麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

終焉。

2007年06月18日 | 東演
 ひょんなことから28年続いたスナックの閉店二日前に顔を出す機会を得た。さすがにその週は連日満席になったそうで、ラス前のその日も盛況でした。
 ちなみに僕は知人について行ったので、それが最初で最後の来店となったのですが、なるほどさすが長い間続いただけのことはある、プロの店でした。

ママとマスターがいて、他に女性が四人…この週は混むことが予想されたから、イレギュラーの娘も+1名動員し、それでも足りない勢いでした。

 などと一丁前のことを言うと、あたかも“スナック評論家”の風情ですが、ビンボーな演劇人は、もっぱら居酒屋で、その手のカテゴリーには足を踏み入れられません

 あ、まだマンガ喫茶もなかった15年近く前…池袋界隈で終電を逃すと行くスナックがあったな…。

 そこは我々の芝居仲間がママをやってたから、飲み物は、そんな仲間達で一緒に入れたボトルをチビチビやり、食べ物は、他のお客様がオーダーしたものをママが少し多めに作ってお裾分け…というシステム(?)で、そのかわり酒が切れた、指定されたタバコがない、牛丼が食べたい、などの時はスクランブル発進するのがルールだった。
 そーして始発を迎えて帰る・・・という。

 ママと言っても、僕より年下の20代前半の女優だったわけだが。

 あぁ懐かしい…。
 もちろん、その「歌紋」は今はない。違う名前で違うママがやってはいるのだろうが…。

 さて6/15に閉店した荻窪の店は、ママの高齢化やその他モロモロの理由から店を閉じたわけだが、劇団とて、永久不滅の存在ではなく、『恋森』の台本と詞と演出を担当いただいた福田善之氏らが旗揚げした劇団青芸すら、多くの名作とたくさんの人材を生んで解散している。

 ましてや、今や「行政」が潰れる時世でもある。

 創立48年の東演も、明るい展望を持ちつつ、身を引き締めて、一歩一歩歩んで行かねば。。。
 で、その一歩一歩のいくばくかの支えになる文化庁の助成金。
 その説明会に、今日は行きます。

 ・・・カワラカイのやら堅いのやら解らない話になった
コメント
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