麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

アミキ~イカロス雑感その1

2009年03月27日 | 東演
 阪神の金本選手。
 それはアニキ。
 

 映らないテレビや音の出ないラジカセなどを回収する軽トラがゆっくりと、昔でいえば「竿竹売り」のようなスピードで町をよく巡ってますが。

 その収集候補(?)の中に「ミシン、アミキ」ってのがあって。
 若い人は知ってるのかな? と思う。

 そりゃ、ミシンを知らない人はいないだろう。
 ただ「最近は触ってないナ。つか、そもそも持ってないし…。実家帰れば、お婆ちゃんが使ってた足踏みのがあるけど、今は色んなものが乗っかてて、台って認識だな」なんて人が多いのではないかしらん?

 となると、編み機なんて尚更知らないだろうな・・・。

 かく言うアラフォー世代の僕でさえ、幼い頃母が購入して、やたらスペースを取るヘンテコな形の、ヘンテコだけどフォルムとしては未来を思わせる銀色の・・・子供にはそんな風にみえた程度の。あ!あと、シャーシャーって独特の音ネ。覚えてるのは。
 ま、その程度の知識なんスけど。
 
 ・・・へたに触ると怒られたし

 まあ、編み機というくらいだから「何かを編む機械」なんだろううが。
 
 そんなアレを、今使っている人はどのくらいいるのだろう?
 廃品回収の「使わなくなったミシン、アミキ」というアナウンスで聞く以外、耳にしないものナ。

 そこで。このブログを書くにあたり、ちょいと検索してみた。
 ブラザーが5年前に編み機の生産販売を終了していた。需要は確実に減っていることが窺われたりする。
 
 今、おそらく縄文式土器を使ってる人がいないように、白黒テレビを見ている人が少ないように・・・。

 あ、誤解のないように言えば、家庭用編み機は廃れたけど工業用編み機の需要はある。家庭用ビデオでベータはVHSに敗れはしたが、業務用で生き残ったように「居場所」はあるのダ。

 かくいう「新劇」もピーク時の観客動員を大きく下回っている。
 他人の心配をしている場合ではない。活路を見出さねばならない。しかも、業務用的に、一部の愛好家に観てもらう、という選択肢は避けたいゾ、うん。
そんな意味で、小さなお子様からお爺さんお婆さんまで、幅広く楽しんでいただけるお芝居として『翔べ!イカロスの翼』を製作中なのである。

  

 けれども明日は稽古をお休みして、お客様をお招きしてのお花見です。
 (本番間近の『臨時病室』はばっちり稽古して、終わってから合流!)
コメント
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