時々取り上げている(直近の記事)、Googleマップのいい加減さをまた見つけてしまった。【この後、Googleへ報告し、修正されました。以下の内容は修正前のものです。】
秋田市南部、国道13号西側の牛島と仁井田の間を見ていると、見慣れぬ表記があった。
「大隅縦貫道 大隅縦貫道 大隅縦貫道 大隅縦貫道」
ある1本の道路が「大隅縦貫道」という名称であるという。Googleマップで「○○通り」などと表記されるのと同じ書体ではあるが、上の画像のように異様に連呼している(表示縮尺により異なる)。
この道路は知っているが、「大隅縦貫道」なんて名前だったとは聞いたことがない。
っていうかここの地名は「大住」。「大隅」だと鹿児島の大隅半島のほうでしょ。
知らないだけで、実は「大住縦貫道」と呼ばれている(大隅は誤字で)のかも、などと思って、Googleで検索すると…
鹿児島県庁ホームページ「地域高規格道路網図」より
なんと鹿児島の大隅半島に「大隅縦貫道」が存在した!
Google日本語入力でも「大隅縦貫道」が一発で変換できる。
“本物”の大隅縦貫道は、現状では部分開通で、計画では延長約50キロの地域高規格道路。
Googleストリートビューより
では、Googleマップの検索窓に「大隅縦貫道」と入力して検索すると、
やっぱり「大隅縦貫道 秋田県秋田市」
「鹿児島県 大隅縦貫道」などと検索すると、鹿児島県内の近くは表示されるが、道路そのものにはたどり着かない。Googleマップは、本物の「大隅縦貫道」の存在を認識していないようだ。
大隅と大住、読みはどちらも「おおすみ」にしても、1237キロ(鹿屋串良ジャンクションと偽物南端の計測)も離れた場所を、よくも間違えたものだ。
人間が間違ってもしくはわざと登録したとは考えにくい。大隅縦貫道と秋田市大住両方の存在を知る人は少ないだろうし、普通に登録して異様に繰り返して表示されることはないだろうし。
Googleマップで、ゼンリンとの提携解消後に散見されている不具合の1つ、つまり機械的に誤認識したということだろうか。
ところで、秋田の偽物の大隅縦貫道。
南端から
国道13号「大住入口」交差点から、旧農業試験場跡地に出る交差点(大住団地バス停付近)までの880メートルが大隅縦貫道にされている。
狭いながらも路線バス大住・みなみ野団地線(過去の記事)が通り、多少の商店などが立ち並ぶ、大住地区のメインストリートではある。南側700メートルは一直線。
大住簡易郵便局前。ここから南へ一直線
上の検索結果の画面で、ストリートビューの画像は、北端・大住入口交差点角にあるスーパー「ナイス仁井田店」。地図中に赤いピンが立っているのは、ほぼ中間地点。
Googleマップに加筆
分かりづらいけれど、上の地図で細い赤で囲まれたのが、秋田市大住地区(一丁目から四丁目【24日補足・大住小学校は所在地としては仁井田】)。黒い線が、偽の大隅縦貫道。
二丁目・四丁目と三丁目の間を貫いていることになるが、面積というか感覚的には、まさに「大住を縦貫」している。
「“大住”縦貫道」、意外にいいネーミングかも?!
Googleマップさんは、「おおすみ」を取り違えた点はおいておいて、どうして、縦方向ではあるが広くはないこの道を「縦貫道」に“指定”したのだろう。
Googleには、中央交通のバス停位置・バス路線の情報はあるはずだし、店舗が沿道に集まっていることも分かっている、スマホの位置情報(通行量)もあるだろうから、それらと関連付けて重要度の高い道だととらえたのか。1000キロ以上離れた場所、漢字も距離も違うものを取り違えたのはバカだけど、大住の中では主要な道を選べたという意味ではお利口かもしれない。
※本記事アップ後、Googleへ本件を報告した。12月8日に確認すると、秋田市大住の「大隅縦貫道」の表記は出なくなっていた。思ったより素早い対応。
秋田市南部、国道13号西側の牛島と仁井田の間を見ていると、見慣れぬ表記があった。

ある1本の道路が「大隅縦貫道」という名称であるという。Googleマップで「○○通り」などと表記されるのと同じ書体ではあるが、上の画像のように異様に連呼している(表示縮尺により異なる)。
この道路は知っているが、「大隅縦貫道」なんて名前だったとは聞いたことがない。
っていうかここの地名は「大住」。「大隅」だと鹿児島の大隅半島のほうでしょ。
知らないだけで、実は「大住縦貫道」と呼ばれている(大隅は誤字で)のかも、などと思って、Googleで検索すると…

なんと鹿児島の大隅半島に「大隅縦貫道」が存在した!
Google日本語入力でも「大隅縦貫道」が一発で変換できる。
“本物”の大隅縦貫道は、現状では部分開通で、計画では延長約50キロの地域高規格道路。

では、Googleマップの検索窓に「大隅縦貫道」と入力して検索すると、

「鹿児島県 大隅縦貫道」などと検索すると、鹿児島県内の近くは表示されるが、道路そのものにはたどり着かない。Googleマップは、本物の「大隅縦貫道」の存在を認識していないようだ。
大隅と大住、読みはどちらも「おおすみ」にしても、1237キロ(鹿屋串良ジャンクションと偽物南端の計測)も離れた場所を、よくも間違えたものだ。
人間が間違ってもしくはわざと登録したとは考えにくい。大隅縦貫道と秋田市大住両方の存在を知る人は少ないだろうし、普通に登録して異様に繰り返して表示されることはないだろうし。
Googleマップで、ゼンリンとの提携解消後に散見されている不具合の1つ、つまり機械的に誤認識したということだろうか。
ところで、秋田の偽物の大隅縦貫道。

国道13号「大住入口」交差点から、旧農業試験場跡地に出る交差点(大住団地バス停付近)までの880メートルが大隅縦貫道にされている。
狭いながらも路線バス大住・みなみ野団地線(過去の記事)が通り、多少の商店などが立ち並ぶ、大住地区のメインストリートではある。南側700メートルは一直線。

上の検索結果の画面で、ストリートビューの画像は、北端・大住入口交差点角にあるスーパー「ナイス仁井田店」。地図中に赤いピンが立っているのは、ほぼ中間地点。

分かりづらいけれど、上の地図で細い赤で囲まれたのが、秋田市大住地区(一丁目から四丁目【24日補足・大住小学校は所在地としては仁井田】)。黒い線が、偽の大隅縦貫道。
二丁目・四丁目と三丁目の間を貫いていることになるが、面積というか感覚的には、まさに「大住を縦貫」している。
「“大住”縦貫道」、意外にいいネーミングかも?!
Googleマップさんは、「おおすみ」を取り違えた点はおいておいて、どうして、縦方向ではあるが広くはないこの道を「縦貫道」に“指定”したのだろう。
Googleには、中央交通のバス停位置・バス路線の情報はあるはずだし、店舗が沿道に集まっていることも分かっている、スマホの位置情報(通行量)もあるだろうから、それらと関連付けて重要度の高い道だととらえたのか。1000キロ以上離れた場所、漢字も距離も違うものを取り違えたのはバカだけど、大住の中では主要な道を選べたという意味ではお利口かもしれない。
※本記事アップ後、Googleへ本件を報告した。12月8日に確認すると、秋田市大住の「大隅縦貫道」の表記は出なくなっていた。思ったより素早い対応。