麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ハウマッチ

2007年06月25日 | 東演
 マック(関西風に言えば「マクド」こと、日本マクドナルドホールディングス)が、大都市圏(東京、神奈川、大阪、京都)の全1255店で値上げ、地方(宮城、山形、福島、鳥取、島根)の全130店で値下げするという・・・。

 大都市は「まぁ、しゃーない」と思うし、鳥取島根の山陰コンビも理解できるが、東北の雄「仙台」を抱える宮城が入っていて、我が父のふるさと青森や、その半分(主に太平洋側)とその昔、南部藩を築いていた岩手が入ってないのは何故?とか思ったりもしたが、細かい調査の結果だろうからイメージで語っても詮無いことだ。。。

 さて、我々としても「価格」は大いに頭を悩ますところではあります。
 普通の商品のように、原価に物流やらなんやら乗っけて…てわけにもいかず・・・すると、1枚ウン万円になるので
                          
 例えば、22日に拝見した文化座さん。。。『恋でいっぱいの森』では橘憲一郎氏に客演いただくなど交流のある劇団さん。。。は、一般5500円のほかに、高校生以下2750円という設定があり、さらに独自の「Uシート3850円」というのがある。
 University=大学生席? Unfavorable=都合の悪い席?・・・聞けば「後方の席」=Ushiroの「U」なのだそうだ…。まぁある意味アンフェイヴァラブル=不利な席と言えなくもないか…。 
 
 また6/28夜の回にハーフプライスデー2750円があって、これは割とやっている所が多い。いわゆる新劇系は「夜の回」が弱いためだ。僕の入る前の東演も導入したことがあったらしい。

 逆に小劇場系は「平日昼」のお客様を沢山集めるために、少し前から「昼ギャザ」というのを始めて、その波が広がっている。

 「庭劇団ペニノ」の野平久志氏が提唱した平日マチネ観劇キャンペーンで、共同購入(ギャザリング)によってプライスダウンする仕組みのこと。有料動員に応じたキャッシュバックが売りで、例えば「定価2,500円で有料動員10名につき100円値下げ。ただし底値1,000円」の場合、100名で終演後1,000円バックという仕組みだ。
 カンパニー側は、新しい顧客開拓とともに、底値を作ることで最低限の収入の読みができる利点もある。(*「小劇場の制作者を支援するサイト/fringe」の説明文を転用してます)

 東演では、すっかり定着した「+1チケット(プラスワンチケット)」がある。
 3枚様に+1名分の招待がつくもので、その名の通り、3人の仲間が「東演って意外と面白いから一度観てよ!」と未体験の友人を招待するも良し、ま、実際多いのは、4人揃って3枚分の料金で割る・・・一般4500円が、13500÷4で一人3375円。学生3000円とほぼ同額まで割安になるサービスである。
 なかなか好評です
 「ペアチケット」はよく見掛けますが、それだと該当するケースが多すぎて、ただでさえ採算の合ってない上に単価がどーんと下がるのは痛い。
 割引率は大きい「+1」ですが、なかなか4人での観劇というのは多くなく、逆にその努力に(?)劇団として応えようという、言えば小口の団体割引(?)である。

 そんなことも「制作の仕事」のひとつ・・・。

 次回公演『朗読劇/月光の夏』は、とにかく多くの人に、特に若い人に足を運んでもらうためにシンプルな価格設定(一般と高校生以下の2種類)に加え、ギリギリまで頑張って高校生以下1000円!

 国内トップクラスのピアニスト・仲道祐子さんのピアノが聞けて、朗読劇も堪能できての上記価格は・・・かなりお得だと思われます。
 
 沢山のお越しをお待ちしております

 

 
コメント (2)
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