駅を降りて外に出た時、そこに生えている植物でその土地らしさを感じることがある。
高知駅のヤシ並木、三重県四日市駅のクスノキ(タブノキ?)並木、五能線の五所川原の近くの林崎駅はリンゴ畑の中、弘前駅もちょっと歩けばリンゴが植わったポケットパークがある。田んぼに囲まれた駅もそのひとつだけど、これは全国各地にある。奥羽本線の大鰐温泉と碇ケ関の間の長峰駅には(正確には駅の裏側だけど)ブドウ棚があったけど、今は普通の畑になってしまっていた。秋田駅はちょっと歩けば秋田蕗が植えられているけど、場所が分かりにくいし、今年も生育はいまいち。
※以下、2017年7月と2018年9月に撮影した写真です。逆光で写りが悪い写真もあるのでご承知おきください。
秋田駅から奥羽本線上り(通称・奥羽南線)で1駅。秋田市南東部(市役所の区分けとしては「南部」地域)に位置する四ツ小屋駅。
跨線橋から秋田駅方向
上の写真左側に1面2線島式ホーム。停まっているのが上り電車で、この左側が下り線。
そして右・東側にもう1本線路があって、とても短い屋根付きホームっぽいものがある。
右側の線路は、レール幅が広い秋田新幹線用。秋田新幹線は四ツ小屋には停まらないし、ホーム状の構造物は線路側に柵が設置されていて、ホームとしては使用できない。※大張野駅の状況
上りホームから東側を見たところ
ここは、駅の東側の出入口として使われている。
【11日補足・右記は自分の記憶にはないが、資料と現在残る痕跡から判断して】元々はここも狭軌の列車が停車して乗降できる長いホームだった。秋田新幹線用に改軌される際、ホームとしての役目を終えたのだが、こちら側に出入口を新設することになって、短縮・転用された。
ちなみに西側。
跨線橋から大曲駅方向。左の線路が新幹線
上の写真右の平屋の建物へ降車客が向かっている。そこが元々の四ツ小屋駅舎・西側の出入口。
無人駅なので、明確な改札口はなし。自動券売機はホーム上の待合室内に、食券券売機タイプが設置【その後、2019年に通常の券売機に更新】。トイレ、飲料自動販売機やコミュニティバス乗り場は西側。
【14日追記】したがって、現状では跨線橋を渡って駅・線路の東西を行き来できることになり、自由通路があるのと同じことになっている。しかし、厳密には鉄道を利用しない人が駅構内に入るには入場券が必要だし、そうせずに立ち入れば不法侵入に問われる場合もあり得る。駅南側には踏切もあるし、通り抜けはしないほうが無難でしょう。
今回は東側に注目。
元から“駅前”であった西側に比べると、東側は農村の趣きが強い。
ただ、東側から駅を利用する客も多い(もしかしたら西側よりも多いかも)。御所野ニュータウン側なので、通勤通学に利用する住民やイオンモールの買い物客がいるため。
といっても、御所野は丘を越えないとならず、路線バスの接続もない(数百メートル離れた県道61号を毎時1本程度通るので、運が良ければ接続する)【追記・この後2019年に、駅西側~イオンモール~国際教養大の路線が運行されるようになった。いちおう、鉄道との接続は考慮したダイヤだが、鉄道全便との接続ではない。】。イオンモールまでは徒歩20分ほど。
ホームから。田んぼと丘の向こうが御所野。奥の築堤が県道61号
駅の外から。
四ツ小屋駅東出入口
東側は、元ホームと道路をつなぐ、広くはない幅の10段ほどの階段で出入りする。そういえば、これといった「JR東日本 四ツ小屋駅」の看板は出ていないかな。
縁石が切られて、足型マークがペイントされている
道路と階段の間に、土の空間がある。ここはJRの土地でない(境界を示す赤い杭が埋められている)し、秋田市の道路用地でもなさそうで、私有地のようだ。舗装された通路部分だけはJR用地なんだろうか?
そこには、
サトイモが植えられている!
少なくとも、昨年と今年は1列に植えられていた。連作障害を防ぐためか、昨年と今年で位置はずれていて、残りの土地には何も植えていない。
1列なので「畑」というより「植栽」のような雰囲気も漂い、知識がない人が見れば、花は咲いていないけど観葉植物か何かに見えてしまいそう。
私有地の畑に何を植えようが、文句を付ける筋合いはないし、草ぼうぼうよりも見た目はいいけど、ちょっとおもしろい光景。現在はもう収穫されてしまったかもしれないけれど。
【11日追記】秋田県では「芋の子」と呼ばれるサトイモの一大産地は、横手市山内。旧山内村の中心地である北上線相野々駅をGoogleストリートビューで見てみた。駅正面は家や店が多くて目立った植物はなし。出入口はないようだが線路反対側には、サトイモ畑が広がっていた。山内は「駅裏がサトイモ」のようだ。
高知駅のヤシ並木、三重県四日市駅のクスノキ(タブノキ?)並木、五能線の五所川原の近くの林崎駅はリンゴ畑の中、弘前駅もちょっと歩けばリンゴが植わったポケットパークがある。田んぼに囲まれた駅もそのひとつだけど、これは全国各地にある。奥羽本線の大鰐温泉と碇ケ関の間の長峰駅には(正確には駅の裏側だけど)ブドウ棚があったけど、今は普通の畑になってしまっていた。秋田駅はちょっと歩けば秋田蕗が植えられているけど、場所が分かりにくいし、今年も生育はいまいち。
※以下、2017年7月と2018年9月に撮影した写真です。逆光で写りが悪い写真もあるのでご承知おきください。
秋田駅から奥羽本線上り(通称・奥羽南線)で1駅。秋田市南東部(市役所の区分けとしては「南部」地域)に位置する四ツ小屋駅。

