以前からコメントも含めて何度か触れたように、秋田市南西部にある、JR東日本羽越本線・新屋(あらや)駅の駅舎がリニューアルされた。遅ればせながら紹介。
※工事内容については11月25日付秋田魁新報秋田市地域面も参考にしました。
※改修前の駅舎の写真も撮影していなくはないはずですが、残念ながらすぐには見つからなくて、掲載できません。
新屋駅の駅舎は、1920(大正9)年の開業時にできた建物を、手を加えながら現在まで使い続けている。
2016年11月7日から12月24日(完成日)にかけて行われた工事では、地元の秋田公立美術大学の教員の指導を受け、若手社員の設計技術育成も兼ねて実施。
近年のJR東日本秋田支社管内では、土崎駅などいくつかの駅で、既存の駅舎の外観をリニューアルするのが行われており、それと同じことだが、美大が関与しているのが特徴的。
リニューアル後の新屋駅
北側(正面から見て左方・秋田駅寄り)に建て増していた70平方メートルを取り壊し、開業時の大きさに戻し、外壁に貼っていたトタン板をなくして杉の腰板にしっくい風の仕上げを組み合わせ、銀色のアルミサッシだった窓は黒い格子窓にして開業時の雰囲気に近づけた。
正面の看板も新しくなった
たしかに向かって左側がコンパクトになった。左側の窓2枚ある部分が、以前はもう少し前にせり出していたはずで、そこにも三角形の屋根がついていたが、なくなっている。
それ以外は、建物のシルエットはリニューアル前とほぼ変わらない。
白壁をはさんで、上部も下部も、同じキツネ色の板が使われているが、完成予想図の段階では、下の板はこげ茶色だった。
屋根は黒。もしかしたら今回の工事では手を加えていないかもしれない。(だいぶ昔は赤い屋根だった。)
減築されたのは、事務室・倉庫スペース。客が立ち入る部分は改修前とさほど変わらない。
変わったのは、近距離自動券売機が2台から1台に減らされたことと、壁が木目(本物の木ではなくプリントしたもの?)から白に変わったこと、ドアが新しくなったこと程度。
左が道路側、右が改札口・ホーム
写真は駅業務をしていない時間帯の撮影。左のシャッターが下りているのが券売機。右がみどりの窓口。
※新屋駅はJR東日本の子会社が駅業務を請け負っている。現時点では窓口は6時50分から17時20分まで営業(途中休止時間があるかも)。券売機はその前後もう少し長く稼働するのかな?
【17日追記】近距離券売機は、無人駅のような食券券売機タイプではなく、直営駅と同じタッチパネルのタイプ。(ただし少し古い機種だったかもしれないし、今回、機種が更新されたかもしれないが、未確認)オレンジカード対応、Suica決済非対応。
券売機が減らされたのは、新屋駅の普通乗車券での乗車客(=定期券客は別としてという意味)が減ったことを意味しているのかもしれない。
あるいは、ひょっとしたら「近い将来、Suicaが導入されるのを見据えて、券売機の利用率が減ることを見越した」措置ということはないだろうか。希望的観測ですが。
あと、事務所が狭くなった分、物の置き場所がなくなるから、裏側で場所をとる券売機をなくしただけ、ということもなくはないかも。(以上追記)
窓口と反対側。ドアの向こうが線路
外から入って右側は、今まで通り待合スペース。昔はここにキオスクがあった。
オレンジ色の箱は、きっぷが買えない時間帯用の乗車証明書発行器(ボタンを押して券を取り、車内または着駅で精算)。
その隣に本棚がある。「小さな図書館」として、2016年6月に美大が主体となって始めた、地域の人が持ち寄った本を自由に借りられる仕組みだそう。
新屋駅は、駅舎側のすぐ外にはホームがなく、必ず跨線橋を渡らないといけない構造。
左が駅舎、右がホーム
線路側の外観も、正面と同様。
工事途中の11月末の写真。
道路側から
建物内の壁が木目なのが分かる。また、手前の外では、古そうなこげ茶色の木の部分がある。
こんな板
おそらく、これが新屋駅のもともと(建築当時?)の姿だったのではないだろうか。工事後は交換されてしまったのか、新しい板の下にまだ残っているのか。完成予想図では、下のほうはこんな色になっていたけど。
古いものを大事に使うのはいいこと。できたばかりだから、白壁も板も真新しくて、まだなじんでいないけれど、徐々に風格が出てくることだろう。
【18日追記】2014年秋に、JR東日本秋田支社と秋田市が秋田公立美術大学の学生を対象として「新屋駅舎外壁デザイン公募」を行い、秋田市長賞とJR賞の各1点が選ばれていた。
「駅本体の形状は変えず、現状のまま」という条件で、「応募作品に基づいて、実際に駅舎の外壁改修を行うものではありません。」とのただし書きもあり、実際に選ばれたのは、今回のリニューアルとはまったく違うデザイン。
※同じ頃、隣の羽後牛島駅でもリニューアルが行われた。
※2004年撮影の駅舎内部の写真はこの記事後半。
※工事内容については11月25日付秋田魁新報秋田市地域面も参考にしました。
※改修前の駅舎の写真も撮影していなくはないはずですが、残念ながらすぐには見つからなくて、掲載できません。
新屋駅の駅舎は、1920(大正9)年の開業時にできた建物を、手を加えながら現在まで使い続けている。
2016年11月7日から12月24日(完成日)にかけて行われた工事では、地元の秋田公立美術大学の教員の指導を受け、若手社員の設計技術育成も兼ねて実施。
近年のJR東日本秋田支社管内では、土崎駅などいくつかの駅で、既存の駅舎の外観をリニューアルするのが行われており、それと同じことだが、美大が関与しているのが特徴的。

