🌸悲劇の人・ヤマトタケル2
⛳「ああ、我が妻よ」とヤマトタケル思い起こす
☆上総,国に入ったヤマトタケルは、荒れ狂う蝦夷をことごとく平定した
☆山や川の荒ぶる神々も平定し、都への帰路に就くことができた
☆足柄山の坂の下でひと休みしたところへ頭の白い鹿が現われた
*足柄山の坂の神の化身に違いないヤマトタケルは直感した
*食べ残しの野蒜(のびる)の片割れを投げつけた
(野蒜は、邪気を祓う呪力、魔除けの力があると信じられている)
*野蒜が鹿の目に当たり、鹿は死んでしまい
*ヤマトタケルに、山の神の祟りが生まれその後の人生に苦しむ
☆ヤマトタケルは足柄山の坂の上に登り立った
*そこから海に沈んだオトタチバナヒメを思い起こした
*「ああ、我が妻よ)」と言い、悲嘆に暮れた
☆ヤマトタケルは甲斐国に出て、木曽川を伝って尾張国へと向かった
☆尾張国には、夫婦の契りを結ぶ約束をしたミヤズヒメがいる
*ヤマトタケルの心は久々に弾んでいた
⛳ヤマトタケルミヤズヒメと再会
☆ヤマトタケルは尾張国に戻りミヤズヒメと会う
☆ミヤズヒメの衣裳の裾にヤマトタケルは見入った
*そこに滲んでいるのは「月の障り」であった
☆二人は寝所に入ってまぐわいし、心ゆくまで単能した
☆ヤマトタケルは伊吹山の神を討ち取るた出発した
☆ヤマトタケルは、草薙の剣ミヤズヒメのもとに預けた
⛳ヤマトタケル初めての弱気
☆草薙の剣をミヤズヒメの家に残して出てきたヤマトタケル
*「伊吹山の神は、素手でじかに討ち取ってやろう」と思っていた
☆白い猪に化身していた山の神に出会った
*山の神に向かって「言挙」し、神は見くびられたと怒った
☆突然、人粒の雹(ひょう)が降り出し、ヤマトタケルの体を強く打った
*激しい雹の襲来を受けて驚き困惑したヤマトタケル
*正常な判断力をほとんど失うほど惑わされた
*山から下りて、失われていた判断力が徐々に戻ってきた
(見くびったがゆえに、あのような報いを受けたのだろう……)
☆祟りをこうむったヤマトタケルは、それから病気がちとなる
☆ヤマトタケルは、初めて弱気になってこんなことを言う
*私はいつも、空をも飛んでいける気持ちでいたけれども今はどうしたことか
*私の足は前へ進もうとせず、道がはかどらなくなってしまった
*ヤマトタケルは疲れがひどくなり杖をついて歩むようになる
(敬称略)
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⛳出典、『眠れないほど面白い古事記』
悲劇の人・ヤマトタケル2
(ネットより画像引用)
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