反対の南側で、そちら側には三角形の前に平べったい低い(2階建て)建物がくっついていて、出入口や店舗が多く入っている。
反対の海側からは、三角形部分がよく見える
三角形なので、上に行くほど狭くなっている。
13・14階は少し膨らんでいて展望室やレストランに使われ、それより下の10階以下は、公共施設などのテナントや貸会議室になっているようで、それなりに使われているようだ。

でも、改めて見ると、アスパムってかなり「薄そう」。アスパムの“厚さ”ってどのくらい?
アスパムを真横から見ることができた。
車2台分程度
案の定、幅や高さに比べて薄かった。
この面には窓がない。斜面を昇降できそうな作業用足場みたいなのが設置されている。
器用な人なら、この斜面をてっぺんまで登れ、ないか?

アスパム周辺・青い森公園の風景


展望室には行かなかったが、1階の店舗を見てみた。
なかなか賑わっている
秋田のアトリオン地階の産業会館的な店のほか、JAや漁協(ぎょれん)のアンテナショップなどもある。そのため、「ほたてソフトクリーム」からイギリストーストまで品揃え豊富。全店舗でSuica決済が可能。


さて、2010年の東北新幹線新青森開業に合わせて、青森駅のすぐ近くに2つの施設ができた。
青森駅跨線橋から。右奥にアスパムの頭が見える
まずは、上の写真右側。
「青森市文化観光交流施設 ねぶたの家 ワ・ラッセ」
青森市による、ねぶた祭りの展示施設。(2011年1月オープン。有料部分と無料部分があるようだ)

【16日訂正・以下の文章と画像をいったんアップ後に誤って削除してしまい、他の画像のキャプションがずれていました。下記の通り再度アップして、訂正します】
平べったい箱状の建物で、外周は漆塗りのような落ち着いた赤色のスリット状の構造物で囲まれている。
そのスリットが所々、まるでイタズラされたかのように曲がっていて、そこから中に出入りできるという、変わったデザイン。
建物本体とスリットの間は、屋根(庇)付き通路になっていて、雨や雪の日も歩きやすい。
中から見る。スリットが不思議な空間を演出する
(ここまで再アップ部分)
元から中に入るつもりはなかったが、スリットのせいで建物内の様子が分からず、ちょっと入りにくい気がした。

ワ・ラッセと入り江状の海を挟んで向き合って建つのが、
「A-FACTORY」
JR東日本による、青森のものにこだわった物販と飲食施設。
物販は青森の製品がひと通り揃うが、個人的にはやや偏りがあるような物足りないような、中途半端な印象を受けてしまった。新青森駅の北彩館やアスパムのほうが買いやすいと思う。
飲食店も、こじゃれたフードコートみたいな感じで、あんまり…
トイレが2階にしかないようだし、全体的に中途半端な感じ。個人的にはあまり魅力を感じない施設だった。

春休み中の日曜日とはいえ、Aファクトリーもアスパムも多くの旅行客でにぎわっていた。新青森駅の店も同じ。
トータルでは秋田駅周辺の店より、客数も売上も多いだろう。これがフル規格新幹線のターミナルのある都市の集客力なのか、あるいは秋田市にはない青森市が持つ魅力によるものなのか。
コメント (5)
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