「知能１１歳頃迄に固まる」「性格１１歳以後も延びる」

🌸「置かれた場所」で咲く不幸・ひ弱なラン１

『もっと言ってはいけな』

　☆認知スキルは１１歳ごろまでに基盤が固まる

　＊逆にいうと、それ以降はなにをしても知能は伸びない

　☆性格も親から受け継いでいるが

　＊訓練によって伸ばすことが（知能よりは）期待できる

　☆成功での協調性は、日米で際立った違いが観察されている

　☆内向的な脳と外向的な脳

　＊内向的は人間ぎらいではなく、刺激に敏感なだけなのだ

⛳アジア系アメリカ人のＩＱは白人とほぼ同じ

　☆医師、科学者、会計士などの専門職についている割合、白人より高い

　＊これがアジア系の世帯年収が白人より、２５％も高い理由だ

　☆知能とは別に、努力、勤勉、信頼性などの要素

　＊自己コントロールカ)が付加価値になっているのだ

　☆アメリカでは、社会的・経済的に成功するには

　＊認知スキル（知能）他、性格スキル（やる気）必要だとされてる

⛳高い所得をもたらす性格
　☆経済学者ヘックマンが就学前教育の重要性を説いた

　＊「認知スキルは１１歳ごろまでに基盤が固まる」

　＊逆にいうと、それ以降はなにをしても知能は伸びない

　＊教育に税を投入するのは無駄だということになる
　＊これは、行動遺伝学のエビデンスとも整合的だ

　☆認知スキルと同様に性格スキルの形成にも幼年期が最も重要だが

　＊性格スキルは１０代以降でも伸ばせるので

　＊青年時の矯正は、性格スキルに集中すべきだという
　☆性格の遺伝率（約５０％）が知能の遺伝率（約８０％）より低く

　＊そのぶんだけ環境の影響を受けやすい

　＊行動遺伝学の知見からも裏づけられる

　☆性格も親から受け継いでいるが

　＊訓練によって伸ばすことが（知能よりは）期待できる

　☆心理学では人格の「ビッグ・ファイブ」

　＊開放性、真面目さ、外向性、協調性、精神的安定性

　☆仕事での影響が大きいのは

　①真面目さ、➁外向性、③精神的安定性

　＊「真面日で明るく、落ち着いている」ひとは職場でも信頼される

　☆協調性は、日米で際立った違いが観察されている

　＊日本の場合、男性では年間所得と協調性が正の相関関係があるが

　＊アメリカでは男性、女性ともに負の相関関係になっている
　＊アメリカでは協調性がない=個性的なほうが高い所得を得られる

　＊日本の会社は個性を押し殺して、滅私奉公しなけれは出世できない
　（日本では、この努力が報われるのは男だけで、女性社員はムダだ）
　☆日本人・中国人・韓国人は（白人と同程度）知能が高く

　＊性格的に真面目で内向的だから

　＊ポジティブ志向のアメリカ社会ではリーダーにはなれないが

　＊賃金の高い専門職にもっとも向いている

⛳内向的な脳と外向的な脳

　☆生後４か月の赤ちゃんのときモビールを見て泣き騒ぐ

　＊「高反応」の子どもの多くは思慮深く慎重な性格になり

　＊「低反応」の子どもの多く、おおらかで自信家に成長した
　☆子どもたちの成長での「高反応」と「低反応」のちがい

　＊大脳辺縁系の奥に位置する扁桃体にある

　＊扁桃体は脳内の感情スイッチの役割を担っており

　＊その機能のひとつは、外界の新しいものや脅威になるものの存在を

　＊素早く感知し、瞬間的に闘争／逃走反応の引き金を引くことだ
　☆「高反応」の子どもは生まれつき扁桃体が興奮しやすく

　＊外界からの刺激に強く反応する

　＊成長すると初対面の人間に対して用心深く接するようになる

　☆「低反応」の子どもは扁桃体が興奮するのに強い刺激が必要で

　＊成長すると見知らぬひとに会っても動じなくなる

　☆「高反応」が内向的な恥ずかしがり屋との事では無い

　☆「低反応」が社交的・外交的との事では無い

　＊内向的なのは人間ぎらいではなく、刺激に敏感なだけなのだ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（敬称略）
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⛳出典、『もっと言ってはいけない』

「知能１１歳頃迄に固まる」「性格１１歳以後も延びる」

（『もっと言ってはいけない』記事他より画像引用）