秋田市外旭川の県道233号、「天徳寺通り」「天徳寺バイパス」と呼ばれる区間。外旭川小学校前~神田の旧道と交わる交差点の近くに、セブン-イレブン秋田外旭川八柳(そとあさひかわ やつやなぎ)2丁目店がある。そこの歩道に、少し前に気になるものを見つけた。
奥の信号が旧道分岐、左後方がセブン
反対側から。セブンの敷地は不整形
歩道の道路外寄り半分ほどに、道路と垂直な白線と文字らしきものが、白でペイントされているのだ。
薄れてはいるが、はっきり見える
現在使われる、道路標示用の塗料(光を反射するガラスの粒が混ざり、熱でくっ付けるらしい)とは違う感じで、ペンキみたいなので塗っていそう。
何を意味するラインなんだろう?
水道などライフライン工事用の目印かなと思ったが、それはチョークを使うだろう。こんなにはっきりと消えづらい目印はなかろう。【27日補足・工事では油性のペイントマーカーのようなペンを使うこともあるようだが、ずっと細い線。】
車道側からは危なくて撮影できないので、Googleストリートビューより。
赤い丸が謎のライン
たしか愛知県で、歩道上に「自転車用の停止線」が引かれていたのを見たことがあるが、秋田では一般的でないし、ここは停止する必要がない場所だし、自転車用なら歩道の車道側でないといけないから、違う。コンビニに出入りする車がいるから、気をつけろという注意喚起目的ならば、これ1本だけでは足りない。
民地側はセブン-イレブンの駐車場の一部だが、それ用の目印などでもなさそう。そもそもそういう目的で公道に線を引くのは許されまい。
セブン-イレブンが建つ前にあった建物や施設が関係するのかと、ストリートビューでさかのぼると、
2018年6月はまだない
2018年6月から2019年9月の間、セブン-イレブンができた後に引かれた線だった。
文字のようなものは何だろう。線に対して微妙に傾いているけど。
やっぱり数字の「2」かな?
下手な「乙」かも?
じゃあ、近くに1、3、甲、丙があるかと言えば、発見できず。
ここの所在地は外旭川八柳「二」丁目か、でもここが丁目の境じゃないし…と地図を眺めていたら、発見。
Googleマップで「外旭川八柳二丁目2番地」を赤枠で囲わせてみた。
赤い線の右下・セブン店舗側が二丁目2番地。黒い丸が謎の白線の位置
なんと外旭川八柳二丁目の2番地と3番地の境界線とぴたりと(角度は違うけど)一致する。とすれば「2」番地の「2」か!
街区の境は道路であることが多く、外旭川八柳はバイパスができた後に住居表示(1997年)されたはず。それなのに、ここでは道路でない民地を裂くように境界線が通っている。
だから、番地境界をはっきりさせる必要があって、線を引いたのだろうかと推測はできる。
【28日補足】「2」と書いてある箇所は3番地。文字の向きから判断すれば、2番地側から見て「この白線までが2番地」を示していると解釈できる。
だけど、住居表示実施から20年経った時点で、そして何者が、さらに境界を明確にして何をするために、県が管理する公道に線を引いたのか。不動産登記などなら、住居表示でなく「地番」を使うだろうし。謎は残る。
走る人なら、位置について、用意、ドンとしたくなりそう。
1995年の「3年B組金八先生」第4シリーズの主題歌(もちろん海援隊)「スタートライン」。今のような時代にもふさわしい、いい歌だと思う。
その歌詞に「拾った小石で誰かが書いた アスファルト道のスタートライン」が出てくる。
こちらは「白いペンキで誰かが書いた アスファルト道の謎のライン」。
秋田県の道路管理体制では、当分はこのままでしょうかね。というか、道路管理者が消す義理はない。消す必要があれば、引いた者にさせないと。
【27日追記】住宅街で見られる、歩行者飛び出し防止の「足型」も同じようにペンキで塗られるが、あれは意義があり、それが明白なので、法令や許可がどうかは別として、許容されるだろう。また、一般的な工事の目印は、線が細くて目立たず、チョークならば容易に消すこともできる。
対して、この線は、人が歩く場所に意味ありげながら意味不明、しかも存在感絶大。番地境界を示すために引くとしても、もう少し控えめにできなかったのか。
※遠くない場所の路面にも、そっくりな白線・文字がペイントされていた。
奥の信号が旧道分岐、左後方がセブン
反対側から。セブンの敷地は不整形
歩道の道路外寄り半分ほどに、道路と垂直な白線と文字らしきものが、白でペイントされているのだ。
薄れてはいるが、はっきり見える
現在使われる、道路標示用の塗料(光を反射するガラスの粒が混ざり、熱でくっ付けるらしい)とは違う感じで、ペンキみたいなので塗っていそう。
何を意味するラインなんだろう?