北側(正面から見て左方・秋田駅寄り)に建て増していた70平方メートルを取り壊し、開業時の大きさに戻し、外壁に貼っていたトタン板をなくして杉の腰板にしっくい風の仕上げを組み合わせ、銀色のアルミサッシだった窓は黒い格子窓にして開業時の雰囲気に近づけた。

たしかに向かって左側がコンパクトになった。左側の窓2枚ある部分が、以前はもう少し前にせり出していたはずで、そこにも三角形の屋根がついていたが、なくなっている。
それ以外は、建物のシルエットはリニューアル前とほぼ変わらない。
白壁をはさんで、上部も下部も、同じキツネ色の板が使われているが、完成予想図の段階では、下の板はこげ茶色だった。
屋根は黒。もしかしたら今回の工事では手を加えていないかもしれない。(だいぶ昔は赤い屋根だった。)
減築されたのは、事務室・倉庫スペース。客が立ち入る部分は改修前とさほど変わらない。
変わったのは、近距離自動券売機が2台から1台に減らされたことと、壁が木目(本物の木ではなくプリントしたもの?)から白に変わったこと、ドアが新しくなったこと程度。

写真は駅業務をしていない時間帯の撮影。左のシャッターが下りているのが券売機。右がみどりの窓口。
※新屋駅はJR東日本の子会社が駅業務を請け負っている。現時点では窓口は6時50分から17時20分まで営業(途中休止時間があるかも)。券売機はその前後もう少し長く稼働するのかな?
【17日追記】近距離券売機は、無人駅のような食券券売機タイプではなく、直営駅と同じタッチパネルのタイプ。(ただし少し古い機種だったかもしれないし、今回、機種が更新されたかもしれないが、未確認)オレンジカード対応、Suica決済非対応。
券売機が減らされたのは、新屋駅の普通乗車券での乗車客(=定期券客は別としてという意味)が減ったことを意味しているのかもしれない。
あるいは、ひょっとしたら「近い将来、Suicaが導入されるのを見据えて、券売機の利用率が減ることを見越した」措置ということはないだろうか。希望的観測ですが。
あと、事務所が狭くなった分、物の置き場所がなくなるから、裏側で場所をとる券売機をなくしただけ、ということもなくはないかも。(以上追記)

外から入って右側は、今まで通り待合スペース。昔はここにキオスクがあった。
オレンジ色の箱は、きっぷが買えない時間帯用の乗車証明書発行器(ボタンを押して券を取り、車内または着駅で精算)。
その隣に本棚がある。「小さな図書館」として、2016年6月に美大が主体となって始めた、地域の人が持ち寄った本を自由に借りられる仕組みだそう。
新屋駅は、駅舎側のすぐ外にはホームがなく、必ず跨線橋を渡らないといけない構造。

線路側の外観も、正面と同様。
工事途中の11月末の写真。

建物内の壁が木目なのが分かる。また、手前の外では、古そうなこげ茶色の木の部分がある。

おそらく、これが新屋駅のもともと(建築当時?)の姿だったのではないだろうか。工事後は交換されてしまったのか、新しい板の下にまだ残っているのか。完成予想図では、下のほうはこんな色になっていたけど。
古いものを大事に使うのはいいこと。できたばかりだから、白壁も板も真新しくて、まだなじんでいないけれど、徐々に風格が出てくることだろう。
【18日追記】2014年秋に、JR東日本秋田支社と秋田市が秋田公立美術大学の学生を対象として「新屋駅舎外壁デザイン公募」を行い、秋田市長賞とJR賞の各1点が選ばれていた。
「駅本体の形状は変えず、現状のまま」という条件で、「応募作品に基づいて、実際に駅舎の外壁改修を行うものではありません。」とのただし書きもあり、実際に選ばれたのは、今回のリニューアルとはまったく違うデザイン。
※同じ頃、隣の羽後牛島駅でもリニューアルが行われた。
※2004年撮影の駅舎内部の写真はこの記事後半。