広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

カバ車

2016-05-03 21:00:07 | 動物・植物
スーパーマーケットの前に…
何者?!
真紅のようなエンジ色のようで、ユニークな形の自動車。
ニュービートルみたいな丸っこくてつるんとしたデザインだけど、タイヤ周りの脚や、ボンネットの歯と鼻穴、屋根の目と耳から、一見してカバだと分かる。
「Kabaya」のロゴもあり、お菓子メーカー「カバヤ食品」のキャンペーンキャラバンだと推測。

店内にはチョコがけクッキー「さくさくぱんだ」のでっかいパンダさんがいらした。
キャンペーンはちょうど終了したタイミングで、スタッフに誘導されながらかなりの小股でちょこちょことバックヤードへ引っ込んでいった。

片付け中
このカバ形車は岡山ナンバー。カバヤの本社所在地。


カバヤの車を使ったキャラバンといえば、「戦後間もない頃、本物のカバを車(トラック)に載せて、各地を巡回していた」というのは知っていた。
いつだったか朝日放送「探偵!ナイトスクープ」に、そのトラックの運転手をしていた人から「その時のカバにもういちど会いたい」という依頼があり、動物園で飼育されていたカバと再会を果たしたのを見た。(西田局長になってからで、探偵は北野誠??)
ちなみに、柵越しの対面だったが、カバさんは通常の入園者とは少し違う、じっと見るような反応をし、依頼者のことを分かっていたようにも感じられた。
今回、改めて調べると、そのカバ「デカ」は2010年に推定年齢58歳で死んでいた。世界第2位(日本一)の長寿記録。


そのキャラバンと並行して、1952年から7年間は、トヨタのトラックをカバ風に改造した、その名も「カバ車(かばしゃ)」でのキャンペーンも実施していたとのこと。
そのカバ車が2006年の創業60周年を記念して復刻され、デカとの対面も果たしていた。
さらに、2011年の65周年で、“ガールフレンド”の車も製作。それぞれ「クッキーくん」「チョコちゃん」と命名された。

今回見たのは、リボンを付けて、ナンバープレートが「65」だから「チョコちゃん」のほう。
トヨタ エスティマハイブリッドがベースで、目・耳・しっぽが動き、左目がウインク、口が開くとのこと。
ドアの「チョコちゃん」が名前だったのね
この時は、口が開いていた。ボンネットが二重構造になっているようで、口の中に当たる黄色いのが本当のボンネットか。
「HYBRID」だけで車種名はない
後部はあまり特徴がなさそうだけど、下部のラインが魅力的? 遭遇した後続車は、前がどうなっているか興味をそそられることだろう。

クッキーくんのほうは、ナンバー「60」、トヨタ エスティマがベースでヘッドライトが四角くて、全体にやや角ばっている。ボディは同色で、目・耳・口が動く。

カバヤホームページに掲載されている、元祖・カバ車のモノクロ写真を見れば、ごつごつして、まだら模様で、もっとリアルな感じ。クッキーくんチョコちゃんとはだいぶ違う印象。映像や動物園で、容易に本当のカバを見られる現代には、かわいらしい赤カバのほうがふさわしいのかも。
カバ車の運行予定は公表されていない(来店するスーパーのチラシなどには載ることがあるはず)ようで、遭遇できたらラッキーでしょう。
コメント (2)
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続々白桜・バッケその後

2016-05-01 21:21:54 | 秋田の季節・風景
ソメイヨシノが散って、芽吹きの季節になりつつある秋田市。
まずは、またまた白い桜の続き。意識すれば、けっこう見かける。川沿いに多い。
先週中頃、八橋の草生津川岸
手前のソメイヨシノは散り果て。
奥は改修工事中の面影橋。そのたもとにも、
白い桜
昔からあった気がする。
今まで見た白い桜ほど、白くない感じ。
こんな花
花は満開っぽい。花と同時に葉がたくさん出るタイプのようだ。花弁の感じが今までと違い、花の中央部の赤みが強いのも特徴。

変わって、楢山。太平川合流点近く、イオン秋田中央店裏の旭川。
奥は東部ガスのタンク

花がびっしり
この桜も、葉っぱが多少出ている。花は、今までのどれとも、微妙に異なる。※この桜のその後
葉が赤っぽく、花の中央がわずかに赤い
分かってはいたけれど、「桜」といってもさまざまであり、ソメイヨシノだけが桜ではない。そのそれぞれが美しいことを実感。そして、今年の桜は終わった。


秋田弁で「バッケ」こと、ふきのとう
秋田駅前・大屋根下に植えられているアキタブキ(秋田蕗)は、
立派な囲いができた。後ろのケヤキは芽吹きが始まったところ
昨年もそうだったけれど、厳重な囲いがされている。
後ろのむしろは南~西日よけ。前の透明板は、イタズラ防止でしょうか。せっかくの本場の秋田蕗だけど、きゅうくつそう。今後大きくなったら特に…
フキ本体が伸びてきた

ところで、それ以前の記事で紹介した、
(再掲)このバッケ
大きなバッケとその下に小さなフキ本体の葉が出ていた。その場所の現在、
フキだらけ
ここは、小さい(普通の)フキと、アキタブキ(と思われる大きなフキ)の2種が共存していたのだった。
小さい方は、バッケがまったく出ていない場所から生えている。バッケを出さない性質もしくは栄養などの条件なのだろうか。
再掲写真の大きなフキノトウが大きいフキで、下の小さい葉は、そのバッケとは無関係の小さいフキだったのかもしれない。
大小で質感や色合いが違う
当たり前だけど、大きいフキは大きい。そして、ここでは普通のフキも見事に茂っている。駅前のよりもご立派。

続きはこの記事後半
コメント (4)
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