上の写真左側に1面2線島式ホーム。停まっているのが上り電車で、この左側が下り線。
そして右・東側にもう1本線路があって、とても短い屋根付きホームっぽいものがある。
右側の線路は、レール幅が広い秋田新幹線用。秋田新幹線は四ツ小屋には停まらないし、ホーム状の構造物は線路側に柵が設置されていて、ホームとしては使用できない。※大張野駅の状況

ここは、駅の東側の出入口として使われている。
【11日補足・右記は自分の記憶にはないが、資料と現在残る痕跡から判断して】元々はここも狭軌の列車が停車して乗降できる長いホームだった。秋田新幹線用に改軌される際、ホームとしての役目を終えたのだが、こちら側に出入口を新設することになって、短縮・転用された。
ちなみに西側。

上の写真右の平屋の建物へ降車客が向かっている。そこが元々の四ツ小屋駅舎・西側の出入口。
無人駅なので、明確な改札口はなし。自動券売機はホーム上の待合室内に、食券券売機タイプが設置【その後、2019年に通常の券売機に更新】。トイレ、飲料自動販売機やコミュニティバス乗り場は西側。
【14日追記】したがって、現状では跨線橋を渡って駅・線路の東西を行き来できることになり、自由通路があるのと同じことになっている。しかし、厳密には鉄道を利用しない人が駅構内に入るには入場券が必要だし、そうせずに立ち入れば不法侵入に問われる場合もあり得る。駅南側には踏切もあるし、通り抜けはしないほうが無難でしょう。
今回は東側に注目。
元から“駅前”であった西側に比べると、東側は農村の趣きが強い。
ただ、東側から駅を利用する客も多い(もしかしたら西側よりも多いかも)。御所野ニュータウン側なので、通勤通学に利用する住民やイオンモールの買い物客がいるため。
といっても、御所野は丘を越えないとならず、路線バスの接続もない(数百メートル離れた県道61号を毎時1本程度通るので、運が良ければ接続する)【追記・この後2019年に、駅西側~イオンモール~国際教養大の路線が運行されるようになった。いちおう、鉄道との接続は考慮したダイヤだが、鉄道全便との接続ではない。】。イオンモールまでは徒歩20分ほど。

駅の外から。

東側は、元ホームと道路をつなぐ、広くはない幅の10段ほどの階段で出入りする。そういえば、これといった「JR東日本 四ツ小屋駅」の看板は出ていないかな。

道路と階段の間に、土の空間がある。ここはJRの土地でない(境界を示す赤い杭が埋められている)し、秋田市の道路用地でもなさそうで、私有地のようだ。舗装された通路部分だけはJR用地なんだろうか?
そこには、

少なくとも、昨年と今年は1列に植えられていた。連作障害を防ぐためか、昨年と今年で位置はずれていて、残りの土地には何も植えていない。
1列なので「畑」というより「植栽」のような雰囲気も漂い、知識がない人が見れば、花は咲いていないけど観葉植物か何かに見えてしまいそう。
私有地の畑に何を植えようが、文句を付ける筋合いはないし、草ぼうぼうよりも見た目はいいけど、ちょっとおもしろい光景。現在はもう収穫されてしまったかもしれないけれど。
【11日追記】秋田県では「芋の子」と呼ばれるサトイモの一大産地は、横手市山内。旧山内村の中心地である北上線相野々駅をGoogleストリートビューで見てみた。駅正面は家や店が多くて目立った植物はなし。出入口はないようだが線路反対側には、サトイモ畑が広がっていた。山内は「駅裏がサトイモ」のようだ。