麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ソラのタネ

2009年03月02日 | 鑑賞
土曜日に、世田谷区民上演グループBの『ソラのタネ』を観劇。

 本多劇場グループ七番目の小屋「シアター711」こけら落としにふさわしい素晴らしい舞台でした。

 サービス精神に溢れた、徹底的に“遊んだ”話で、そのドタバタファンタジーは、理屈抜きに笑えたし泣けた!


 喫茶店が舞台
 
 なぜ経営が成り立っているのか謎の、閑古鳥の鳴く喫茶店の常連は森でドングリを拾っては人に渡す中年・小向。突然毛糸でアクリルたわしを編み始めたりもする、エコな男だ。
 美人のママ・ゆりに惚れているのが一目瞭然だったりもする。

 で、この赤い糸が転がると、ミラーボールが回って、二人は魅惑のダンスを始める。
 全編、そんな調子だ 

 そーゆー枠組みの中に「現代の問題」のタネ。。。臨月を迎え、リストラされた夫と子供を2人抱えて喫茶店でバイトする朝子、その姉でニートの冬美などなど。。。がちゃんと植えられていて、1時間30分ほどの物語の中で、それは芽吹いて、観た者の心に優しい花を咲かせる。。。そんな舞台でした。
 
 10本ほど、Bの作品を観てきたがベストの1本だと僕は思いました(^ー^)
 
            

 「第19回下北沢演劇祭」は、無事終幕。
 いよいよ来年は「成人式」を迎えます。

 そして、僕の関わるもうひとつの演劇祭「第6回杉並演劇祭」が開幕した。
 それから。もう一つお手伝いしている「第1回日韓演劇フェスティバル」の2回目のオーディションが明日行われる。

 なんか祭づいてます
コメント
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