例えば『いちゃりば兄弟』の時は沖縄舞踊を学び、『祖父に捧げるブルース・ハープ』ではダイアトニック・ハーモニカ※を練習します。
※ブルース・ハープは、ホーナー社のモデル名。
本来はダイアトニック・ハーモニカ。
最近は「テン・ホールズ」の通りがいい。
で。今回『翔べ!イカロスの翼』ではサーカス芸にチャレンジする劇団東演なのである。
その指導をお願いした智春(チハル)さんが、3/3~8にかけて競われた「若手演出家コンクール2008」で最優秀賞に輝きました。
『カンパニーマン』という作品で。
主宰する「チィキィ*パークゥ」での演出に対する受賞ですが、このより演劇的な表現を求めるユニットの他にも、自転車芸の「ウッディー・ルック」、アクロバットに特化した「ティムタム」など複数のチームで活躍する“熱のあるパフォーマー”である。
順番でいえば、彼女が6月の「第1回日韓演劇フェスティバル」に出演することが決まって、その縁で『イカロス』にも・・・という話が持ち上がり、その時点で「若手演出家コンクール」の最終選考の4名に残っていたことは知ってはいたけれど・・・
まさか、グランプリに輝くとは。。。
だって、前述の『カンパニーマン』、彼女の、まだ2本目の作品なのだから…。
あくまで、芝居としての“演出”だけれど・・・。
とにかく。
そんな勢いのある「先生」と初めてコラボレーションを組むこととなったわけである。
そんな「智春先生」と今日の午前中少しつっこんだ打ち合わせをした。
以下は午後の、フォストフード店でのこと。
下北沢。
別の打ち合わせをしていた僕に、ドンと何かがぶつかった
なにせ地元のシモキタである。
誰か知り合いがフザケての体当たりかと、右を向いた。
耳からイヤホンが外れて垂れ下がった、手に発泡酒の500缶を握った、年の頃なら20代前半の女の子が隣の丸椅子に座っていた。
謝罪の一言もなく、ふらりと立ち上がると、まさに千鳥足で店の奥に2、3歩進んだと思いきや、踵を返して入り口に向かう。
その際、引きずったイヤホンが、別の椅子に絡みつく。
異常に気付いた店員が、それをほぐすのにも気を留めず、ゆらゆらと進む彼女。
店員さんは、なんとか彼女のバッグにイヤホンを突っこむ。
御礼の言葉もなく、彼女は店の外へ・・・。
あ。午後と言っても、夕方の4時頃です。
これも、ある意味での「出会い」???
彼女にいったい何があったのかしらん。
思いもよらないことは次々に起きますネ