麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

恋森/仲日~ミュンスターバーグとパラータの座席

2007年06月05日 | 東演
 6月というのに、劇団にとっては嬉しい好天続き
 (もちろん四国では早くも取水制限が出るなど、農業従事の方々、ひいては我々にとっても重大な問題ではありますが…)

 さて『恋でいっぱいの森』は本日5回目。
 10ステージの今日明日で折り返しです。

 激しい舞台で本番中の怪我も心配していましたが、大きな事故もなく……お客様には席によって暑かったり寒かったりのご不便をかけながらも、多くの方々からお褒めの言葉をいただく芝居になっています。
 言葉といえば・・・
 「今回パラータ広いね!」「すごいお客さん入ってるよね」
 と、そんな声が多いです。
 まあ、初日から昨日まで完売で、確かに客席は満パンです。
 が、通常より20~30は椅子が少ないわけです。

 今回の舞台はこのブログでも何度も書いているように変型です。

 数学的に言うと・・・
 長方形ABCDで短辺AB、CDの時、CDを3等分した点をそれぞれE、Fとする。点Aと点Bと点Fを結んだ三角形が今回の舞台面(役者が使エリア)になります。

 簡単にいえば、パラータの長方形の空間に、開きかけの扇型のステージがあるってわけです。
 するってえと、観客は、役者の向こうに観客を見るし、それがかつ完全な対面式ではなく、ぐるりとほぼ180度に近いワイドな視界に人、人、人…と映るので、どーやら普段より多く見えるらしい。また、それだけ多くの人がいる空間=広い。という図式になる。
末筆ながら・・・ミュンスターバーグ錯視とは、白と黒の四角形を交互に少しずつずらして並べた時、並行の線が傾いて見えることで、今回の錯覚とは関係ないのです。錯覚系のそれっぽい単語を、これしか思いつかなかったのです。。。
                        
  
コメント
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