水道などライフライン工事用の目印かなと思ったが、それはチョークを使うだろう。こんなにはっきりと消えづらい目印はなかろう。【27日補足・工事では油性のペイントマーカーのようなペンを使うこともあるようだが、ずっと細い線。】
車道側からは危なくて撮影できないので、Googleストリートビューより。
赤い丸が謎のライン
たしか愛知県で、歩道上に「自転車用の停止線」が引かれていたのを見たことがあるが、秋田では一般的でないし、ここは停止する必要がない場所だし、自転車用なら歩道の車道側でないといけないから、違う。コンビニに出入りする車がいるから、気をつけろという注意喚起目的ならば、これ1本だけでは足りない。
民地側はセブン-イレブンの駐車場の一部だが、それ用の目印などでもなさそう。そもそもそういう目的で公道に線を引くのは許されまい。
セブン-イレブンが建つ前にあった建物や施設が関係するのかと、ストリートビューでさかのぼると、
2018年6月はまだない
2018年6月から2019年9月の間、セブン-イレブンができた後に引かれた線だった。
文字のようなものは何だろう。線に対して微妙に傾いているけど。
やっぱり数字の「2」かな?
下手な「乙」かも?
じゃあ、近くに1、3、甲、丙があるかと言えば、発見できず。
ここの所在地は外旭川八柳「二」丁目か、でもここが丁目の境じゃないし…と地図を眺めていたら、発見。
Googleマップで「外旭川八柳二丁目2番地」を赤枠で囲わせてみた。
赤い線の右下・セブン店舗側が二丁目2番地。黒い丸が謎の白線の位置
なんと外旭川八柳二丁目の2番地と3番地の境界線とぴたりと(角度は違うけど)一致する。とすれば「2」番地の「2」か!
街区の境は道路であることが多く、外旭川八柳はバイパスができた後に住居表示(1997年)されたはず。それなのに、ここでは道路でない民地を裂くように境界線が通っている。
だから、番地境界をはっきりさせる必要があって、線を引いたのだろうかと推測はできる。
【28日補足】「2」と書いてある箇所は3番地。文字の向きから判断すれば、2番地側から見て「この白線までが2番地」を示していると解釈できる。
だけど、住居表示実施から20年経った時点で、そして何者が、さらに境界を明確にして何をするために、県が管理する公道に線を引いたのか。不動産登記などなら、住居表示でなく「地番」を使うだろうし。謎は残る。
走る人なら、位置について、用意、ドンとしたくなりそう。
1995年の「3年B組金八先生」第4シリーズの主題歌(もちろん海援隊)「スタートライン」。今のような時代にもふさわしい、いい歌だと思う。
その歌詞に「拾った小石で誰かが書いた アスファルト道のスタートライン」が出てくる。
こちらは「白いペンキで誰かが書いた アスファルト道の謎のライン」。
秋田県の道路管理体制では、当分はこのままでしょうかね。というか、道路管理者が消す義理はない。消す必要があれば、引いた者にさせないと。
【27日追記】住宅街で見られる、歩行者飛び出し防止の「足型」も同じようにペンキで塗られるが、あれは意義があり、それが明白なので、法令や許可がどうかは別として、許容されるだろう。また、一般的な工事の目印は、線が細くて目立たず、チョークならば容易に消すこともできる。
対して、この線は、人が歩く場所に意味ありげながら意味不明、しかも存在感絶大。番地境界を示すために引くとしても、もう少し控えめにできなかったのか。
※遠くない場所の路面にも、そっくりな白線・文字がペイントされていた。